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みやこ一家のプリンスへの挑戦 2023

はじめに

みやこのメイキングが大長編となってしまったので、他の子達のメイキングについてはこちらの記事でご紹介させて頂きます。

と言っても、プリンスの記事はどこからどこまで書けばよいのか、本当に悩みます。なぜかと言うと、プリンセスの写真は「演じるキャラクター像から世界観を作り上げる」のですが、プリンスの写真はどの子においても「自分が抱いているその子のパーソナリティを、1つの世界観に落とし込んでいく」という撮り方をしているからです。
アプローチが異なる理由は、普段作っているマイコーデの量の違い(特にみやことリック)だったり、撮影の準備期間の差だったりするのですが。

そうすると、いずれの写真も最終的に『自分がその子のイメージに合っていると思う、好きな構図で撮りました』という話に収束してきます。しかし、ではなぜそのイメージなのか、どうしてその構図で撮ったのかという話は、言語化するのが難しいな、と思うのです。そんなわけで、話の中にモヤっとする部分があるかもしれませんが、ご容赦頂けますと幸いです。

前置きが長くなりましたので、そろそろ本題。
今回、プリンスにはみやこ以外に下記の3枚を応募しました。

  • 笑顔の旅人 / ケント

  • 深碧の竜騎士 / リック

  • 虎の子の家族写真 / デビッド

笑顔の旅人 / ケント

笑顔の旅人 / ケント

どこからともなく現れて
そっと力を貸してくれた

あの旅人の姿を見たのは
いつのことだっただろう

御礼を言うと微笑んで
どこへともなく去っていった

時々彼のことを思い出すけど
誰も行方を知らないという

仲間と見せたその笑顔が
今でもずっと記憶に残っている

笑顔の旅人 PR文

この写真は、日暮れ時の天星郷の輝きの草原で撮影しています。具体的なロケ地は、魂の燭台で「輝きの草原・泉」にとんだところから見える、この場所です。

ケント 撮影ロケ地

この場所では、応募写真のように紺碧の試練場をクローズアップして背景に取り込むことができるのです。

おおよその立ち位置

撮影ポジションは大体この辺りで、

カメラズーム時

カメラを寄せるとこんな感じ。後ろに写る試練場が自然と日の丸構図になってくれる、まさに自然のスタジオです。

撮影風景

撮影には協力者(この場合は別アカウントのみやこ)が必要です。協力者にモーモンを呼び出してもらい、「よろこぶ」などのしぐさで飛び跳ねてもらうにします。それに合わせて、「裁定者の拝礼」のしぐさをキャンセルして、立ちポーズ「怪盗紳士」の状態に戻る途中で見せる、はにかんだ笑顔を切り取っています。

天星郷コーデ 応募用写真その1
天星郷コーデ 応募用写真その2

ケントくんは、毎年漠然と『笑顔の写真』を撮りたいと考えているのですが、アスコンの前に募集があったミナデイン(書籍)の『天星郷の冒険者』コーデ用の撮影をしている最中に撮れた上の写真2枚が非常にしっくりきまして、これをブラッシュアップすることにした次第です。ちなみに相棒のモーモンには、このままだと色が近すぎて同化してしまうことからお色直しをしてもらってます。

ちなみに、これらも全部『裁定者の拝礼』からしぐさキャンセル。裁定者のしぐさ、ホントに万能。。。
タイミングは左に移動してジャンプする直前ぐらいですが、コンマの違いで歯を見せるか見せないかが変わります。

既にある程度完成イメージがありますので、撮るまでは簡単だったのですが、問題はそのタイミング。現地に行くと判るのですが、この場所は時間帯によって大きく色合いが変わってきます。最終的にはアストルティア時刻で16時ごろ、いわゆる「マジックタイム」と呼ばれる前後の時間帯に撮影したのですが、この許容範囲がとても狭いのです。

AST15時ごろの写真
AST17時ごろの写真

撮影に堪えるのは、アストルティア時間の16時から17時まで、現実時間の3分以内です。それ以前だと明るすぎて試練場が見えなくなってしまいますし、それより後だと夕焼けに染まって、きれいな背景にはなるけど笑顔が引き立ってくれません。

モーモンの浮遊としぐさキャンセル、それにマジックタイムのバランスを見ながら、というタイミングを見ていく過程で撮れたのが、冒頭の応募写真となります。

PR文は、私達冒険者が旅先で出会った人々の目線から、冒険者の事を語った話として書いたものになります。

深碧の竜騎士 / リック

深碧の竜騎士 / リック

『空の民 竜族は
 大いなる力で 平定をもたらす』

鈍く光った緑色の鎧は
その竜族を象徴するのだという

やがて男はその言葉の通り 鎧を纏って
幾多の争いを鎮めていった

後に『深碧の竜騎士』と呼ばれた
ある騎士についての伝承である

深碧の竜騎士 PR文

続いてリックくん。

こちらの写真は、戦士の『体当たり』の特技を撮影したバトルフォトになります。カメラの視点は1に下げて目いっぱいローアングルから撮っていますが、身長の関係でエルフとエテーネ子供以外は同じ構図にするのは難しいかもですね。。。
ちなみに撮影場所は、バトルルネッサンスで挑戦することができるVer.4.0のストーリーボスのバトルエリアの1つになります。
(ネタバレ回避のために具体名の記述は避けておきます、ゴメンナサイ)

戦士/パラディン/ガーディアンコーデ 応募用写真1
戦士/パラディン/ガーディアンコーデ 応募用写真2

リックくんの今年の作品も、ミナデインの企画用にで撮った写真が起点でした。こちらは『戦士/パラディン/ガーディアンコーデ』のお題に合わせて用意したコーデになります。

もともと、この鎧は「炎帝の額当て」+「氷の魔王のマスク」の組合せを竜に見立てて「竜を装う」という表現が面白いかな、と思って組み立てた装備です。(タイトルの「竜騎士」はここから来ています)

ミナデイン没写真 かつ アスコン起点写真

募集期間はアップデート後のため、ガーディアンのバトルフォトを吟味する期間はありましたが、自分はお仕事のタイミングと都合でそれを検討する余裕がなかったため、戦士とパラディンの武器技、あるいは職業技から応募用の写真を撮ろうと思い、合間合間にバトルフォトを模索。

その中で、上の写真が撮れた時に自分の中でピンとくるものがありまして「今年はこれで行こう!」となりました。この時漠然と考えていたイメージが別にあったのですが、試し撮りを始める前にこちらで行くことにしたので、そちらもいずれはチャレンジしたいなぁ。

ちなみにこの写真を最初フレさんに見せたとき「写真はかっこいいけど右下(グリゴリぼうず)が気になるよね」、と。…うん、確かに(笑)

ミナデイン応募写真 その3

片手剣と盾もドレアの一式として用意していましたが、アスコン用にとっておくことにして、両手剣のドラゴンバスターに持ち替えた次第です。

余談ですが、このコーデは全体的に軽装の鎧であるものの、「炎帝の額当て」と「氷の魔王のマスク」で頭部の守りを重要視しています。これは動きやすさを優先しつつも、重要な部分は守ることで「前衛としての役割」を果たしているという、「竜装」とは異なる裏のコンセプトがあったのですが、これに気づいてくれたフレさんがいて、ちょっと嬉しかったです。

アスコン没写真

ただ、最終的にアスコンの応募写真においてはマスクを外しました。人間の姿の時は、表情の強みを強調してくれる印象を持っていたのですが、魔族の姿で撮ったときには、逆に顔のインパクトをぼかしてしまっているなぁ、と思ったのです。理屈ではなく感覚と主観の話なので、逆の印象を持たれる方もいるかもです。

2020年 アスコンプリンス応募写真 アース・ジャグリング

2020年のアスコンからリックくんの写真は「魔族」をテーマにしています。初めて魔族の姿を見たときにこの黒目に衝撃を受けたものの、逆にこの表情を活かす写真を撮れるのは面白いなぁ、という想いもありまして、今に続いてます。あと、「魔族」というのが、みやこ一家きっての中二病担当のリックくんに合ってるのも。

PR文はもともとのドレアイメージである「竜」と「戦い」から組み立てました。最終的な写真では額当てが隠れているので「竜」の要素が弱いかなぁ、とは思ったのですけど、これは自分の世界観優先にしてしまってます。

虎の子の家族写真 / デビッド

虎の子の家族写真 / デビッド

『家族写真を撮るぞ』
父ちゃんがそう言い出したのは、昨日のこと。

『みんなカメラの方を見るのよ!』
母ちゃんに言われるまま、カメラの方を見る。

…って、母ちゃん近いよ!
父ちゃんも近いし、暑くて臭い!

そんな感じで出来上がったのが、これ。
気づけばみんな大事にしている、家族写真になってるよ。

虎の子の家族写真 PR文

最後は末っ子のデビッドくん。撮影方法はとてもシンプルで、セットの立ち位置で「イスにすわる」のしぐさをすることで、トラの親子に抱き着いてもらった『家族写真』を表現しました。後ろのハートは、ホワイトデーのイベントで貰えた「マギハート」のしぐさです。

虎の子の家族写真 撮影セット

セットも超シンプル。両親の冠は、キングスライムのぬいぐるみをカメラの角度で隠して、冠だけが見えるように調整しています。セット後ろのイスは、「マギハート」する人の立ち位置用です。

2022年 アスコン応募写真 天使は願う

この子もみやこと同じで、もともとは全く違う写真を撮ろうと思っていました。というのも、デビッドくんは去年の写真が好評だったこともあり、人間姿で写真を撮りたいなぁ、と思っていたのです。
それに合わせて色々試行していたのですけど、結局どうも上手く活かせそうにないので今年は諦めることに。この「今年は諦めるまで」の過程も色々話があるのですけれど、もしかしたら来年には問題が解決してアイデア復活できるかもしれないので、ここでは控えさせて下さい。
ま、まだあのアイデアにも活路はあるんだぁ。。。(悲鳴)

前述のアイデアを諦めた時点ですでに〆切直前なので、もう今年はデビッドくん無しかなぁ。。。と思いつつも、悪あがきにレプリカ可能な家具をペラペラと眺めてました。

ギュッとトラぐるみ

そこで目に留まったのが、ギュッとトラぐるみ。
「2023年のお正月イベント」で登場したこのぬいぐるみ、「なんでギュッとくんとおなじで横むいちゃったの!?犬は正面向いてるのに!?」と、ハウジング好きな人達の中で若干物議を呼んだ覚えがありました。

そんな当時のことを思い出していたら、ふと「トラにギュッとされるのも面白いなぁ」なんて思いまして。そこから先はあっという間でした。

トラにギュッとされる
⇒ギュッとされているものは多分大事なもの
⇒大事なものを表現する言葉に『虎の子』がある
⇒調べてみたら、虎の子の語源は「虎の親が子のことを大事にすること」から来ているらしい
⇒トラぐるみを「虎の親」に見立てれば「虎の子」の表現ができそう!
⇒虎の親子なら、「トラにギュッとされる」のも自然な話!

あっという間に連想リレーを駆け抜けて、ぬいぐるみを並べて写真撮影。丁度空いてる上の部分がもったいないので、仲良し家族の雰囲気を醸す「マギハート」を足して、完成! PR文もその勢いで書き上げてしまいました。

カラス天狗の衣装(デビッド)

みやことの対比で、カッコイイ系前衛プク(※)として育成中のデビッドくんですが、たまにはこういうのもいいかなぁ、と思ってます。自分が気に入ってるのが、何よりの証拠。

※人間時が大人な褐色男子なので、かわいい服を着てると盛大に事故る、という裏事情も有ったり。

そんな感じで思い付きで撮った写真でしたが、思いのほかご好評頂けて嬉しいです。そしてなんと、昨年に続いてテオリルさん( @teoril_dqx )がデビッドくんのイラストを描いて下さいました!
何この可愛い横顔。。。応募写真も全身写真も正面しかなかったのに、横顔を補完してくださってありがたやぁ。。。

以上が、みやこ一家のプリンスメイキングになります。
今年も自分が好きだと思える写真を撮ることができたかな、と思います。

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