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1クレでも多くプレイするための節約術

こんばんは。
今年度からN.B.SQUADに所属しました、富士山こと辻ことMIYAと申します。
最近、コートのフードに何でも収納できることに気がつきました。

こちらは、N.B.SQUAD Advent Calendar 6日目の記事です。

執筆開始から永遠にカレンダーが貼れなくてパソコンと拳で語りそうになっています。貼れてますかこれ。

前回は9℃さんのこちらの記事です。

公開前から「将来チラシになりたい」というタイトルはいったいどういうことなのかと思っていましたが、ギタドラ 8:その他 2 という感じの愛情を感じる記事でした。
残念ながらギタドラはやっていないのですが、ちょっと触れてみようかなと意欲がわいております。次ミタマ行ったらやります。
ちなみに、個人的にはトマトジュースとカレーのあたりが一番好きでした。


そして9℃さんの記事を読まれた方は、既に違和感を覚えているかと思います。
今日の記事は「冬に優しいあったかスープ作成」と言ったな

コマンドー名シーン

締め切り3日ほど前に急に気が変わり、金曜日に突貫でこの記事を仕上げています。間に合うのかこれ。間に合いませんでした。
推敲? なんですかそれは……。


そして本編に行く前に、遅刻してしまい大変申し訳ございませんでした。鱗滝左近次、冨岡義勇両名が腹を切ってお詫びします。
だいたいはAdvent Calendarが貼れないせいです。嘘です。愚か者な己のせいです。本当にすみませんでした。

本編

さて、このN.B.SQUADの記事を読んでいるような皆さんは確実に音ゲー大好き勢でしょう。(ここに音ゲー嫌いな奴いる? いねえよなあ!)
私も昨年の9月に、人生初の音ゲーとしてノスタルジアをプレイし、以後音ゲーマーとして楽しくやっています。ちなみに今一番苦手なのはノスタルジアです。おかしいですねえ……。

スマホなどのタブレット端末での音ゲーも栄えていますが、ボルテやウニ、私は苦手ですが弐寺、ノスタルジアなどなど、アーケードの音ゲーもまた違った楽しさがありますよね。時間が許す限り永遠にやっていたいです。その前に腕が破滅しますが。

しかし、アーケードの音ゲーには、その全ての機種に共通する致命的な問題があります。

後ろに人が並ぶ恐怖と威圧感を味わうこと?
ゲーセンに行くまでが面倒くさいし寒いこと?

いいえ。もっと強大で根源的です。
アーケードの音ゲーをするときの一番の問題点、それは

お金がかかることです


1プレイは基本100円
これだけであればたった100円。100均で1個品物を買うのに躊躇う人はそういません。余裕でコンビニで募金できる富豪もいるでしょう。(音ゲーマーは除く)
しかし、5回プレイすれば500円
例えば、ボルテとウニと弐寺、それぞれ3回ずつプレイすればもう1000円近くに達します。

1000円あれば、アークナイツの初回課金なら石が20個買えますし

これ20個で6回ガチャが引けます(うろ覚え)

ブルボンのチョコラングドシャ 78円は12袋食べられる計算になります。

12袋食べると3,036kcal ご飯約12杯分

一日で12袋消費は糖尿病チャレンジと言っても過言ではありません。短命県青森もびっくりです。

つまり、アーケードの音ゲーというのはなかなかの出費になります。
時間の許す限り、欲望の赴くままに音ゲーを貪れば、腕よりも先に財布が破滅します

しかし、暇さえあれば指を動かし、痴漢の練習をしている音ゲーを極めようとしている音ゲーマーにとっては、1クレでも多くプレイしたいものです。

ということで、ようやくタイトル回収です。
1クレでも多くプレイしたいみなさまのためにぃ~

食べられる雑草を紹介したいと思います

これで食費を音ゲーにつぎ込むことが出来るようになります。
大学生の食費の平均は一月でだいたい2.3万円らしいので、これで約230回分プレイできる計算になりますね。無事に腕が壊れそうです。

ここでの雑草とは、「無料で手に入る植物」とします。

また、日々の生活で簡単に入手することが出来るように、弘大内で見つかる雑草に絞って採りました。厳密に言うと農生棟付近です。
なので、他大学の方には参考にならないと思います。申し訳ございません。

探索開始

小雨のしとしとと降る中、散策していきます。

早速見つけました!

多分ヒメオドリコソウの葉っぱ

多分ヒメオドリコソウです。
こちらの姿の方が見慣れているかもしれませんね。

ヒメオドリコソウ(はる、なつのすがた)

このピンク色の部分を取って蜜を吸った経験のある方も多いと思います。
私も見かけると反射的に吸う習性があります。狂ったように吸います。

残念ながら今の季節は花が無く、蜜は吸えません。
来年に期待して、今回は葉を食べるとしましょう。
雰囲気から察している方もいるかもしれませんが、ヒメオドリコソウはシソ科の植物で、食用です。
しかし、葉をこすると悪臭が発生し、さらに表面に毛が生えているので食感も悪いらしく、アク抜きが必須だそうです。

まあシソ科なのでそのまま食べても問題ないです。

食べるとほのかにシソっぽい味がしますが、それをはるかに上回る青臭さが全てをかき消しています。草のシソ風味です。シソも葉物も好きな方にオススメです。


次です。

多分セイヨウタンポポ

タンポポです。花が綺麗ですね。
日本のタンポポは春にのみ咲きますが、外来のセイヨウタンポポは一年中咲いているそうです。たくましいですね。

ニホンもセイヨウもどちらも食用です。タンポポはコーヒーにもなるそうで、その上お通じを良くしたり、むくみを改善したりする効果があるそうです。
食べた当初は普通に葉っぱ系統の味がするなあって思いましたが、噛んでいくと強い苦みを感じました。噛めば噛むほど苦い。奥歯の方がすごい苦い。ずっと苦い。
でも苦いのが好きな人は美味しくいけそうです。

ちなみに、タンポポにそっくりな品種にブタナというものがいます。

こいつです

種同定を実践する講義でこいつに死ぬほど悩まされました。いつか焼き払って一本残らず駆逐してやるからな。
見分け方は、タンポポは一本の茎に1つの花ですが、ブタナは一本の茎の先が枝分かれしていくつもの花を付けます。あとでかいです。



次です。

ハルジオンかヒメジョオン

ハルジオンヒメジョオンです。
茎を切ったときに、中が空っぽならハルジオン、白く詰まっていればヒメジョオンなのですが、爪で引きちぎったらもうなんも分からなくなりました。あーもうめちゃくちゃだよ。

左がハルジオン、右がヒメジョオン

味はなんか……無味……?
ふわっと花みたいな香りが口の中に広がりますが、その後葉物系の苦みが僅かにして、そして消えます。後味はなんかの花って感じがします。
花のような味ということで、女性の方に良いんじゃないでしょうか。多分。



次はようやく来てくれました!

ヨモギ

ヨモギです!
香りが強いことから、古来より邪気を払うものとされていました。
草餅等にも使われている、れっきとした食用の雑草です。
味は、とても青臭いです。青臭さの中に芳醇な青臭さを感じます。
青臭さが織りなす素敵なハーモニーを感じます。
草餅を食べたことがないのですが、本当にこんな味なら子供も泣き叫んで喜ぶかもしれませんね。



次。

ギシギシ(推定)

ギシギシ類です。
日本には元々ギシギシが繁殖していましたが、近年エゾノギシギシが侵入し生息地を広げています。ギシギシエゾノギシギシの交雑も問題になっています。さらに、エゾノギシギシの近縁のアレチギシギシナガバギシギシも外来種として定着しています。

……は?

ギシギシがゲシュタルト崩壊してきました。

ギシギシとエゾノギシギシは見た目がそっくりで、花が無ければ全く見分けが付きません。
しかし、冬はもう花が生えていないので、見分ける術はありません。完全にお手上げです。
というか両方の特徴を備えた交雑種まではびこっているのでもう訳が分かりません。殲滅しろ。

左がギシギシで右がエゾノギシギシです。気が狂いそう。

ギシギシは食用ですが、エゾノギシギシは食用では無いそうです。
まあギシギシということにすれば問題は無いです。

味は葉物特有の味がします。ルッコラみたいな風味ですが苦みが強いです。あとなんか変な……なんだろうこれ……不思議な後味がします。
ミステリアスな風味ですね。

ちなみにスイバという植物も存在します。
「酸い葉」が名前の由来らしく、酸っぱい味がする食用の野草です。

永遠に見分けつかんわこんなん



次。

シロツメクサ(クローバー)

シロツメクサ(クローバー)です。
四つ葉を探して地面を転げ回った記憶がよみがえります。

青酸化合物が含まれるらしく、生食はあまり推奨されていないらしいです。

それはそれとして食べると強烈な青臭さがガツンと来ます。めっちゃ青臭い。口の中がずっと青臭い。苦みとか無いです。ひたすら青臭いです。鼻まで来る青臭さです。強烈としか言わざるをえません。
ウサギとかこれ食ってんの?



なんだろうこれ

なんかよく分からないやつです。
「なんか見たことある気がするけど名前が出ない」草です。
生物や国際園芸の友人に見せたのですが、だいたい皆同じことを言っていました。
結局なんだか分かりませんでしたが、美味しそうな見た目をしているので食べます。
味は青臭いです。一口目からすごい青臭いというか薬品????
食えたものではないです。え、薬品??? 薬品食べてる????
舌がぴりつく感覚がします。化学薬品?????



品種 謎

りんごです。
ただで貰いました。
「無料で手に入る植物」なので、今回のレギュレーション的に入れても問題は無いはずです。
味は甘くてみずみずしくて美味しいです。今までがウソのよう。



以上です。
他にミツバらしきものがあったのですが、毒性の強いキツネノボタンと見分けが付かず断念しました。
血便を出したくはないので仕方ないですね。

左がミツバで右がキツネノボタン
無理


ということで戦果が以下になります。

右から、ギシギシ(かも)、ヒメオドリコソウ、ヨモギ、ハルジオンかヒメジョオン、クローバー、タンポポ、謎です。

この冬の季節においてはなかなかの戦果ではないでしょうか。

ちなみに中が白いのでヒメジョオンでした


さて、この雑草たちをどうするのか。

――太古の時代、人類は、火を獲得したことにより、暗闇を克服し、天敵を撃退し、そして多くの物を食べることができるようになりました。

私も例に漏れず、その恩恵にあずかろうと思います。

天ぷらにします

素材の味を楽しめる素揚げでいこうと思いましたが、先輩に止められたので天ぷらになりました。

このためだけに買われた天ぷら粉

本来であれば茹でてアクを抜くべきですが、火を通すので問題ないです。
近年の研究で、揚げればカロリーが0になることが分かっています(注1)
カロリーも吹っ飛ぶくらいなのでアクも飛びます。

前日に一緒に串焼きのお店に行ってきたので、揚げられる意気込みはバッチリですね。

ギシギシ(仮定)もそうだと言っています


全ての味のハーモニーをいっぺんに味わうために、かき揚げにしようと思います。

美味しそうですね。
油の跳ねる音が食欲をそそります。飢えて限界の腹が悲鳴を上げています。

ひっくり返しつつ待つこと数分……

出来ました

どこからどう見ても美味しそうなかき揚げです。
きつね色の衣が輝いています。食欲を刺激する香りが漂っています。

ヒャア我慢できねえ! 食うぞ!

いただきます

端の方は普通に葉物の揚げ物って感じで普通に美味しいです。
でかい真ん中のあたりに来ると苦みが強いです。
恐らくクローバーと謎の葉っぱに当たるとめちゃくちゃな味がします。どれほど厚い衣であっても突き抜けて、青臭さと薬品のような味が舌先を刺し貫いてきます。
揚げた程度では到底断ち切ることのできない、芳醇な青臭さを感じます。
衣が美味しいです。

真ん中のあたりの断面
何故かパワポ上で「食べかけのケーキとフォーク」扱いされるかき揚げ

食べ続けていると、だんだんと味がしなくなってきました。
にもかかわらず、口の中に入れようとすると箸が止まります。不思議ですね。

ごちそうさまでした。

途中で一味唐辛子による味変を試みましたが、なかなか合います。
辛みだけを感じる程度にかけるのがコツです。


結論

生食、天ぷらと、ここまでやってきましたが、皆さんも気になっているであろう、一番美味しかった雑草を発表しようと思います。

栄えある1位に輝いたのは……







りんごです!!

それはそう


まとめ

普通に飯食ってください。
こんなんやって病院に行った方が金の無駄です。


あとこれ冬にやるもんじゃないですね。



明日の担当はPIGU/Torteさんですね。
ぱっと挨拶してくれて話しかけてくれるめちゃめちゃ良い方です。
太鼓はあんまり詳しくないのですが、とても上手いらしいので凄いなあと思っています。
一体どんな記事を書いてくれるんでしょうか。楽しみですねえ。
確実に今日のような馬鹿はしないと思いますので安心してください。


注意書き

※マネをするような人は居ないと思いますが、もしやらかして病院行きになっても責任は取れません。
※やめておこう。


(注1):伊達みきお(1974)


おまけ

今回雑草を食べると友人に話したところめちゃくちゃ心配されたので、一応お伝えしておきます。
元々記事にするはずだった体温まるぽかぽかスープを作って美味しく食べているので、食事面に問題を抱えている訳でも困窮しているわけでもありません。大丈夫です。

ぽかぽかスープ
楽しく作っている最中の様子


おまけ2

かき揚げを食べていたときのリアルレポです。

もし来年もやるなら、音ゲーの記事が書けるようになっていたいなあ。

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