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「おめでとう」をあなたに

スタジアムに歓声が響く。
「現実だろうか?」
喜びと現実感のなさ、複雑な気持ちになる。
私はこの感情を表現する言葉を知らない。

熱気の冷めぬままスタジアムを歩いていると
ある男性を見つけた。
「おめでとう!」
自然と出た言葉だった。
チームがどん底にいる時も応援し続けてきた人だ。
ただのサポーターだ。
しなくてもいい苦労をしてきてくれた人だ。
私は彼のようなサポーターの人たちの努力に乗っかっているだけだなと実感する。

本当に感謝しかない
ありがとう
そしておめでとう


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