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ティラミスのネームを描き終えて酒を飲んだ

木曜に約5年続いたティラミスの原作の仕事を描き終えて、作画の伊藤さんに渡すことができた。作品を通して言いたかったことは全部、そして第一話を描いた時から決めていたエンディングが描けたのでたぶん思い残すことはない。(はず)

ティラミス最長のページ数になってしまったが…あとは相棒の伊藤さんに託した!(いつも〆切過ぎてごめんなさい)

しばらくはのんびり過ごすつもりだったが、描き終えた途端に描きたいことがまたワラワラと出てきた。
特にエッセイが多く、
①自分の闘病時代と社会とのこと
②一番上の兄のこと
③これまでの活動と承認欲求のこと
④次の子供のこと
…などなど、なぜか切り売りする部分の多い人生なので…興味ねーよって言われても知らん、描きたいと思えるものから太々しくどんどん描いていこうと思う。
①と③については動き始められそうで、④については「おやころモチ」の第二期と、金曜に講談社で依頼をいただいた原作物の中に落とし込んでいけたら。

また自分の首と心臓を締め付けることになるんだろうど、本音を言えば全部やりたい。

土曜日は厄払いに鹿島神宮まで車で行ってきた。厄払いってあんな思いっきり住所とか名前を読み上げてもらえるんだな…「宮川サトシは数えで43歳〜」みたいに節をつけて読まれた時はちょっと笑ってしまいそうだった。笑うとご利益が得られなさそうだからグッと耐えたが。

神社の境内の中はキーンと空気が空気が清んでいて、とんでもない樹齢の木々が並ぶ間を歩くのはとても気分良かった。妻も娘もずっと笑っているし、世の中に人間はこの三人だけでもええんやないかな…なんてちょっと思ったりもした。

100円払って娘と鹿に餌を与えたりもした。よう食べよる。

運転中はずっと中村一義のプレイリストを聴いていた。先日発売された新譜で一気にまた中村信者に戻ってしまった。メロディのパターン数が多いしキャッチーだし、改めて天才だなと思った。5月のバンドセットライブを申し込むことを決めた。

Twitterに中村一義のことを書いたら思ってたより反応があって嬉しかった。昔は一人でこそこそ聴いてたから…。
っていうか「中村一義」って呼び捨てにしてる自分が偉そうで嫌だけど、もう個人名がアイコンというか、「中村一義」っていう四字熟語というか、名前そのものがデザインになってるぐらい好きだったので仕方ない。

帰宅してからジムで30分運動した。酒をやめてからアクティブだ。
トレーナーの関口さんとそのうち始める予定の原作企画のタイトルについてあれこれ喋って帰ってきた。ゲラゲラ笑いながら新しいアイデアがたくさん出たが、タイトルは結局決まらなかった。いつもと違って少しずつ掘り起こしていくように決まるのだろうか。

日曜の今日は、朝からMacBookのキーボードを直しに新宿のApple Storeに行った。母音とコマンドキー、戻るためのZキーがヘコヘコになっていたが全部無料で直してもらえてご機嫌に。全然お金の話をしてこないから途中で「無料だ」って察したけど、心の余裕から「え…これって保証内…ですか?」と、白々しい芝居をしてしまった。

昼にスープカレーを食べに「東京ドミニカ」に並んだが、並ぶほどではなかった。美味いんだけど、トッピング頼りなところもあって、武蔵野台の鳩時計には及ばなかった。

スープは豚骨をベースにした「黒」より、ベーシックな「黄」を選んだ方がよかった。店内におそらく店長の趣味でクリープハイプとかのJ–ROCKが流れっぱなしになってたけど、それも味に影響していたのかもしれない。

夜は「わたしはダニエルブレイク」をNetflixで観た。ダークナイトのジョーカーよりも自分はダニエルブレイク寄りだなと思った。
役場の壁に自分の主張を書き殴ったように、自分も漫画とか描いていけたらいいな。

あ、そしてついにお酒を解禁した。一ヶ月ぶりにハイボールを飲んだ。別に飲んでも飲まなくてもよい状況で、若い男女がベッドを共にするように、それはそれは自然な流れで、気がついたら口に酒を運んでいた。それについてはまた健康漫画で描くとする。

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