2020.6.30 「夜明け」

私は、朝派である。
思考が夜か朝かどちらに活発になるかという話でいうと、私自身は早朝にインスピレーションが降りてくることが多い。

今朝も、ふと目を覚まして時計を見たら、まだ朝の5時だった。
ただ頭はぐるぐる動いていた。夢なのか、現実なのか、まどろみの中にいて、全身が夢から持ってきたイマジネーションで包まれていた。
昨日遊んだコード(音楽の和音みたいなもの)の循環と、あるイメージの世界観がマッチして言葉やメロディになって体の外に出てきそうだった。

そのままピアノに向かう。

流石にこんな朝早く・・・近所迷惑も甚だしいと電子ピアノの音量を最低限まで絞って、頭の中のものをアウトプットした。

夜明け
作詞・作曲 MIU

冷たい   この手になぜ触れるの
逃げたい  夜明けに見る夢から
泣き顔は見られたくないから
お願い   後ろから そっと
抱きしめて

あの時の朝焼けと同じ
のみこまれる前に目を閉じる
崩れてゆく醜い姿を
誰にも見せずに
生きてきたのに
どうして 見捨ててくれないの

優しさで 私の心を
癒さないで
救わないで

忘れたい  優しく笑う顔も
痛むだけなら 全部手放して
凍りつくこの体を
ねぇ抱いて

触れたい
あなたの温度で
全て溶かして

消えたい  あさましい記憶ごと
あたたかい 今 この腕の中で
お願い    もう少し この場所で
生きたい   汚れた私を
この世界に
とどまらせて

久しぶりに、こういうタイプのが出てきた。

夜明けの思考、完全に目を覚ます前にアウトプットしないと、そのまま消えてしまうことが多い。今回の詩の内容もそんな感じだ。完全に醒める前の、このまどろみの中に止まりたい。そんな夜明けのうた。



読んでくれてありがとうございます。 ふと思った時に、心のままに書いています。 よかったらまた読んでください。