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安倍晋三を失った日本に起きること

歴史は繰り返す

私が中学生の頃の話。
大臣が失言により失職した。
私が
「なんであんなこと言うんだろ。
 証拠がないのに言ったら揚げ足取られるのわかってるだろうに!」
そういうと、父が
「違う。」
とひとこと、静かに言った。

私は驚いた。
父がこういう話で意見を言ったのはこの時限り。

「このことは今言われているような事件ではない。
 昔の日本人はちゃんとわかっていたんだよ。
 この大臣もわかっているから言ったんだろう。」

「じゃ、どうして知ってる人たちはこの人をかばわないの?」

「戦争が終わって言動が180度、変わった人がたくさんいたんだ。
 新聞も、町の偉い人も、普通の人も。
 おかしいとすら言えない空気だったんだよ。」

「そうなんだ・・・やっぱり・・・」

自民党は保守なのか

安倍晋三が日本の保守を、そして自民党を束ねていた。

安倍晋三が亡くなり、自由を得た自民党員は本来の目的を隠さなくなった。
彼らは自分たちのことを保守という。
彼らが保守したいものは、彼らの利権だ。
彼らは戦後、言説を180度変えた人間と同じだ。

安倍さんは保守だった。
日本を自立した国にしたかった。

私たちは戦後70年憲法すら変えられなかった。
同じ轍をまた歩むのだろうか。


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