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ぎんなみ商店の事件簿 井上真偽

この2冊は同じ題名で兄弟編と姉妹編で構成されている。
2冊とも起こる事件は同じなのだが、それぞれの見解がありたどり着く事件の結末が違う。
同じ事件でも捉え方・事件との関わり方で結論が異なるのが面白い。
ただ、真実が2つあると言うより、私はこの2冊で事件の真相(詳細)がわかるような感覚になった。
どちらから読んでも事件を違った方向から読むことができる。また、そう言った考え方もできるのかと新しい発見もできるから2倍面白い。
全3章あるのだが、私は
1章 姉妹編→兄弟編
2章 兄弟編→姉妹編
3章 姉妹編→兄弟編
の順番で読んだ。特に意味は無いのだが、なぜか交互に読みたくなった。
事件解決と言っても、この姉妹編・兄弟編がそれぞれにおいて事件を解決しているわけではない。
事件の真相よりなぜそのような行動に出たのかを知りたく、その理由が聞けたので事件の真相については触れていなかったりする。(その場合、どちらかで真相は明かされている)
その為、どちらから読んでも最終的に両方読みたくなるので2冊購入し一気読みすることをおすすめする。

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