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アリス九號.無期限活動"凍結"について

【注意】真意はメンバーのみぞ知るところですので、いちファン(九組)として感じたこと、憶測を書き散らしていますことを何卒ご了承ください。

公式発表

昨日、1月9日(月)21:00
私は、Twitterの通知で知りました。

この時、思ったことを嘘偽りなく述べると「ついに、この時が来てしまった」でした。いちばん長いお付き合いの九組さんからも、同じ言葉がLINEで飛んできました。以前から、その方とはいつか来る”この時”の話をしていました。

そして、次々にLINEやTwitter上で凍結についての様々な声が上がる中、これまでのことが頭の中で湧いては渦巻いていました。

違和感 1st

いつからかハッキリと覚えていませんが、パッと思い当たるのは、2020年11月11日(水)10thアルバム「黒とワンダーランド」発売記念全曲解説ロングトーク会でのことでした。

10th Album 黒とワンダーランド

ステージには長机と椅子があってメンバー5人が座ってのトーク会。並びは上手から虎くん、ヒロトくん、将くん、Naoさん、沙我くん。

「ん?」と思いました。私が見てきたサイン会や握手会などの並びと違ったからです。私が見てないイベントでこの並びがあったかもしれません。でも、トークが始まって、ますます「んん?」と思いました。

上手の将ぽんと、下手のリズム隊とで隔たりを感じたのです。ド上手の虎くんが話を回そうにも、上手の2人と下手の2人が会話する場面が本当に少なくて、それぞれで話を展開していくような、そんなふうに感じました。
「バンド内で分裂しなきゃいいけどなぁ…」 それが、この時の正直な感想です。

コロナ渦での活動

コロナの台頭により、ライブやイベントの在り方が変わりました。無観客での開催、電子チケットによる配信、観客を入れる際には会場のキャパを制限したり、声出し禁止など。開催予定していたライブやイベントが延期、または、中止になることもありました。

私は、基礎疾患があり、主治医からのワクチンは回避との指示で、2020年2月15日(土)のバレンタインライブ(愛ノ詩ト宴-LOVE SONGS-@よみうりランド 日テレらんらんホール)を最後にライブ参戦は自粛しました。

このライブ以降、参戦自粛した

2020年4月7日(火)には、コロナに負けるな!アリス九號.リモート応援企画が実施されました。公式noteで特番を放送(4月28日)したり、オンラインショップでグッズを積極的に扱ったり、6月6日からカバーソングをYoutubeにて順次公開してきました。

official髭男dism cover「Pretender」https://youtu.be/t6DPBrKqpUc
Sexy Zone cover「Sexy Zone」https://youtu.be/BSUl7uEEcZk
Sexy Zone cover「RUN」https://youtu.be/MB4gdiCS_jE

6月19日(金)には、リズム隊によるユニットTHE ALTERNATIVEのライブが延期に次ぐ延期となってしまって、急遽LINEライブで配信してくれました。

この時の2人が本当に大好き

沙我くんの「ドラムってうるさいね(笑)久々にドラムを生で食らった」と言っていたのが印象的でした。その前に演奏した「CYAN」では、ベースを弾きながらしきりにヘッドアンプで音調整していたので、実感こもっていたように感じました。

夏にはグッズが海外通販対応したり、16周年記念ライブを新木場STUDIO COASTにて敢行。

不参戦だったので配信で観た

10月2日(金)再振替公演となったTHE ALTERNATIVE 3rd seasonのライブ(渋谷duo MUSIC EXCHANGE)は、どうしても観たくて参戦しました。

Tシャツとリストバンドと指輪と

自粛生活していたのでライブ自体久しぶり(といっても約8ヵ月ぶり)
コロナ拡散防止としてのライブでの対策は知っていたし、頭ではわかっていたけど、実際、目の当たりにすると、それまで体験してきたライブのそれとはまるで違うことに戸惑いました。
私が知るライブではない…
私の好きなライブ空間ではない…

ライブ自体はとても良かっただけに、何か悔しい思いがありました。
それ以来、無理して参戦することないと思い、再び自粛生活に入りました。

違和感 2nd

2020年冬のワンマンツアータイトルは”黒会"
ファイナルシリーズとしてこの画像が公式発表されたのは、11月18日(水)「THE MIRROR」~迷い込んだのは鏡の世界_(2021年1月19日なんばHATCH)「THE END」~_終幕のファンファーレ(2021年1月23日六本木EXシアター)

両日とも不参戦

ツアーファイナルとはいえ「THE END」ってタイトルは穏やかじゃないな…って思ったのを覚えています。

4月9日(金)には、メンバープロデュースソングがYoutubeにて5ヵ月連続で公開、順次CDもリリースされました。

4月9日 ヒロトプロデュースソング
「星降る夜には君を想う」
https://youtu.be/X6ndrnOggbk
5月9日 沙我プロデュースソング
「Bury the night」
https://youtu.be/2XVvOqeF2MI
6月13日 将プロデュースソング
「AFTER DARK」
https://youtu.be/UdMqSffaXqg
7月26日 Naoプロデュースソング
「エウレカ」
https://youtu.be/ELUMJtQJkTw
8月9日 虎プロデュースソング
「虚空」
https://youtu.be/JXmzVBwx4dE

ヒロトくんプロデュース曲が公開された直後に、沙我くん1人でLUNA SEAカバー演奏動画が公式チャンネルで公開されました。
6月24日、沙我生誕祭「SAGA SEA」の発表を記念して…ということでした。

私自身、別名義で歌ってみた投稿しているハシクレなので、歌みた以外にも弾いてみたなどカバー界隈はそれなりに知っているつもりです。ものまね芸人のたむたむさんによる1人LUNA SEAなど、1人バンドの演奏動画が話題になったりしてるのも知ってます。
沙我くんがLUNA SEA好きというのはファンなら周知の事実。そのカバー動画を1人でやり切りました。それが可能なスキルと才能を、このタイミングで公開したことに違和感を感じました。

アリス九號.公式noteでは、沙我くんの回で多少なりとも語られていますが、私が購読していないため、勝手な憶測は控えます。近日中に購読して確認したいと思います。現に、この記事も公式サイトのニュース一覧、Twitter公式アカウントによる過去ツイ、Youtube公式チャンネルでの動画、CD音源、歌詞カードを改めて総ざらい確認しながらの執筆です。

心の声

9月9日(木)には、かつて2011年にリリースされた4枚目のアルバム「GEMINI」の表題曲の2部作目「GEMINI -Ⅰ-void」のMVが公開されました。もとは1つの曲だったけど、13分にも及ぶ大作で、アルバムには組曲のように3部作に分けて収録されてます。
その後、2019年にセルフカバーアルバム「15TH ANNIVERSARY BEST ALBUM「風月ノ詩」」にアレンジを変えて収録されており、MVになったのは、この最新バージョンでした。


憶測 1st「月・鏡・虚空」

LUNA SEAのLUNAは、ラテン語で月なので沙我くんの「Déjà vu」カバー演奏動画の冒頭にも月の映像が出てくるのはわかります。
続く「GEMINI -Ⅰ-void」のMVにも月の映像が出てきます。

「Déjà vu」はシングルカットされていないのが改めてビックリするほど、LUNA SEAのライブでは定番曲であり、彼ら初のMVであり、リハの基本曲でもあります。曲名のデジャヴは「既視感」という意味。初めてのことなのに、まるで過去にもあったように思うことですね。そして、歌詞をみると、色々と思うところはあります。
特に2番の歌詞と、サビのラストヴァース。
ここに「鏡」が出てきます。
ワンマンツアー2020 黒会 ファイナルシリーズのタイトル、「THE MIRROR」~迷い込んだのは鏡の世界_を思い出しました。

そして、「GEMINI」
双子座のことで、2011年「GEMINI -0-eternal」のMVにも、2021年「GEMINI -Ⅰ-void」のMVにも双子の描写はあります。
双子というより「鏡」に映る自分とそっくりの別人といった解釈もできます。少なくとも私はその解釈がしっくり来ると思ってます。なぜなら、「GEMINI -Ⅰ-void」のMVで出てくる月の映像は、歌詞にある「月の色は ただ紅く」を表現した紅い月と白い月とを対比させているからです。

2011年に解散したD'espairsRayにも同名シングル「-GEMINI-」があります。シングルのタイトルは「-GEMINI-」だけど、収録されているのは2曲。そのうちの「浮遊した理想」は、曲調こそ違うけれど、歌詞に「未完成の月」とあるし、「Floating away」というフレーズもあります。

アリス九號.の「GEMINI -Ⅰ-void」には、「Floating in the void」というフレーズがあります。意味は、”虚空に漂う”
虚空は、虎くんプロデュースソングとの曲名と同じです。
リリースされた時は気づかなかったけど、これが「GEMINI -Ⅰ-void」のvoidと同じ意味だったら…

「GEMINI」は3部作併せて13分に及ぶ大作。
ライブでは13分ぶっ通しで演奏することもあります。演奏も曲の展開もとても聴きごたえがあって、壮大なスケール感とドラマチックで緻密な世界観を味わえます。
この3部作は、-0-eternalは出逢い、-Ⅰ-voidで空っぽになって、-Ⅱ-the luvで向き合う、双子のように…

だからこそ、だったり、だったり(地球から見える面は表面だけど、裏には隠された狂気が孕んでいるという二面性は定説)がモチーフとなって対比させているんじゃないでしょうか。

ともいきブログ〜中庸は神様目線で〜https://tomoiki.site/2021/03/26/post-5398/より

バンドというのは運命共同体です。ヘタしたら、家族より長く一緒にいることもあるでしょう。アリス九號.もメンバーチェンジすることなく、結成18年が経ちました。2.5次元バンドと自称していますが、やはりそこは生身の人間です。人間関係で悩むこともあるでしょう。

今のバンド事情がvoid(虚空)だとするなら、凍結するという判断に至るのも納得できるなあと私は思いました。

ただ、「GEMINI」は3部作です。
今がvoid(虚空)だとしても、メンバー同士、ファンとも向き合うことをthe luvで約束してくれているような気がします。
loveだと真剣すぎて照れくさいといった時に、親しい間柄で使われるluv。
また、愛し合える時が来ると信じたいです。
それがたとえ10年後だとしても・・・

※画像は公式サイトから引用させて頂きました。

後記

元ライターとはいえ、調べてはひとつひとつ丁寧に確認して文章を綴り、あれこれと考察しながらの執筆だったので、ここまでで約8時間。
これはまだ書きたいことの序章です。「GEMINI」で言えば、-0-eternal
この続きはまた書きます。
参戦したライブで感じたこと、最新アルバム「GRACE」について書き切るまでは。

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