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夢のバンド。

と言っても、ギターはアラン・ホールズワースでー、ドラムはチャド・ワッカーマンでー、とか、そういうやつではありません。つか、それ、よくあったやつだから! 超カッコいいから! ホールズワース亡き今、夢になってしまったバンドだけど……。

これの37分42秒くらいからのホールズワース、たまらんねぇ。

さて、つい先日、夢を見ました。いや、きっと毎日夢は見ているんでしょうが、記憶に残る夢というのはそうそうない。では、なんで覚えているかと言えば、あまりに可笑しい夢だったからです。

不気味で覚えてるものはいくつもあれど、可笑しくて覚えているものはそうそうありません。

とある若手バンドが登場人物です。僕は多分、そのバンドの面倒を見る役で、参加はしていません。バンドは四人組。ヴォーカル、ギター、ベース、ドラム。かなり若手で、10代の終わり〜20代の始めくらいの感じかな。

アマチュアだった彼らがめでたくメジャーデビューすることになりました。しかし、なんらかの理由で(忘れてしまいました)、ヴォーカルとドラムがステージ袖で演奏することになり、とりあえず演者はいなくともステージにマイクとドラムセットは置いておこうという結論を導き出します。

ただ、センターの縦ラインがガランとしてしまう。寂しい。そこで彼らが導き出した結論は「せや! マネキン置いたろ!」。あまりに地味なので、上手と下手の竿部隊は激しく動くことに決定。それをリハーサルで試してみるのですが、よりセンターのマネキンの不動が目立つという事態に(笑)。しかし彼らは「これは素晴らしい!」と自ら絶賛し、そのスタイルでツアーに出ることになりました。

さて、初日。地方の国道沿いにあるライブハウスというか、ライブレストランというか、そんなところが会場です。ただ、ステージ袖どころか楽屋もロクなスペースがないところで、ローディーで同行した宮崎さん(ここでなぜか実在人物)が困っています。そこに弊社女性スタッフ(これもなぜか実在人物)が「隣のお土産屋さんが閉店後、使えるそうです!」とナイスなんだかナイスじゃないんだかわからない情報を持ってきて「せや! お土産屋にもう1セットのマイクとドラムセット(どちらも演奏用)を配置、そこから回線引いて、会場の宅に入れたろ!」ということに。で、手際よく宮崎さんがレンタル機材屋に電話をかけ、ヴォーカル用とドラム用のマイク、加えて数十メートルあるマルチケーブルを用意。これでようやく本番を迎えらることになりました。

で、本番スタート。センターの縦ラインがマネキンなので当然不動、それをカバーしようと上下の竿部隊は必死でちょこまか動くんですが、焦って頑張れば頑張るほどに間抜けな感じに。

それがあまりに可笑しくて、結構はっきり覚えておりました。

それでね、そういうバンドをやってみたくなり。当方ギター。ヴォーカル、ベース、ドラム募集。完全プロ志向。あ、ヴォーカルとドラムはマネキン持ってきてね。

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