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こいもとちよ

わたしには、こいも・ちよ・きなこという、愛してやまない子たちがいます。
1番最初にうちの子になってくれた、きょうだいねこのこいも・ちよとのなれそめを、忘れないためにも書きます。

こいもは男の子でキジ白ハチワレ。ちよは女の子で黒白ハチワレ。
柄は違いますが、きょうだいです。

今年の5月5日のこどもの日を推定お誕生日にし、7歳になりました。

わたしはというと
それまで猫と暮らしたことがなく、小鳥しか飼ったことがありませんでした。そんなわたしが猫と暮らすようになったきっかけです。

7年前の5月初旬頃でした。
当時暮らしていた家の裏に畑があり、こいもとちよは、そこで生まれたそうです。※近所のおばちゃん談
こいもとちよと、あともう一匹いたのです。本当は。その子は全体がキジ柄で、可愛らしい子でしたが、身体が弱かったそうで、いつの間にか姿を見なくなってしまいました。。
その時はわからなかったのですが、恐らく、身体が弱い子は母猫が育児をしないそうです。あるいは、カラスや外敵に襲われてしまったのかもしれません。

生まれて間もない頃から家の周りをよちよち歩いたり、走り回ったりする姿を見て、あまりの可愛さに、わたしは唇を噛み締めすぎて、噛みきれそうなくらいでした。

こいもとちよのお父さんお母さん猫も、近所にずっと住んでいた様子で、お父さんはこいもと同じキジ柄で身体がおおきな子でしたが、足元にすり寄ってくるような甘えんぼさんでした。
(きっと、ちよのお父さんはこの子じゃないな。)
お母さん猫は、どうやら高齢の子らしく、柄はキジ白の白多めでした。

そうしているうちに、いつの間にかごはんやお水をうちの敷地内に置き、こいもちよ一家にあげ始め、気付いた時にはお父さんお母さん猫に、こいもとちよを託されていて、
こいもとちよの、ごはんの人になっていました。

朝晩、仕事に行く時と帰りに、にゃーにゃーごはんを催促するようになり、こいもなんて、家のドアを開けると、シュタタターと玄関に入ってくるようになりました。もしかしたら、こののおうちに住みたい!って思ってくれていたのかもしれません。
でも、まだその時はうちの子にする覚悟を出来ておらず、今から考えるとごはんやお水だけあげて、無責任極まりない行動をしていました。
当時、この先この子たち、どうしよう。。ずっとこのまま外でごはんやお水あげるんかな?
正直、やめたらこの子たちどうなるんかな?なんてことも思っていました。
そんな時、当時のパートナーに相談したところ、『この子たちはもう自分で狩りをして、ごはんを見つけることはできひんで。だって、もうそうすることを覚える前にごはんをあげてしまったんやから。その責任はあるで。』と返ってきました。
わたしはその時、なんて無責任に安易なことをしてしまったのか。と、初めて責任といものを感じました。30年以上生きてきて、きっと、人生初。

幸い?にも、わたしの母方の親戚は、みんな猫と暮らしていて、その中でも仲の良い叔母に相談したり、猫との生活を聞いたりして、日に日に大きくなってきて、コロコロ懐いてくれるこいもとちよと接しながら、やっと家族にきちんと迎える覚悟ができたのです。パートナーにも気持ちを伝えて、よし!迎えよう!と、心の準備万端になりました。

そうして、叔母に協力してもらって7月下旬。確か、7/24くらい?捕獲作戦を決行して、すごーく簡単にひょいっと2匹を捕まえて、それぞれをお風呂に入れました。
ギャァーーーーって言う間にお風呂、組み立てたゲージに入ってもらい、叔母にお世話の仕方を教えてもらって終了。
この日からうちの子になってもらいました。
それから次の日に病院へ行ってワクチンしてもらい、回虫さんと戦い💩、初めてのペットサロンデビューしたり。。と、慌しい猫ライフの幕開けでした。この時、恐らく5月初めらへんに生まれたかなーと、教えてもらい、お誕生日をこどもの日にしました🎏

初めの方は正直、生き物をお世話するってなんて大変!ていう毎日で、人間の器が極小のわたしは数日で心折れそうにもなってました。
今まで自分勝手に生きてきたのに、この子たちのごはんやお水が気になりっぱなし、身体がまだ小さいので食べたらすぐに💩する。まあまあ何回するねん💩。て、思ってました。しかもいっちょまえに臭いし💩。
気になって出かけるのも億劫になったりしてました。
でも、気付いたらお世話するのも、一緒に生活するのも当たり前になっていて、慣れてきて、気付いたら足元や目の前にちょこんといて。
名前を呼ぶと、にゃーんと可愛い声でお返事してくれたり、かけよってきてくれたり。

今まで感じたことのない愛おしさとか、癒しとか、その時にはもう責任とか固い言葉じゃなくて当たり前に育てるっていうような感覚になってきていました。
(元々の猫アレルギーも免疫が出来てへっちゃらにもなってました。)

あれからわたしの目まぐるしい人生にも、何回もした引越にも、ついてきてくれて順応してくれて、本当にありがとう。の、気持ちでいっぱいです。
もう7年も一緒。まだ7年しか一緒にいてない。
この子たちも、いつの間にやらシニアに近づいてきています。
でも、何回誕生日がきても、わたしの中ではまだまだ赤ちゃんみたいで。いつまでも甘えんぼで。
本当に本当に可愛い。本当に本当に愛おしい。
こんな素敵な感情があるなんて知らなかったし、それを教えてくれたこいもとちよには、本当に感謝しています。

猫と暮らすことが、こんなにも素晴らしくカラフルな毎日になると思ってもみませんでした。
毎日誰かに、可愛いね、だいすき、愛してるって言うと思ってもみませんでした。
なので、勝手に毎日幸せを噛み締めて暮らしてます。

こいもちゃん、ちよちゃん、きなちゃん、これからもよろしくね。
ママの子になってくれてありがとうね。

長い長い、なれそめでした。