見出し画像

群雨ツアー沖縄編

初めから言うとこの日は"LOCALからLOCALへ" の最も理想系ではなかろうか。と言えるような日でした。沖縄という土地柄や人柄もあり、より一層そう思えた日。

メンバーのそれぞれの都合もあり、全員自分の好きな日に沖縄イン。俺はサポートのこいちゃんと前日の土曜に神戸に集合して一緒にイン。こいちゃんは神戸からすでに半パンとサンダルだった。自分が予想した以上に沖縄は暑かった。すぐさま半袖になった。ちょうど同じタイミングで、明日出てもらうnimとバッタリ。事前には聞いていたが、機材の量がエグい。それぞれアンプも持ち込んでこれからアメリカツアーにでも行くような荷物の多さ。PAも連れてきてチームごと沖縄イン。それくらいの本気!という事だと勝手に思い一旦バイバイ。そしてさぁどうしようかと、こいちゃんとタバコを吸いながらダラダラ話しながら、とりあえずステーキ行こう!と話しがまとまりかけてた時に「沖縄に歴史あるんすけどねぇ。。。」と、こいちゃん。

その情報を知らなったので割りかしの衝撃を受けて、それを聞いたら足がそっちに向いていた。ここで言う歴史とは俺が好んで食べる二郎インスパイア系のラーメン。
沖縄まで来て歴史かよ!との声が寄せられてますが、こいちゃんの後押しもあり、すぐさま歴史を刻め沖縄店へ。
予想通りに美味かった。それぞれに好みはあるが、俺はもう少し硬めの方がよかったかなと。余談ですがインスタのストーリーに投下して、すぐさまエバヤンのクニからどうでした?と連絡が。流石ストイックすね笑。

画像1

「ラーメン同好会に自慢できるから行きましょう!」
と、こいちゃんも満足したみたいでご満悦。

食べ終わり、沖縄の友達のあっきーと合流する流れに。
あっきーはギリギリのタイミングで出てくれる事になったinforestの友達で、一言でいうなら沖縄の全て笑。
沖縄のカルチャーほとんどに精通してると言っても過言ではないくらいの人脈の広さと、人懐っこくてすぐに懐に入ることができるコミュ力を具現化した様な男。知り合いのハンバーガー屋に居るとのことでそこに向かい久々の再会。
那覇にあるMaverickというハンバーガー屋さん。絶対美味いが、先ほどの歴史がのどちんこまで迫ってきてるので明日行く事に。店長もライブに来てくれるみたいなのでまた明日の再会を約束し、一旦ホテルにチェックインへ。

画像2

俺達の沖縄の全て。あっきー。写真は6年前。
心なしかちょっと両者とも若い笑。


無事にチェックインを済ませ小一時間ほどチルタイム。
夕方に明日出るinforestとnimと沖縄の友達クルー達と再集合。決起集会的にしばし沖縄のみんなやnimの面々とも最近の話やこれまでの話やら、積もる話もあったので楽しい時間タイム。時間タイムてなんや。

初めて俺達が沖縄に連れて行ってもらったのがnim。もう7〜8年くらい前かな?その時は埼玉のORIONも一緒に。INFORESTとはその時が初めましてやったかな?もう前すぎて覚えてない笑。

当初はoutputサイドがRITTO君とbachoとやって欲しかったみたいで、自分達もツアー中だったので、ツアーの一環にしてもえるようにお願いして、結果、nimもぶっ込んでINFORESTも滑り込みで決まってこちらの要望を聞いてくれて、感謝しかない。INFORESTはここ数年メンバーの都合や色々あったみたいで全く動けないのは知っていたが、なんとか一緒にやれないかとこのツアーが決まった時にお願いしてたがその時はやっぱやれないの返事だったので仕方がないと話は終わってたが、voのまことさんや、gtのヤッシーがなんとか動いてくれて、ギリのタイミングでやれる事になってこの日に繋がった。nimも前回から沖縄に行ってなかったみたいなので、なんとかぶっ込んでくれないかと打診があったので言うだけはタダなのでぶっ込んでみました。明日が本番なので、それぞれに解散し、就寝。

普段から割りかし早起きなので、8:00には起床。散歩がてらコーヒーを買いにコンビニへ20Mほど。前日にMaverick行く予定だったので、こいちゃんとハンバーガーを食べに。
思ってた通りに爆旨でボリューミーで朝から大満足。

画像3


映えポイントだったけどフォーカスがこいちゃんに向いてたのでこいちゃんのついでにハンバーガー的になってしまった。。。

食べ終わり少し早いがそのままoutputにイン。移転してからのoutputは初めてだったのでタクシーの運転手さんにナビしながら着いて思ったが、思ったよりホテルから爆近だったのでラッキー。徒歩5分。無事に先に送っておいた機材も到着しており一安心。アンプとキャビも事前にチョイスして普段使ってるメサとオレンジがあったのでコレもラッキー。
同じメーカーで同じアンプやキャビでも全く音が同じわけではないのでいつもより入念に音作り。ある程度のオッケーラインまで詰めてリハーサル。こいちゃんはサポートなのでもうちょい入念にしたそうだったけど、こちら側がもう大丈夫かつ、面倒臭いのもあり終了。こっちが頼んでお願いしてるのに面倒臭いとか酷い笑。こいちゃんゴメン。

それぞれ時間通りに会場に入りタイムテーブル通りにリハーサル。STINKYも久々の再会で前回俺達のツアーぶりの6年ぶり。RITTO君は初めましてなので軽く挨拶。オープンまで時間があったので一旦ホテルに帰り、やっぱ昼間は暑いので半パンに着替えてそれぞれのリハーサルをチラ見したりこいちゃんとアイス食べたりラジバンダリ。

画像4

ちょうどハロウィンだったので私も仮装を。
「沖縄に来て浮かれているベタな観光客」


オープンして昨日いくよ!って言ってくれた沖縄の友達や関西や関東のbacho大好きおじさん達、各方面から参戦してくれた。そういえば姫路でよく俺達が遊んでる先輩や後輩クルー達も恐らく旅行ついでに来てくれた。楽屋に戻りSTINKYとRITTO君チームはパーリーナイト開始笑。1番手INFORESTはソワソワと準備。gtのヤッシーが忙しなくゴソゴソしていたので覗いてみたら、オープンからスタートの間に足元のエフェクターのパッチケーブルを新調してたwそれを見たメンバーや俺達に、今それやるの!?笑と総ツッコミを受けていた。しかもプラグとケーブルを自分で接続するタイプのやつ。プラグとケーブルを繋ぐ時に割りかし慎重にしないと通電しなかったり、音が出なかったりするので、注意が必要。折角買ったからこれでいきたいとせっせと5〜6本製作。

画像5

不安そうに見つめる私と同じくINFORESTのもう1人のgtのこうじ君。完成した後音が出るかチェックに行くが、見事、期待に応えて音が出なかった笑。あーだこーだ言いながら何とか原因を突き止め無事に通電。スタートが若干押していたのもありギリで間に合ってよかった。

そんなこんなでスタート。数年ぶりのライブという事もあり、ステージに立ってる事自体が嬉しかったし、今日の為にできるだけ仕上げて来たのが分かった。今出来るベストのライブ。メンバーの気持ちもリンクして数年ぶりとは思えないくらいのグッショーでした。ヤッシーのギターの鳴りがなんせよかった。前回少し弾かせてもらったけど、生音の鳴りが良すぎてこんなギター俺も欲しい笑。会場の雰囲気も久々のINFORESTなのでそれぞれにアガッてるのが分かった。

次はSTINKY。ゴリゴリのど真ん中NYハードコア。前回一緒にやったときに音源も貰ってしばらくずっと聴いていたくらいに好きなサウンドなので普通に楽しかった。STINKYは止まらず沖縄で発信し続けているし、年齢も経験も重ねてブラッシュアップされてて、打ち上げで話してて、本州と沖縄をより良く繋ぐにはどうすればいいか、など、地元沖縄に根を張っている活動や考え方は凄いリスペクト。強面だけどナイスガイ。そしてメンバーみんな俺と同世代だったのが結構ビックリ。また本州に来る事があれば一緒にしたい。

続いてnim。もう打つのが面倒いから割愛しようかな笑。
みなさんご存知の通りnimらしく良いライブでした。







嘘。頑張って書きます。俺やnimのフォロワーの人は知ってるかと思いますが、上手ギターのヒサナにおれの宝物だったギターを譲った事もあり普段から仲良くしてる友達。譲った経緯などは面倒いので端折ります。名古屋のstiff slackのマンスリー内のヒサナが書いてあるコラムに掲載されてるので気になる方はそちらへ。
メンバーが割と流動的でこの体制になってから観るのは初めてで、g.vo gt gt ba drと5人体制に戻ったと言うのが正しいのかな?この体制で観るのは久々。没頭に書いたように、機材をわんさか持ち込んでPAも乗り込みでガチガチで固めて挑むライブ。そうじゃないと普段のクオリティーが出ないんだろうなと言うような感じでした。綿密に計算されていて、それぞれがそれぞれの役割など考えてサウンドメイクしないと成立しにくいんだろうな。にもかかわらず、途中でヒサナのアンプが飛んだ笑。急いでINFORESTのこうじ君のメサブギーをセットしてとりあえず乗り切った。正直に言おう。
全然メサブギーのが良い!!!笑。割と満場一致でw
終わった瞬間にヒサナに全然メサのがええやんけ!と冗談混じりに突っ込んでいたらDrのノンちゃんがメサブギーを手に入れる算段をつけていた。

続いてRITTO。HIPHOP界隈の事はあまり詳しくなく、上っ面な知識しかないので申し訳ない。ラッパー特有のオーラを纏い沖縄のラッパー!という出立ち。YouTubeで予習してきて、ライブを見て、割とネイティブなのかな?外人の友達もいて、もしかしたらバイリンガルなのかもしれない。ライブはやはり盛り上げるようなライブで勝手にうぉー!となるようなこれぞラッパーのMCというよなライブ。沖縄のシーンがそうなのかINFORESTの周りがそうなのか分からないが、HIPHOP界隈とハードコア界隈が親密でみんな友達で1つのシーンが成り立ってるような気がする。それに付随してストリートカルチャーなど巻き込んで一つのlocalシーンとして存在している。地元にこういうシーンがあるのはとても羨ましい限り。outputが一緒にらやったらおもしろいかもっていうのが少し分かった気がしました。また是非やりたい。

謎にやる前から今日は良いライブになるだろうと思ってたので、息を巻くとこなくスムーズにスタート。待ってました!の顔や、心待ちにしてる顔や、昨日会った人達の顔ぶれを見て、遠い沖縄でも待ってくれてる人達や期待して見てる人がおるんやなぁ。。と思ったり、自分の事だけど、bachoすげーな!って感じたり、もうどんなライブしてもみんなが受け止めてくれるような感じがして終始嬉しい気持ちというか、感謝の気持ちというか、なんとも言えない簡単に言うとハッピーな気持ちでした。なんかすげー軽い感じだな………
こいちゃんは息巻いて、緊張してギリギリまで音源聴いて確認してたのもあり、やる度に仕上がってて、少し余裕も出来たのか、会場の雰囲気や沖縄って事もあるのか、楽しそうでなりより。なんせ、現在進行形の最新のbachoを見せれてよかった。。。姫路の昔からの先輩で沖縄に移住して串カツ屋をしている、540°のジゲさんも見に来てくれて、あまり褒めない人やけど、よかった!と言ってたのでそれも嬉しかった笑。。アンコールもやらせてもらい無事に終了。

画像6

姫路のみんなへ生存確認と元気だよ!の意味も込めて。
那覇で串カツ クニヒロやっております!

打ち上げでoutputのハマさんと喋ったり、他のみんなとも談笑したり、あっという間にという感じでした。その後は割愛します笑。

画像7

打ち上げ終了時。INFORESTのヤッシーとnimのヒサナとそこそこええ感じに仕上がってた私。2人とも尊敬end敬愛するギタリスト。

コロナ禍になりバンドの在り方や気持ちの在り方どういうモチベーションでやればいいかなど、誰も経験したことのない状況でみんなで探りながらやってきて、地元のみんなと話し合う事もないし、相談したりするようなシーンもなければ、同じように活動的に動いてるバンドもほぼいない中で、沖縄の俺が思ってるシーンや1つのカテゴリーがあるとないとでは雲泥の差があるように感じました。なので最初に書いた通り個人的な気持ちですけど、これが理想系なんじゃないのかな?と思いました。というか単純に羨ましいし、楽しいだろうなと指咥えて見てる感じ。それは俺達のやり方だったり何が悪かった、誰が悪いとかではなく。まだ姫路にマッシュルームというライブハウスがあった頃は地方のシーンみたいなのがあった。先ほど挙げたジゲさんがブッキングマネージャーで、スタッフできんさんも働いてたし、先輩や後輩が入り混じってシーンになっていた。それが様々な理由で閉店になりあれよあれよという間に溶けて行った。そういう面ではもう少し俺たちがなんとかしようがあったかもと、生意気ながら少し思う。1stの「求」をリリースして自分達の事で必死でなんとか全国区のバンドになろうと必死だったのかもしれない。数年後に「レコンキスタ」を作り、それでも必死だった。バンドの状況や取り巻く環境は徐々に変わって行ったと思うが、それでも外にしか目を向けてなかったし、そこから内に目を向けていなかったんだろうと、今だから思う。その時は気がつけなかった。というよりそんな事1ミリも思ってなかった。仕方ないっちゃー仕方ないけど、悔いるポイントがあるならそーゆー所かなと。そういう事もあり沖縄のみんなやシーンがあるのがかっこいいし、羨ましいんだなと。そしてそのシーンの中に仲間に入れてくれて一緒にライブして乾杯して友達の友達は友達!みたいに繋がっていって全国に友達が出来る。地方から地方へ。正に理想系の内の1つなんだな。と思う。outputはじめ、沖縄のみなさんありがとうございました。また必ず行きたいと思います。
少しライブの模様を。

画像8

Photo by @miki_kamada_

画像9

アンニュイな私。Photo by @miki_kamada_


画像10

こいちゃんも楽しそうでよかった。たまたまこいちゃんとこの日はペアルック。Photo by @miki_kamada_

また書く気が起これば綴りたいと思います。
コメントや質問があればどうぞ。

画像11

さらば沖縄!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?