作家。

なんか作家ってかっこいいよね。ここで言う作家は文章を書く人です。論文なんかを書く人は作家って言わないよね。研究者とか学者とか。そういうのもかっこいいけど、文豪ですよ、文豪！　なりたい。今からなれるもんじゃないけど、どうにかならないもんですかね。直木賞とか芥川賞とか、どれがどれだかよくわからないけどもらってさ、もう本がバンバン売れるの。で、別荘なんかも持っててさ。

それと比べると音楽家はかっこ悪い。何がどうってわけじゃないんだけど、直感的にかっこ悪い。まぁ僕の主観だからみんながかっこいいって言うんだったら、それはそれでいいんだけど。ともあれ存在の意味以上にかっこつけるところがかっこ悪い。かっこつけない音楽家はそんなに嫌じゃない。そのまま、その人のまま、音を出している人ね。

ずば抜けてかっこいいのが鮎川誠さんで、亡くなってしまったけど、あんな感じでやれたらいいなって思う。いや、ロックンロールをやるわけじゃないんですが、鮎川さん、もうステージそのままの人だもの。たまーに下北沢でお見かけした時も、楽屋でお話しさせていただいた時も、ステージの上にいらっしゃる時も、全然印象が変わらない。これこそが理想でしょ！　じゃ、いつやるの？　今でしょ！