見出し画像

公開講座「源氏物語〜早蕨巻を読む〜」を実施

令和6年6月8日(土)、9日(日)の二日間「宮崎大学まちなかキャンパス」(宮崎市若草通りアーケード内)において宮崎大学公開講座「源氏物語〜早蕨巻を読む〜」を開催した。
今回の講座は令和年6度集中講義として、國學院大学文学部・山田利博教授が講師を務め、オンラインで講座を配信した。まちなかキャンパス会場において8名が受講した他、各自宅にて6名がオンライン受講した。
今回の講座は早蕨巻である。早蕨巻は総角巻の次の巻であり、最終巻・夢浮橋(ゆめのうきはし)巻に次いで短い巻である。内容は、前巻・総角で、薫と大君の、言わば意地の張り合いのとばっちりを受けたような形で結婚した中君であったが、巷の噂に反して、夫・匂宮は誠実で、とうとう中君を京に引き取る決心をする。この巻はそれまでの準備と、匂宮の邸・二条院に中君が到着するまでの話で、ハッピーエンドのようにも思われるが、「違和感」が以前から指摘されている。この物語について、当時の背景等に説明を加えながら山田教授が解説された。
 次回は、令和 6年 8月17日(土)・18日(日)に今回同様にオンライン形式で実施する予定としている。

講座の様子①
講座の様子②


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?