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2023/09/04 osasuna vs barca

雰囲気って大事


ALINEACION

前節ビジャレアル相手に4-3と打ち合いを制したバルサは、左SBをマルコス・アロンソに変更。そして新加入が発表された、カンセロ、ジョアン・フェリックスが早速ベンチ入りをしました。
一方オサスナは前節からGK含めて3人変更しました。

オサスナボール保持

キックオフ直後にバルサに決定機到来。
デ・ヨングからギュンドアンへのフライスルーパス、ヘディングでの落としはレヴァンドフスキに合いませんでしたが、後ろにいたデ・ヨングがシュート。惜しくもポストを叩き、こぼれたボールをレヴァンドフスキが打ちますが、合わずにゴールの外へ。
01:00でオサスナゴールを脅かしました。
開始一分のピンチから一転、オサスナが一気にチャンスを作った01:25のシーン。レヴァンドフスキの外したシュートから獲得したゴールキック。GKからビルドアップを始めます。形は4-1-4-1。バルサの守備陣形は最終ラインとピボーテは4-2で構え、ヤマルは相手左SBを捕まえ、ギュンドアンは相手アンカーを。ガビとレヴァンドフスキは2CBとGKを捕まえに行きます。
中盤に降りてくる3人目となる選手にはピボーテ2人が捕まえに行き、ハメにかかります。
この時、オサスナは右サイドで2vs1の状況を作る事が出来ます。頻繁にこのスペースにロングボールで放り込み、ラインを上げ、バルサを押し込もうとしました。
この時はGKから中盤に降りてきたオロスへのパスを、本来であればロメウが捕まえるはずが、ヤマルまでいってしまいました。
結果、エランドへ落とされ、フリーとなったクルスへ。そのまま一気に裏へ抜けたアルナイスへ。

ヤマルの経験不足からか、自分にまかされているタスクを簡単に放棄してしまうのはよろしくない。

バルサボール保持

以降、いつも通りバルサがボールを保持する展開に。配置は3-2-5。
オサスナは4-1-4-1でしたが、前線の5人は、積極的にバルサの最終ライン3枚とピボーテ2人にプレスに行きました。
また、バルサの2.5列目に顔を出すギュンドアンとガビ。特にギュンドアンにはヌニョスが積極的についていきました。

ただバルサは、こんなもんで捕まるようなチームではありません。
クンデから相手を背負った状態でもロメウに当て、ラウールの背後の選手にパスを出す。これでラウールを剥がせるので、そこにオサスナの2列目の選手がプレスしに行けば、バルサの選手は1人ずつ空いていき、パスが通しやすくなります。
なのでオサスナは前からのプレスを止め、5-4-1と撤退することに。

こうなればバルサらしく、最終ラインを相手陣地まで上げ、相手を押し込みながらやりたいサッカーが出来ます。
バルサの狙いとしては、左サイドでガビやレヴァンドフスキ、時にはギュンドアンも集まることで相手を集め、右SBのセルジ・ロベルトを経由してヤマルへ渡し、ヤマルの左足で何かを起こす。
勿論単にこの動きをするだけでなく、36:45のようにショートパスだけでエリア内に侵入したり、ギュンドアンを裏へ走らせる動きを見せることで、更にラインを下げさせ、色々なプランを持っていることを相手に突きつけながら試合を進めました。

そして45+1分。CKからクンデのヘディングで先制に成功。良い流れでハーフタイムを迎えられました。

後半のバルサの修正

後半に入ってからバルサは、右SBセルジ・ロベルトのボール保持時のタスクをヤマルへの繋ぎ役ではなく、前線の6人目として潜り込ませるように変更しました。
結果として、オサスナのアルナイスもロベルトに引っ張られ最終ラインに入り込み、中盤の人数が3枚となります。
そこで生まれるのが、3枚の横のスペースで、47分のシーンでは右のスペースをクンデが使い、最終的に左のスペースにいたデ・ヨングまで繋ぐことができ、前向きの良い状態でボールが持てました。

後半59分、フェラン・トーレス、カンセロを投入し、右サイドを更に活性化させようとしましたが、上手く試合に入れなかった印象。

オサスナのイケイケムード全開

62分のオサスナの3枚替えから、スタジアム全体の雰囲気もアツくなり、オサスナがボールを持ち続ける展開に。
ただ、この交代した3人は点を獲ってこいというメッセージ付きだったからか、1人勝手に前へ行ってしまったり、戻りが遅かったりと、守備面でバランスを崩し、70分にバルサのビックチャンスを作らせてしまいました。

バルサは、押し込まれた際、デ・ヨングやロメウが最終ラインに入り込む傾向があります。その分ペナルティエリア前を誰かが埋めなければいけないのですが、埋め切れず、セカンドボールを拾われ続ける展開に。
そこからついに76分エセキエルの左足炸裂、同点となりました。

このままオサスナが押し込むのかと思いきや、レッドカードで1人退場。
レッドカードを出すきっかけとなったプレーで獲得したPKをレヴァンドフスキがきっちり決めて、2-1となりました。

最後に

オサスナのスタジアムの雰囲気はとてもよく、チームの勢いと一体になっている感じが最高でした。だからこそレッドカードで10人対11人となってしまったのは残念でした。
バルサとしては、勝てたのはもちろん一番ですが、カンセロとジョアンフェリックス、イニゴ・マルティネスを少ない時間でも試せたのは良かったのではないのでしょうか。

La Liga Jornada4
CA osasuna vs FC Barcelona
   1     ー   2
AVILA 76   45+1 KOUNDE
          85     LEWANDOWSKI


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