C-001_『超時空要塞マクロス 愛、おぼえていますか』

少年時代、地元の映画館で観たということもあり、年に二回くらい、エンディングを見たくなる。そんな映画『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』。
戦闘シーン…というよりは、八方塞がりな戦局の中でアイドルに歌を歌わせたら、兵士たちの心に響いた…というところ。
 
「ただいまより貴艦を援護する!」
「援護?」
 
…と、耳を疑うような展開に、涙が出そうになる。
 
そして戦闘が終わり、マクロスのオペレーター二人の会話。
(内容はうろ覚え)
「けっきょく何だったのかしら、あの曲…」
「…ただの、ラブソングよ」
「ラブソング?」
「遠い昔、どこかの星で流行った、どこにでもあるラブソング…」
 
地球人を救ったのは『歌の力』などではなく、歌を聴いたことで揺れ動いた人々の心だった…というお話。
 
……だから、『マクロス7』を見て、「オレの歌を聞けぇ~っ!」とか、可視化できる歌の力、とかを目にした時に、僕の『マクロス離れ』は始まっちゃったんだよね~。
歌にチカラなんか、ないんだよ~。
水樹奈々さんが好きなヨメさんは『マクロス・フロンティア』を推すけど、僕の知ってる『超時空要塞マクロス』ってのは、そういう話じゃないんだよね~。

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