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このご時世に元気が出るおすすめの本

楽しみにしていた藤沢あゆみさんの新著「乗り切る力」が先日発売されたので、早速購入して読み始めましたが、これは元気が出る!このコロナ禍でモンモンとしている人たちにぜひ読んでほしい1冊です。

このコロナで、仕事を失ったり、大切な人に会えなくなったり、今まで思いもよらなかったいろんな悩みを抱えた人は多いと思います。
そういう自分もそう。特に去年は仕事が激減して、なんだか自分の価値がなくなったように思え、「私が生きてる意味ってなんだろう」などと悩み始めるという、かなりヤバい精神状態に陥った時期もあります。

いろんな人がそんなふうにヤバいことになっている昨年、あゆみさんは「理不尽なことのすべてを、乗り切る力に変える方法を提案したい」という思いから、この本の元となるコラムを書き始めたといいます。

あゆみさんの書く文章は優しさに溢れていて、鋭いことを書いているのに、読んでいるとなんだか温かい気持になります。
押しつけがましく、「レッツ・ポジティブ!」みたいな本だと、「うわっ」と本を閉じたくなりますが、あゆみさんの本は、本から優しい風が吹いてくるような感じ。
とにかくすべてを受け入れてくれる。読んでいると、「自分っていろいろダメだと思っていたけど、これはこれでいいのだ」と思えます。

あゆみさんの活動のテーマである「自分にOKを出す」ということは、自己肯定感が低めな私のような人間は、なかなか自分に落とし込むことは難しいですが、この本を読むといろんな事例が出ているので、読んでいるうちに少しずつ腑に落ちていきます。

何より、この本に書かれていることはただの机上の空論ではなくて、実際に行動して結果を出したあゆみさんの言葉だからこそ説得力があります。
あゆみさんは、自粛中にダイエットを成功させただけでなく、その過程を毎日SNSにアップしたり、依頼がなくても原稿を書き始めて、こうして本という形にしたりと、世の中がこんなことになっても自分で行動することで新しい道を開いた人。説得力がないわけがありません。

この本は、まさに心の免疫力をアップさせる、究極の処方せん。私もけっこういろんなことで悩みますが、自分の中でぐるぐる悩んでしまう人の、ほとんどの解決法はこの本を読めば書いてあると思います。というのは、個人の見解としても、これだけは言えます。「コロナ禍で疲れた心に効きます!」


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