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【超CS新潟入賞】アナカラーラジオ解説

こんにちは。みうらです。
今回は僕とその他3人の計4人で超CS新潟で使用し、ベスト128が2人だった【アナカラーラジオ】について書いていきたいと思います。

①戦績


6/3 カーディバルCS ベスト8 
6/15 カーディバルCS 4位 
6/18 はっちCS3人チーム戦 優勝 
6/27 飛梅CS町田 ベスト16 
6/29 飛梅CS町田 ベスト16
7/1 夜更かしwingCS 3位
7/2 新倉敷CS 3位と4位 (マノーザ、イザナ)
7/6 飛梅CS町田 ベスト16
7/8 フォルバルトCS 4位
7/8 飛梅CS町田 3位
7/8 SUIカップ ベスト8(イザナ)
7/15 はっち3人チーム戦ベスト8(reo#えもかふぇ)
7/15 カドボ藤田CS優勝 (イザナ)
7/16 超CS新潟ベスト128×2(ねり みうら。)
7/16 超CS新潟6-2完走オポ落ち×2 (むらまつ reo#えもかふぇ)

②現環境について

Tier1が【青黒ダンタルサガループ】【クローシスサガループ】【赤緑アポロバイク】【青魔導具】【トリコロールライオネル】
Tier2〜3に【青黒DOOM軸サガループ】【アナカラーラジオ】【4c邪王門】【赤単我我我】【5cザーディ】【青白ライオネル】【赤緑ギャラクシー】など

今の環境について纏めると【サガループ】を中心に「【サガループ】に有利なデッキ(【青魔導具】など)」「【サガループ】に多少不利はつくがそれ以外のデッキに対して強く出れるデッキ(【赤緑アポロバイク】など)」の三すくみであると言える。

【サガループ】に対して有効なカードと言えば《DGパルテノン〜龍の創り出される地》や《若き大長老 アプル》などが上げられるがこういったカードは【サガループ】以外のデッキに対してあまり刺さらなかったりとデッキパワーを下げる要因になってしまい、これらを搭載するデッキは【サガループ】に対しての勝率を上げる代償にその他のデッキに対して大きく勝率を下げてしまっているといった印象を受けた。

③【アナカラーラジオ】を選択した理由

候補にあった【サガループ系統】は同型に対しての勝率がどのアプローチを取ってもほぼ5分である事や、参加者のほとんどが【サガループ系統】のデッキに勝てることは前提のデッキ選択をしてくると想定したことから勝ち切るのが難しいと思ったので却下。

【赤緑アポロバイク】は最大母数と予想される【サガループ系統】に対して微不利となっているため却下。

当然僕らも【サガループ系統】に勝てることは前提でデッキ選択をすることになった。
候補は【青魔導具】【アナカラーラジオ】【トリコロールライオネル】の3択だった。

【青魔導具】は【サガループ系統】に対しては1番勝率が出せるデッキという魅力はあるものの【赤緑アポロバイク】や【赤単我我我】などのアグロデッキに対して勝率が伸び悩むため長期ラウンドで避けるのは厳しいと想定して使用を控えた。

【トリコロールライオネル】はそもそものデッキパワーの低さや勝率が伸び悩むことから使用を控えた。

【アナカラーラジオ】は【青魔導具】と比べた時にアグロデッキに対して有利とまではいかないが勝率が出ることや《CRYMAX ジャオウガ》のカードパワーの高さなどから使用に至った。

④【アナカラーラジオ】というデッキについて

このデッキの強みは主に3つ

①《天災 デドダム》や《キユリのASMラジオ》等の強力なリソースカードによる安定性
②《母なる星域》からの《CRYMAX ジャオウガ》による即時打点形成
③《∞龍 ゲンムエンペラー》搭載による受けデッキへの勝率の安定性

⑤構築の変遷

一旦出回ってるリストを回してみての感想をまとめてみた。

感想
・《キャディ・ビートル》が《とこしえの超人》や《ボンキゴ・マイム/♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》と比較した時に刺さる対面が少なく、また刺さったとしても不利であることは変わらないような対面が多いことや、刺さらなかった時の緑単色の飽和状態が気になった。
・《Disジルコン》の枚数が3枚になっているのでリソースがあまり安定しなかった。
・《とこしえの超人》4枚だけでは【青黒ダンタルサガループ】に対して勝率が安定しなかった。

この問題点を改善しCSに持ち込んでみたところ悪くない戦績を残すことができた。

6/3 カーディバルCSベスト8

同型に対して強く出られるように《絶望と反魂と滅殺の決断》を4枚採用
【サガループ系統】に対して勝率をあげるために《若き大長老 アプル》を2枚採用
リソースを安定させるため《Disジルコン》を4枚採用

環境デッキへの通りはいいが環境外のデッキに対して《CRYMAX ジャオウガ》で殴るだけではケアできない部分が多く、フィニッシュ性能をあげるため《∞龍 ゲンムエンペラー》の採用を考えてみる。

6/18はっちCSチーム戦優勝(個人8-1)

安定して5t目に出てくる《∞龍 ゲンムエンペラー》の強力なロック性能で【青黒ダンタルサガループ】だけでなく【ライオネル系統】や【4c邪王門】などに対して強く出ることができ、とても悪くないと言った印象を受けた。

改善点
・【赤緑アポロバイク】や【赤単我我我】に対してどういったアプローチを仕掛けるか
・メタクリーチャーを使わない不利対面へのアプローチ方法

これらを改善した結果のリストがこちらです。


超CS新潟使用

《幻緑の双月/母なる星域》を4枚採用することによって足回りの強度+フィニッシュの速度をあげるアプローチをかけることにより【青魔導具】や【赤緑アポロバイク】に対しての勝率をあげることができた。

⑥デッキ解説


《とこしえの超人》
主に【サガループ系統】に対するメタカード。
《Dis メイデン》や《天災 デドダム》によって生まれた+1マナとくっつきがいい事から《若き大長老 アプル》よりも優先して採用。
役割対象は【サガループ系統】だけでなく
・【赤緑アポロバイク】のポレコスタートに対し、《Dis ジルコン》や《Dis メイデン》などのパワー3000のブロッカーの横に立てるだけで相手のレッドゾーンを2枚要求にできる。
・【赤単我我我】に対する小型の殴り返し要因。
など

《極楽鳥》
初動兼フィニッシャー。
足りない色マナを保管してくれるためハンドキープが大分楽になる1枚。
【サガループ】系統に対しては《開けるか…?》で処理されてしまうため、このカードに依存したハンドキープはあまりしない方が良い。
またブロックされない能力を持っているため《CRYMAX ジャオウガ》の横に添えて殴りに行くこともよくある。

《幻緑の双月/母なる星域》
初動兼フィニッシャーその2。
手札枚数が減りリソースが厳しくなるもののマナが伸びることから不利な対面への積極的な試合展開を作ることができるカード。
《CRYMAX ジャオウガ》よりも1試合で使う枚数が多いのでこちらを多く採用した。

《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》
主に【赤緑アポロバイク】や【赤単我我我】のようなアグロデッキを見るカード。
踏み倒しによるドロー能力も強力で【5cザーディ】の《ナウオアネバー》からの《龍風混成 ザーディクリカ》《ロスト Re ソウル》に対してドローがついたりとアグロデッキ以外にも用途があり、細かいところに手が届くカード。

《Dis メイデン》《Dis ジルコン》《天災デドダム》
各4枚確定のカードです。
このデッキはこれらのカード計12枚でデッキを掘りながらリソースを確保し、テンポ良くメタクリーチャーを立てながらフィニッシャーまで繋げるデッキなので確定で4枚ずつ採用です。

《キユリのASMラジオ》
《Dis メイデン》や《Disジルコン》、《天災デドダム》といったリソースカード+《とこしえの超人》や《ボン・キゴマイム》といったメタカードの展開やリソースカード2体出しなど柔軟な動きができるカードです。
4枚確定です。

《絶望と滅殺と反魂の決断》
このデッキはリソースカードでゲームを作りつつメタクリーチャーやハンデスカードでテンポをとりつつ、《CRYMAX ジャオウガ》や《∞龍 ゲンムエンペラー》などにアクセスするデッキなので確定採用です。
中盤から後半にかけて必要なカードなので採用枚数は3枚に抑えてます。

《CRYMAX ジャオウガ》
フィニッシャーです。
テンプレでは4枚採用ですが、こちらのリストでは《∞龍ゲンムエンペラー》が2枚採用されているため4枚採用するとフィニッシャーが6枚となってしまい多すぎるかなと思い3枚に抑えました。
《母なる星域》が4枚採用されているのもあり、3枚でも困らないなといった印象です。

《∞龍ゲンムエンペラー》
【青黒サガループ】や【ラッカライオネル】に対し強力なカードです。
1枚採用のリストをよく見ますが、アクセスできないといけない対面が多いため2枚の採用にしてます。

⑦不採用カード解説

《天体妖精 エスメル/「お茶はいかがですか?」》

アポロを見るために入れてる人がいますが、受けたところで返せないことが多々あることや、デッキ内の多色を減らしたりキーカードを減らしてまで入れるカードでは無いことから不採用となりました。

《若き大長老 アプル》

最初は入れていたのですが《∞龍ゲンムエンペラー》を採用していることからサガ対面に無くても勝率が出るため他の対面を意識できるカードに枠を譲りました。

《終止の時計 ザ・ミュート》

《Dis ジルコン》や《Dis メイデン》を減らして入れている方が多く見られますが色配分やそもそもブロッカーの枠を減らせないことから不採用となりました。

《歌舞音愛 ヒメカット/♪蛙の子 遭えるの何処? 好きと謂ひて》

このデッキはアグロ以外の対面に全6割取れてアグロもある程度捲れるのが売りなので特定の対面を見てその他対面の勝率に貢献しないカードをあまり入れたくないため不採用としてます。

⑧各対面のプレイ解説

【サガループ系統】有利

《若き大長老 アプル》が採用されてないことから勝率がテンプレより落ちてると思われがちですが、《∞龍 ゲンムエンペラー》の採用によりゲームを決める速度が早くなっているので有利です。
《とこしえの超人》をテンポよく出しつつリソース札で《∞龍 ゲンムエンペラー》を探しにいくゲーム展開になりがちです。
リソース札を最優先しそれに《とこしえの超人》がひっつくといいなぐらいの出し方が1番望ましいと思います。

【青魔導具】有利

《母なる星域》が4枚採用されていることから《CRYMAX ジャオウガ》の着地スピードが早くなっており、有利となっております。
この対面はできるだけ早く《CRYMAX ジャオウガ》を出すことを意識してプレイします。
2t目の《幻緑の双月》は手札に《天災デドダム》や《Dis メイデン》が合計で2枚以上と《CRYMAX ジャオウガ》があったりしたら4t目に《母なる星域》からの《CRYMAX ジャオウガ》で走れることが確定しているので投げないことが多いです。投げても走れるような手札であれば投げます。

【ラッカライオネル】 有利

この対面は《∞龍ゲンムエンペラー》で蓋ができるため、《ボン・キゴマイム》や《♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》で相手の動きを牽制しつつ、リソースカードで《∞龍 ゲンムエンペラー》を探しに行くゲーム展開が望ましいです。

【赤単我我我】 不利

《ボン・キゴマイム》と《Dis ジルコン》や《Dis メイデン》のブロッカークリーチャーでテンポをとりつつ、《CRYMAX ジャオウガ》に繋げるゲーム展開が望ましいです。
《絶望と滅殺と反魂の決断》で面や手札に干渉できるとこまでいくと結構勝てます。
殴り返しのために2t目は《極楽鳥》よりも《幻緑の双月》を優先して出すことが多いです。

【赤緑アポロバイク】不利

《ボン・キゴマイム》で遅延したりブロッカーの横にパワー4000ラインのクリーチャーを添えて《轟く侵略 レッドゾーン》を複数枚要求にできたらワンチャン勝てるぐらいです。
グダったゲームでも後々必要になることが多いのであまり軽率に《とこしえの超人》を埋めない方がいいです。

【赤黒テレスコテレス】 有利

こちらの方がリソースカードが多くリソース負けする試合は《謀遠 テレスコ=テレス》が場に残ったせいでうまくテンポが取れず相手にゲームを持っていかれる試合展開が多いので、《謀遠 テレスコ=テレス》が出てきた時用に《絶望と滅殺と反魂の決断》はできるだけキープしておくのが望ましいです。

その他対面などは後日追記していきます。

⑨質問等への返答

Q.【サガループ系統】対面で《とこしえの超人》だけでは不安なので《若き大長老 アプル》を数枚入れたいんですけど入れるとしたら何枚ですか?また、どこの枠に入れますか?

A.基本的には《若き大長老 アプル》が無くても有利なのであまり入れたくはありませんが、【サガループ系統】がとても増えてきて勝率を伸ばさないと勝ちきれないといった環境であれば、《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》と《幻緑の双月/母なる聖域》の枠を1枚ずつ、または《幻緑の双月/母なる聖域》を2枚削り2枚採用といった形になると思います。

Q.《歌舞妖精 ヒメカット/♪蛙の子 逢えるの何処?好きと謂ひて》を採用してるリストが最近よく流れてきますが、不採用理由は何故ですか?

A.不採用カード解説欄に追記しました。

Q.初手埋めで迷ったんですけどどれを埋めたらいいですか?

A.自分なら《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》を埋めると思います。
《Dis ジルコン》を手なりで埋めてしまいがちですが、《Disジルコン》以外のリソース札がない状況で《Dis ジルコン》を埋めてしまうとリソースが上手く繋がらず負けてしまうケースが多いためあまり埋めたくありません。
《とこしえの超人》に関してはリソース札がない状況で埋めてしまうと【サガループ系統】に対して勝てなくなるため埋めません。
《極楽鳥》に関しては手札の色問題やリソースがあまり伸びていないことからこの手札で埋める訳にはいかないと思います。埋めるなら2t目になりそうです。
《ボン・キゴマイム》を2枚抱えれていると【赤緑アポロバイク】に対して有効ではありますが手札に《とこしえの超人》と《Dis ジルコン》が抱えれている状況から相手の《カチコミ入道〈バトライ鬼〉》を《ボン・キゴマイム》で止めたあと《Dis ジルコン》+《とこしえの超人》と動いて《轟く侵略 レッドゾーン》を2枚要求にさせるところまで見えているので1枚は埋めていいかなと思います。

⑩新環境でのリスト



《飛翔龍 5000VT》の登場により《キャディ・ビートル》を採用。【青魔導具】などに対しても強く出ることができるため、かなり好感触でした。

《Dis メイデン》を1枚減らしたことにより安定感はやや落ちていますが、それでもかなり強いかなと言った印象でした。

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