ノッブと十兵衛のBLではなく「ラジオ巌流島」ではなく、剣が要らなくなった世で剣に生きた宮本武蔵の話

サンシャインFM「from MORNING」
金曜 9時台のコーナー「歴史博士」

2021/2/12 OA分です
(ブログに投稿するにあたり加筆修正しています)

横山:歴史博士のコーナーです。
いろんな歴史豆知識をご紹介しています。

私は物心ついた時から朝ドラと大河ドラマを欠かさずに
視聴して育ってきておりまして、
大河ドラマは一番はまっている時はBSで夕方6時から早大河みたいな。

先週までは早麒麟と言っていたんですが、そして日曜夜8時の本放送。
選挙の時は必ず速報が入るんですよね、

そしてかつてBSで夜11時台もやっていたんです。
あとは再放送が土曜日のお昼すぎにやっていましたね。
それをリアルタイムで見る(笑)
何しているんだ、しかも録画してるって(笑)。
もう何がしたいか分からないみたいなぐらい
はまっていた時期もあったんです。

先週の『麒麟が来る』の最終回。
もちろんクライマックスが本能寺の変だったんですけど、
リアルタイムでつけていたんですけど、
真正面から見られない、まともに。

「あ、終わっていく…」みたいな。

もう信長と、光秀が、
「ノッブと十兵衛のBL」みたいに見えてくるわけですよ。

光秀が有能すぎて 信長をモンスターに育てあげてしまった。

お互い思い合っているのに、
命を取り取られしないと、
もうどうにもならない!

そういうふうに見えてくる。

録画しているんですけど、
胸がいっぱい過ぎてもう一度見られないくらいの
今『麒麟が来る』ロスになっております。

さて、歴史博士のコーナーでは、
この冬、戦国の武将たち登場人物をたくさん紹介してきました。

少し時代を早送りして、江戸時代に参りましょう。

関ヶ原も終わりました。
江戸時代が始まって戦いがない世の中になりました。

誤解を恐れずに言うと、時代に取り残された的な。
めちゃくちゃ剣が強いけどもそれが必要なくなった。
それでも剣で生きていく。

剣の腕を磨きながら生きている宮本武蔵。
生涯無敗、孤高の剣豪です。

剣術家の家に生まれた武蔵は関ヶ原の戦いの後、
剣の腕を磨くため武者修行の旅にでかけます。
当時180センチの長身、力も強かった。
両手で剣を使う二刀流の剣術、二天一流を開きました。

生涯で60回以上の決闘を行って一度も負けたことがなかった。
国と国との戦で、その中で剣豪として登場するわけではなく、
もう何のために戦っているのか、
もはや自分探しのために戦うみたいなことかな?
と思ってしまいますよね。

数ある決闘の中で最も有名なのは佐々木小次郎との巌流島です。

全然、話が変わるんですけど、

私は子どもの頃の一番好きなラジオ番組が
『ラジオ巌流島』というのがAMでありまして、
デーモン小暮閣下と大槻ケンヂさんが2人で話す。

当時でいうハガキ職人の投稿に答えていくという、
もう概要聞くだけで面白いでしょう?

ぜひ検索してみてください、『ラジオ巌流島』です。

で、佐々木小次郎との決闘で有名な巌流島です。
この時の逸話としてよく聞かれるのが、
佐々木小次郎の心を惑わせるためにわざと時間に遅れていったといわれているんですが、これはうそですって!

きちんと武蔵は約束の時間にやってきて、
正々堂々と立ち会って、一撃で倒している。
あまりに強いから
武蔵がずるをしたのではないかと言われちゃう気持ちも
ちょっと分からないではないです。

ちなみに武蔵は
剣術一筋だけではなくて、書画にも優れ、
あちこちの大名や幕府、お抱えの学者と交流を持つなど
文化人との交流も広かったんだそうです。

晩年に自分の兵法の極意を書いた
『五輪の書』は現在も読みつがれています。

生涯無敗、今朝は宮本武蔵のお話でした。

歴史博士のコーナーでした。

さて曲です。
チック・コリアとボビー・マクファーリンにかかると
スタンダードがこんな面白いことになります。
「AUTUMN LEAVES」


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