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仙台デデンネカップ ターボ白馬パルキア【全文無料】

初めまして。miyaと申します。

7月18日にデデンネカップに参加してきました。まずは主催してくださった方々に敬意を。今大会で使用したターボ白馬パルキアについて解説と反省を書きます。途中途中に主観がありますが、あくまでも個人の意見ということを踏まえて読んでもらえたらと思います。長いのでお時間ある時にでも。

1:白馬パルキアに至る経緯(雷ターボパルキア→ターボパルキア→白歯パルキア→ターボ白馬パルキア)

1-1:雷ターボパルキア

 現在、日本で主流なのは裏工作パルキアだと思います。次にターボ構築が流行っているという印象です。まずはパルキアを使うならミラーマッチを制することが出来ることが第一。シェア率トップですし。これを踏まえて最初に組んだのが、JCSで話題になった「雷ターボパルキア」ですね。レシピをお借りして、組んで回してみて思ったことがいくつか。
・ミラーには強いが、それ以外の時ははっきり言って裏工作の方が強い。
・確かに強いけど、エネの管理がしんどい。特にたっぷりバケツが引けないと水エネの需要と供給が合わない(需要に対して供給が少ない)
・プロが回すから強いだけで、私みたいな一般プレイヤーが上手く回すことが難しい
 上記のことから、雷を抜いてターボに寄せた方が良くないか?という考えに至りました。強いんですがね。

1-2:ターボパルキア


 というわけで、次に組んだのがターボパルキア。既存のうらこうさくに勝てるパルキア、というコンセプトなだけあって、確かに裏工作型よりもスピードがありました。ただ、これは「ミラーの時は先にぶんまわったもん勝ち」というしょーもないゲームになりそうなので没。じゃんけんぽんで決まる勝負はしたくないですからね。

1-3:白「歯」パルキア


 上記2デッキを組んで回してみて。この段階ではまあターボパルキアで出ようかなと考えていたのですが。ターボミラーは割り切るしかないかなと。そんな折に海外大会の情報が入ってきました。どうも白馬パルキアが優勝したらしい、と。気になって覗いてみると、なんと裏工作にもターボにも勝ってるっぽい。これだ!と思い組んでみたのですが、一つ問題が。
・メロンやかがやくゲッコウガで手札を補充するのに、手札が5枚以下になる状況があまりない。あったとしても4枚になる程度。そのためにわざわざ2ターンかけてビーダルを準備する意味が分からない。
という点。
 海外ではツツジやビーダルが流行ってるからでしょうか。対策が厚めな気がします。何よりビーダルは信用ならん。運ゲー……

1-4 本命「ターボ白馬パルキア」


 上三つで一番可能性を感じたのが白歯パルキアなんですが。ただどうしてもビーダルを入れた強さが分からん。そんなときにふと思ったのが「ビッパビーダルをミュウに変えて、ターボ寄りにした白馬パルキア強いんじゃね?」と。使ってみるとまあ強い。上記のうらこうさく型もターボ型もメインアタッカーはパルキアなので、基本的には両ベンチ5体+ベルトの290ダメージが最大なんですね。ダンデ込みで330ですが。
 白馬バドレックスなら基本的にパルキア相手にワンパンされることはないですし、ベンチを絞れば一方的にベルト込みでパルキアをワンパンできる。ミラーを制しつつ、従来のターボパルキアの強みもある。スピードも火力も耐久も見劣りしない、という面でこのデッキに決めました。

2:デッキ構築と採用理由


デッキレシピは以下に。

2-1 採用枚数と理由の解説


パルキア このデッキの片翼。スターポータルでエネを加速しつつ従来のパルキアの立ち回りをすることが出来る。白馬もいるので2-2採用。

白馬バドレックス このデッキの核。今の環境において大体の攻撃を一発は耐えてくれる。パルキアと弱点分散ができるのもGood。パルキアもいるので2-2採用。

スイクンv 後手1殴りができると強い。ターボの強みを活かすためにも1枚採用。特性のしゅんそくが地味に偉い。

スターミーv アルセウス○○に超強い。相手がトリニティノヴァを撃った場合、場にエネが6枚存在することになるので300ダメージ確定。ベルト込みで330、ジュラルドンワンパン圏内。ダブルターボエネルギーのついているアルセウスを残しておければ、次のトリニティノヴァをHP10残してギリ耐えれる。ベルトは知らん。

クロバット・ネオラント デッキ回し要因。ネオラントで勝ちにつながる試合が結構あった。個人的にはネオラントを2枚採用しようとも思ったが、ベンチで邪魔になるので1枚。初手のたねポケモンがこいつらでも捲り可能でした。

ミュウ ターボだからね。グッズ沢山持ってきてくれる。4枚入れたかったけど、枠がないので3枚採用。中盤終盤はボール系の切り札にもなるし優秀。

かがやくゲッコウガ 強すぎる。説明不要。

コオリッポ レジ・ハピミル・ソルルナ対策になる。好みの枠かも。

バケッチャ スタジアムに触る方法がないのと、雪道がしんどすぎるのでボールで持ってこれるバケッチャ採用。活躍した。

クイックボール・ハイパーボール 序盤、中盤、終盤、隙なく使える。エネ落としや後述するネジキ用にも使える。さすがに4-4採用。

たっぷりバケツ 元は2枚だったが、エネに触る手段が少なすぎるため3枚採用。2枚じゃ少ないし3枚じゃ少し多い。ここは好みポイントその2。

回収ネット ミュウやゲッコウガを戻せる。雑に強い。1枚じゃ足らないし3枚じゃ多い。

ふうせん 2でもいい。バトル場の白馬・パルキアを逃がすのに良い。

ヒスイのヘビーボール サイドにデッキ回しポケが落ちたらしんどい。カイで触れるし1枚採用。これでサイドにベルト2枚とダンデ落ちてるの見えた時はさすがに絶望した。

こだわりベルト 白馬につけることが多い。というか8割白馬。素点250にベルト込みでvstarワンパンライン、ダンデ使えばvmaxやおまもりのついたvstarも倒せる。2枚必須。

ともだちてちょう ピン刺しのカイやダンデを使いまわすため。ネジキは多分戻すことはない。

ツールスクラッパー 偉い。お守りを壊してベルト+ダンデの要求値を下げることが出来るし、自分のベルトを壊して風船に付け替えることも可能。汎用高い。

ポケモン入れ替え ダイランスを撃って燃えカスになった白馬をベンチに戻すため。入れ替え→風船付きミュウ→回収ネットでぐるぐる回すこともあった。

トレッキングシューズ デッキを実質58枚にできるカード。困ったら使える。

メロン 後手1殴りや手札補充、2エネで技の撃てるポケモンが多いこのデッキに4枚必須のカード。手張り+メロンでダイランスを連発できるのも強い。
カイ もともと非採用だったが、ヘビボ・いれかえ・ツールスクラッパーに触れる点、後手1が無理そうならポケモン+バケツを持ってきて盤面形成に役立つ点、困ったらこいつを打てば大体解決してくれる点から採用。

ボスの指令 もともとクロススイッチャーだったがそんな枠はない。基本的にボスを絡めて2-2-2でサイドを取ることを目標としている。3-2-1でもいいかも。

ダンデ 意外と有能カード。先述のとおりベルトと絡めてvmaxやお守り付きvstarをワンパンできる。またパルキアがアタッカーの場合、ベンチを絞られていてもこの30点で飛ばしきれる場面があったりする。

ネジキ 今回のMVP。こいつがいるだけでげっこうしゅりけんを2回撃てたりする。ベンチに敢えて白バドやパルキアを進化前で残し、ボール系で手札のゲッコウガやコオリッポをトラッシュした後にネジキを使えば、いきなり3エネついたゲッコウガ・コオリッポの爆誕。また、ベンチのクロバット・ネオラントといった負け筋になるカードをミュウ・バケッチャといった非エクのカードにすることで負け筋を消すことが可能。思ってた数倍仕事してくれた。有能。ワーオ。

トレーニングコート 雑に強い。スタジアム張り替え用としても2枚採用。腐る試合はあった。あとは脳死でトレーニングコートを置いてはいけない……。

水エネ 8枚。これ以上は多いしこれ以下は少ない。

2-2 採用検討カード

エンペルトv 今日仲良くなった方が採用していた。ギラティナの対策にもなるしいいかもしれない。というか入れる方向で考えている。ミルタンク対策にもなるし。

マリィ 手札干渉がないのは少ししんどいかも。ただ、あまりにも事故ってるときはそのマリィすら来ないので不採用。相手に干渉する暇があるならそのスピードを自分の回りに使いたい。

ツツジ 白馬でサイド3枚とられるし、使いどころはあるカード。前は入れていたが、ツツジを撃った後に雪道ツツジされた時点で抜くことを決意。どれだけ手札を減らしても運命力のある人は持ってくる。それだけの話。あと序盤腐る。

崩れたスタジアム ダメージを負った白馬をベンチに戻し、崩れたスタジアムを貼れば相手にサイドを与えないことが可能。またベンチがフル展開で8匹になった場合でも、パルキアの打点が60+20(4+4)で220、ベルト込み250になるのでダンデを絡めれば一方的にワンパン可能だったりする。枠がないため不採用。

キュレムvmax 火力は確かに優秀で、4エネついていればベルトなしで320点出るが、手張り+メロンで技が打てない点、さるぢえを絡めるにしても手札にエネがなければいけない点、逃げエネ3な点などから白馬と差別化できる……。某カードショップに行ったら、vvmax280円だった。高い……

3:デデンネカップ結果

予選 3-2
1戦目 ジュゴン ○
備考:ネオラントにスターポータル→ネジキでゲッコウガにしてげっこうしゅりけんで流れが来た気がします。

 2戦目 うらこうさくパルキア ○
備考:相手の残りサイドが2枚、自分が4枚だった際、自分のバトル場に白バドレックス、ベンチにネオラント・ゲッコウガだった際、ネジキでネオラントをバケッチャに変更→相手のバトル場のパルキアを倒してサイドが同数になったところで、お相手はバドレックスをワンパンするすべがない+ベンチのネオラントを狩れていれば勝てていた場面ですがネジキでバケッチャに変わっていたのでサイドを1枚しかとり切れず、ターンが返ってきてそのまま勝利。ネジキ優秀。

3戦目 ミュウツーソルルナ ○
備考:バドレックスvmaxの上技、エンペラーライドでルナトーンを延々狩り続けて勝ち。ベンチに4体ソルロックが出てきても、手張り込みで5枚(150点)なので2回は耐えます。ベルトはツールスクラッパーで対処。

4戦目 ギラティナ ×
備考:初ギラティナ対面。スターレクイエムに脅え、自分のテンポが落ちてそのままズルズルと押し切られました。

5戦目 ギラティナ ×
ヒスイのヘビーボールでサイドを見た際、ベルト2枚とダンデが落ちていることが発覚。どうあがいてもギラティナをワンパンできずテンポ負け。事故負けと言わせて……

サブトーナメント(勝ち残り) 1-1
1戦目 雷ターボパルキア ○
 クワガノンのグッズロックで止まらず、先行2ターン目にスイクンでクワガノン突破、そのままバドレックスとボスの指令でパルキアを狩って勝ち。

2戦目 アルセウスギラティナ ×
白馬を立てずになんとか対処できないものかと思案。先行2ターン目からトリニティノヴァを連打され、後続のギラティナ2体育った時点で負けを悟りました。ターボ型にもかかわらずターボ出来なかった試合ですね。

 合計4-3
という結果になりました。敗因は自分の対策・経験不足でした。
 対ギラティナは、デッキ相性が明確に不利というわけではないと考えます。
 スターレクイエムは問答無用で即死ですが、ロストゾーンを10枚貯めていないと使えないことから、それまでに白馬でギラティナ2体を取ってサイドを2-3にしておけばそのまま勝てるし、ウッウでミュウを狩られ、サイドが6-5になったとしてもダンデしゅりけんで裏のキュワワーと前のウッウを狩って4-4に追いつき、白馬で2-4、返しで倒されても2-1なのでそのまま倒す流れは作れます。新環境でも戦えるポテンシャルは絶対にあります。対ギラティナはよりスピードが求められる印象です。

4:最後に

 ここまで読んでくださった方も、端折りながらでも読んでくださった方もありがとうございます。
 ポケモンカードゲーム歴も浅く、まだまだ若輩者ですが、これからもたくさんのイベントに参加できたらいいなと思います。noteを読んでくださり、ターボ白馬パルキアに興味を持っていただけたら嬉しいです。
また、気になることがあればTwitterで質問も受け付けますので、お気軽にご連絡ください。

twitter→@miya_luxray

万が一、このレシピが誰かと丸被りしていたりしたらごめんなさい。一応全部自分で考えたつもりです……。

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