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【番外編】ラスベガスのよく分からないMIXゲーム種目3選

今回は番外編として、日本ではまだマイナーだけどラスベガスでは普通に行われている(?)3つのMIXゲーム種目を取り上げたいと思います。

内容は、普段X(https://twitter.com/gushanxun24785)の方でツイートした内容をまとめたもので、元記事の内容を簡潔に日本語で箇条書きしたものです。

少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。



①Double Board PLO Bomb Pots

■ダブルボードPLOボムポット(DBPLOBP)はWSOP会場等、最近流行っている 。
■とにかくナッツが重要。
■NLHでよく聞く“エフェクティブナッツ”はこのゲームでは通用しない 。
■文字通りのナッツ以外は状況によりフロップフォールドすらありうる。



■とにかくナッツが重要である。
■片方のポットだけを追い求めてはいけない。
■ポットの“押し引き”が重要である。


■フロップでEP・MPからベットしない。
■両ボードに対してマージナルなら諦める。
■両ボード間の乖離が大きければその分ベット額も大きくなる。

【まとめ】
DBPLOBPは4cardPLO(普通のポットリミットオマハ)をダブルボードで行う。両ボードで役を作り、各ボードで最も役が強いプレイヤー同士でポットを分け合うスプリットゲームであるが、さらに“ボムポット”なのでフロップ3枚が開かれた状態からプレイが始まる。全員アンティで3〜5BB程度のことが一般的なようだ。
戦略面ではとにかく“ナッツ”が重要。ただし、フロップナッツストレートは状況によってフォールドもあり得るようだ。2つのボードテクスチャーにもよるが、リドローのアウツが多くあり、しかもポットが膨らんでいる時などがそれに当たる。



②Five Card Double Board Omaha 8/OB Ultimate

■両ボードのうち最も良いローとハイでスプリットする。
■自分A2KQJでボード678J8とA469Kの場合なら、75持ちの相手にロー側で負けてしまいます(876A2と7654Aの比較なので)。

参照URL:
https://www.cardplayer.com/cardplayer-poker-magazines/66506-chad-eveslage-36-2/articles/24732-the-coach-s-game-at-resorts-world-part-1

【まとめ】
“5card ダブルボードオマハ 8 or better アルティメット”とは、5カードオマハをダブルボードで行うのだが、“アルティメット”と付いているように、2ボード間でより強い方のハイとローを使って役判定をするスプリットゲームであることが特徴的である。



③Badugi Hi-Low

■Hi側とLow側でポットを分けるスプリットゲーム。
■Low側は普通のBadugiでナッツはA234r。
■Hi側は完成Badugiの一番低いローカードが最もハイだったプレイヤーが勝ちます。
■つまり、J875r(Jローと5ハイ)とQ854r(Qローと4ハイ)なら前者がスクープします。
■ハイ側のナッツはAKQJr(Jハイ)です。
■ダイの判定も同様です。
■Aはハイにもローにも使えるので非常に強いです。
■つまり、J875r(Jローと5ハイ)とA876(8ローと6ハイ)なら、後者がスクープとなります。

参照URL:
https://www.cardplayer.com/cardplayer-poker-magazines/66509-cary-katz-36-5/articles/24763-an-introduction-to-badugi-high-low

【まとめ】
Badugi Hi-Lowのハイ側は、Drawmaha HI-DUGI等でよくプレイされるHI-DUGI(ナッツはAAAA)とは全く違うゲーム性なので注意が必要です。
因みに、Badugi Hi-LowにおけるHi側のハンドランキング(スートは全てレインボー)は、

♯1 AKQJ
♯2 AKQT
♯3 AKJT
♯4 AQJT
♯5 KQJT
♯6 AKQ9
♯7 AKJ9
♯8 AQJ9
♯9 KQJ9
♯10 AKT9
♯11 AQT9
♯12 KQT9
♯13 AJT9
♯14 KJT9
♯15 QJT9
♯16 AKQ8



です。

上記参照URLには、簡単な戦略も記載されていた記憶があるので、時間的余裕があり、英語を読める方なら一読しておく価値はあると思います。


終わりに

今回紹介したMIX3種目は、MIX好きな人でも、すべて知っていたという方は少なかったのではないでしょうか?
もちろん、私もラスベガスには一度も行ったことじゃないですし、3種目すべて知りませんでした(笑)
導入部分の内容をかいつまんで箇条書きにした程度ですので、とりあえずやってみると色々発見があって楽しいと思います。そのうち、大型大会で採用される未来がくるかもしれないですね。

(完)


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