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Growth Drama CD vol.2 ココロノパズル 感想

なんと沼に落ちて4ヶ月が過ぎました!!
毎日新鮮にGrowthの魅力を追い続けてます。

ということで今回はこちら!

とある雑誌の企画で、とあるアイドルユニットと対談をすることになったGrowth。
ところが当日現場に現れたのは、別のユニット…それも昂輝、剣介、涼太の三人がかつて所属していた事務所の2人、ZIXだった。
ZIXはGrowthをライバル視しており、ついには昂輝を含めた三人ユニットでデビューする筈だったという爆弾発言をして…!?

帯のあらすじ

先にブックレットの話するんですけど!
ケンくんの紹介文、
「考えたことをそのまま口にするので、空気を読まないように思われることもあるが、案外周りを見ている」
周りを…見ている…!!
初期のケンくんの紹介文って空気を読まない、とかムードを壊す、とだけあったりして、それってバランサーとかムードメーカーとは逆じゃないですか。
Growthの中にいることでそういう立ち回りを吸収していったのかなとは思ってたんですが、デビュー後のこのドラマCDでこの一文が追加されたあたり、やっぱり吸収して成長していったんだろうな…と思ってぐっときました…。

そして今回ZIX初登場。
あらすじの時点で、今までの雰囲気とは違うことが伺えて緊張が高まる…。

前置きしておくと、私はZIXのことが嫌いではないです。
推しがケンくんなのでGrowthへの視点が多いですが、ZIXへの非難はないように書いた…、つもりです。


「波瀾の邂逅」

最初はZIXパートから始まり、Growthとの邂逅まで。
私はすでにZIXの性格とか把握できてますが、Growthとしてデビューした彼らが対峙するのは初なので、聞いていて緊張感走りますね…。
ケンくんがZIXを見つけた時の「コウ、リョウ、あそこ」ってケンくんの声の硬さにびくっとしちゃった…。

◇ケンくんのここがかわいいその1
グレゴリオ推しのケンくん衛さんがかわいかったな~!!
衛「ねえねえ、次は俺たちもダンスしてみる?」
剣「おっ、グレゴリオ音頭でも踊るか?」
衛「いいね~、グレゴリオ、ああ行かないで~」
ふふふwwwこぶし効いてるwwwなんかありそうな感じでアレンジされてるのすきwww

あとここも!かわいかった!!
衛「それじゃあ、元気にいってみよう!グレゴリー」
剣「オー!」
おー!!(笑)
この突発的なノリに乗れるのケンくんだな~!!かわいい!すき!!


「対談? 対決?」

始まるZIXとの対談から、それを終えての誠さんの爆弾発言まで。

プロアニ、イブステを履修した中での私の持ってる満くんのイメージって、リョウくんに嫌味を言ってたとしても、度は超えてないなっていうのと、基本リョウくんに対してだけで、Growthに対して多少の嫌がらせはありつつも、過度な煽りはないって印象なんですが。
この時点だとGrowthに対しての嫌味もそうだし、そこに大なり小なり悪意もありそうだなっていうのが感じ取れて、聞いててハラハラしますね…。
そんな煽りを物ともしない衛さん良かったな~!

満「あれえ、そっちの人、マネージャーじゃなかったんだ」
衛「ああはい、マネージャーではありません。Growthのメンバーの一人で、藤村衛と申します。どうぞよろしくお願いします!」
満「……ドウモ」
剣「ナイスマジレス」

衛「俺も一緒に聴かせてもらってまーす!」
満「…ふーん、どうも~、あとでサインでもする?」
衛「え!?いいんですか!?やったー!」
剣「ナイスマジレス」

衛さん良い笑顔~!笑顔かは知らないけど絶対爽やかな笑顔してる声だった~!
というかそう、衛さんに対しての煽りが飛んできたのも意外でした。出会い頭に「コネデビューした人たち!」とZIXからしたら癪なことを言いはしたけれども、あの時のZIXの反応ってそこはあまり気にした様子なかったんですよね。元同事務所の3人が気に食わないからそっちに突っかかる、の面が強そうだったし。だから衛さんに矛先向いたのがちょっと予想外…。
でも本人たちを煽るよりは衛さんを煽ったほうが効果がある、と考えてそうではありますね。実際楽曲の面でそれぞれが衛さんに信頼を置いていることはインタビューで分かるし。そういう意味だとこの時の満くんって手段選んでないなあという印象…。

そして誠さんの爆弾発言。
誠「お前は、そっちで良かったのか。選択を間違えたと思ったことはないのか」
誠「昂輝には、俺たちと一緒にデビューするっていう選択肢があったんだよ」
一連の誠さんの発言聴いて、すごい勝手なこと言うんですけど、めちゃくちゃ、こじらせてますね…!?
「そっちで良かったのか」って聞いた時の声色が少し弱々しく聞こえて、まるでそっちに行ってほしくなかったって言ってるように聞こえて、自分たちよりもケンくんリョウくんを選んだっていうことに腹が立ってるように聞こえて、「おまえがいたほうが売れるというのは分かる」って、それはコウくんの実力を正当に評価していて、その上で「お前が嫌いだ」ってそれは…もう…可愛さ余って憎さ百倍的な…(おめめぐるぐる)

衛「はいはーい!みんな、かつての友情を再確認するのは、そこまでそこまで!」
衛「それじゃ、はいはい、撤収撤収!」
剣「あ、ああー、うん、だよな!よーし!今日はお疲れ!」
衛さんいてくれてありがとう…っ!!
第三者だから空気を変えられるという部分もあるだろうけど、第三者だからどの時点で立ち入るべきか分からないという部分もあるじゃないですか。そんな立場で、誠さんとの一連のやり取りを無理に遮るわけでもなく、あくまで見守った上で、これ以上は良くないと思われるタイミングで割って入れるの…、本当に…すごい…。
こういう部分を見るとインタビュー時の満くんとのやり取りって意図してやってたのかもなって感じますよね…、一番相手に効かず仲間内も傷つけない振る舞い…。

そしてここで動けなかったケンくん~~~!!!
コウくんに打診があったことを話してくれなかったことへのショックの大きさが透けて見える…。
あとインタビュー時にコウくんがZIXの曲を聴いてる、って言った時にすごく意外そうにしてたの、ケンくんは聞いてないってことですよね…?単純に興味がなかった、って可能性はまああるんですけど、ケンくんの中に無意識の確執が…残ってたりするのかな…。

◇ケンくんのここがかわ……?
インタビュー前のやり取り。
剣「ジュニア時代から完全に向こうの片思いで昂輝を意識しまくりだったけど」
昂「俺を意識?…そうだったのか?」
剣「そうだよ、覚えてない?まじで気付いて、……なかったんだな、分かった。やれやれ」
ここ!すっごく苦労したような物言いで…!
リョウくんは満くんと、コウくんは誠さんと、そりゃあその間に立つケンくんは少なからず振り回されてそう…。


「バラバラパズル」

帰宅したGrowth。疲れきったコウくんをフォローする衛さんのパート。

疲れた、って何回も繰り返すコウくん…。
昂「何も、考えたくない」
衛「そこは、もうやだー!あいつムカつくー!ぐらいは言ってもいいと思うよ」
昂「誠は悪くないだろう。リョウとケンを傷付けたのは、俺だ」
衛さんもこの後話してるけど、この返しにコウくんの人柄が本当に出てるんですよね…。
相手が悪くなくてもムカつくことはあるから、矛先を向けることだってあるでしょうにね。
ところでここで衛さんが「ムカつくぐらいは言ってもいい」って言ったぐらいには、衛さんの中で少なからずムカつく人たちだったなあって感情が…あったのかな…。

衛「そういうところがいい子ちゃんだよね、コウくんは」
昂「…今のは、傷付いた」
ちゃんと傷付いた、って言えるコウくん…。
それをすぐに意思表示できるぐらいには、衛さんへ信頼を置いてるんだなって感じられてぐっときます…。

衛「うん、だよね。でも、傷付かなくていいところだって思ってほしいな」
衛「コウくんがいい子ちゃんって言われるのは、コウくんのお父さんとかお母さんとか、周りの人が考えて行動できるようにって一生懸命教えてくれたからだ。素敵なことだなあって思う。羨ましいよ」
「いい子ちゃん」に対するアンサーが、本当に良すぎる…。
生い立ちに関して衛さんの中で区切りがついていることだから、あまり深読みするのは彼の本意ではないかもしれないんですが、それでもやっぱり家族に愛されてきたからだ、って衛さんが言うのは重みを感じるんですよね…。そしてそれに対する「羨ましい」って言葉に、胸がぎゅっとなるんですよね…。

コウくんの中で、誠さんは悪くないけれど、その言葉で確実に傷付いてはいて。そして自分の態度でケンくんリョウくんを傷付けたことにも自己嫌悪していて。
この感情って、かえって落とし所が難しいじゃないですか。誠さんに矛先を向けられればずっと楽なんですよ。衛さんさんが言ったように、あいつムカつくー!って。誰かのせいにしたほうが楽なことってあるじゃないですか。
誰かのせいにもできない、同調するのも違う、当たり前だけどコウくんが悪いわけでもない。
そんな難しい中での衛さんの言葉たちが本当に良すぎるんですよね…。

衛「彼は悪くはないけど、言葉の使い方を間違ってるなあとは思うよ。彼はコウくんを傷付けたくて、傷付けるために言葉を使っていたから」
衛「人に嫌われるのは誰だって辛いし、痛いよね。だけど好きとか嫌いって説明のしようがない理由で決まることもあるし、だから仕方ないよ」
衛「嫌いって言われた分、好きって言ってくれる人を大事にしようか」
誠さんは悪くないけど良くないことをしていたよってコウくんの感情も尊重した上で欠点もあったことを伝えて。
そして嫌いって感情はどうしようもない時もある、それでも好きって言ってくれる人がいるよ。って。
コウくんが感じたこと、考えたことを否定することなく、コウくんの気持ちの落としどころをそっとつくってあげるの、本当にすごすぎる…。
衛さん人生何回目?って言いたくなるんですが、それだけ他の人があまりしない経験をした上での考えなんですかね…。

昂「人生の先輩なだけあるな」
衛「ちょっとだけね。ちょっとだけの差だから、すぐ逆転しちゃうと思う。そうしたら今度は俺を助けてね」
昂「俺は、衛と、衛の音楽に出会ったあの時から、ずっとそのつもりだ」
衛「…すっっっごい、なんていうかあの子、すっごい」
さっきまでの語彙力どこいったのwww
いきなり語彙力を失ったオタクみたいな物言いになって笑っちゃった!
うん、コウくんかっこいいね、でも今回そのコウくんが立てる足場を固めたのは衛さんだよ…。


「言葉紡いで心繋いで」

ケンくんリョウくんの気持ちの整理と、コウくんと心繋げるまで。
ぐっときた台詞はもっといっぱいあったんですが、とっ散らかっちゃいそうだったので、ちょっと絞りますね。

剣「コウ、凹んでたぞ」
いや〜〜〜、いやさ〜〜〜!!ケンくんがそれを言うんだ!?っていう…。
あの時、コウくんが凹んでたって分かりながら、それでも「傷付いた」って自分の気持ち示したんですね…。
コウくんの衛さんへの「傷付いた」もそうですけど、こういう場面における意思表示って、それなりの信頼がないと…言えない言葉じゃないですか…?
そしてここ、ケンくんからコウくんへの信頼もなんですが、ケンくんから衛さんへの信頼の強さも感じられるんですよね…。
コウくんが凹んでて傷付いてて、そんなタイミングで自分も傷付いたと伝えるのは追い打ちにもだってなるのに、それでも伝えたのはコウくんが受け止めてくれると思わなきゃ無理だし、更にその状態でケンくんがリョウくんを追えるのは、コウくんのことは衛さんがフォローしてくれるから、って信じられないと無理じゃないですか…。

涼「自分がやだなあ、コウに八つ当たりしちゃったよ」
剣「あれ、事務所の打診を黙ってたコウに、腹を立ててたんじゃないのか?」
ケンくんの読み違い…。
そりゃあいくら一緒にいる時間が長くて、相手の考えてることがよく分かっても、何もかもお見通しってわけじゃないですよね。
でもなんだろう、今回に至っては、ケンくんの思考が鈍ってたのかな、って感じが…します…。
剣「俺は涼太ほど繊細じゃないけど、そんな俺でも今回はちょっと傷付いた」
前トラックのケンくんの台詞ですが、わざわざこれをコウくんに言ったり、リョウくんも自分と同じだと思ってたあたり、ケンくんにとって言ってもらえなかったって事実は…、かなり大きかったのかな…。

そんな風に自分も傷付いていた中で、リョウくんのフォローに回ったケンくん愛おしい…。
でもリョウくん、自己分析がきちんとできていて、自分が何に腹を立てたのかも、コウくんに対する態度の理由も、きちんと理解できているんですよね。ケンくんが一から十までフォローするほどではなかったんですよね。そういう部分も含めてケンくんの読み違え…。

あとここ印象的でした。
涼「コウは俺と違って、計算づくで動くことはない。だけどいつも無意識で一番正しくて、一番輝く道を歩いているだろ」
剣「まあ、言いたいことは分からなくもない」
は〜〜〜、同調しきれなかったあたり、ケンくんもどちらかというとコウくん側の人間ってことなんだなあ…。


「それぞれの道」

その後邂逅したGrowthとZIX。

昂「お前たちは俺が嫌いだろうが、俺はお前たちが嫌いじゃない。ざまあみろ」
コウくーーーん!!!!!(スタンディングオベーション)
衛さんの言葉がコウくんの中の糧になったんだなあというのをひしひしと感じる…。
いやあ…、すごく良いアンサーでした…。


感想!

すごい、すごい色々な物を得たドラマCDでした…。
ドラマCDその4の感想でも書いたんですが、Growthってこれまで大きな衝突をしてこなくて、それがGrowthとしての性質でもあると思ってるんですが。
それでも、ドラマCD計6本目にして衝突が見えたの、ちょっと安心しました。
3人とも芸能界に長く身をおいていた分、その世界の性質も分かっていて、本人たちの性格もあるんでしょうがどこか達観していて、大人びていて。だけどやっぱり傷付くこともあって、傷付けてしまうこともあって。
みんな完全無欠の人間ではないんですよね。そういう面を見れたことに安心したし、その上で自分の気持ちを伝えながら相手の気持ちも受け入れていく、お互いの信頼がより強く見えました。
私は推しのどんな感情も知りたいので、こういう負の感情方面の起伏が知れたの、すごく、すごく良かったです…。
いや、そういう意味だと衛さんはあんまり見れなかったんですけど!思考も立ち回りも成熟されすぎていて逆に不安になったレベル…!
衛さんのそういう面もどこかであったら良いなあと思いました。


次は!vol.3を聞きます!!ケンくん推しとしてはなにやら新しい一面が見れそうで楽しみ!!!
それではまた!!!