風
カラダの中を風が通り抜けた。
余分なものは、全部吹き飛ばしてくれた。
残ったものは、
あまりに当たり前すぎて
その大切さをうっかり見過ごしてきたものだった
見なくて済むように、わざわざ
たくさんたくさん身に纏ってきた。
高級だったり、希少だったりするそれは
まるで私の価値のように思えたからだ。
だけど、違った。
いつどこで何をしてても私はわたしなんだ。
今までがなくなるわけでも、
これからが制限されるでもない。
そんなありがたいことにようやく気付いた。
いろんなことが、心と身体に染み渡り
言い聞かせる必要はなくなった。
真実、本質、真理、、、
ちゃんとあった。
今度はコトバに変えていく。
わたしの言葉に。
届ける。わたしを通してたくさんの人に。
なんて、なんて、幸せだろう。
言葉になったら、わたしはもうブレはしないだろう。
困難はあっても、
ブレることはないと思う。
ありがとう、ありがとう、ありがとう。
ひたすら湧き出るこの気持ちを
忘れないでいたい。
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