本日の猫たち #164
猫たちと暮らすと本当に退屈しません。
本日も、そんな日常を写真メインでゆるゆるとお届けします。
朝起きたら、虫に変身していたのはフランツ・カフカの『変身』の主人公。我が家では朝起きたら、兄猫と妹猫が手をとりあって、どこかに飛び立とうとしていました。
先日、映画好きの友人にすすめられて観た「キャプテン・マーベル」というアメコミ原作の映画に、猫の姿をした宇宙人が出てきたのですが、その余韻がまだ残っていて、うちの兄妹猫たちが「実は僕たち宇宙人だったんです」「次の満月の日に月に帰らなくてはなりません」(竹取物語風)と告白してきても、ああ、そうですが、と認めてしまいそうです。
(私はこれまでアメコミと縁がなかったこともあり、「キャプテン・マーベル」の最初10分は???だったのですが、舞台が90年代のアメリカに移ったところからサスペンス風味でどんどん面白くなっていったので、まだ観ていない方、よかったらぜひ。おすすめです)
その数分後。
兄猫だけが廊下に落ちていました。
猫には飼い主が忙しいときがわかるセンサーがついているとしか思えないのですが、バタバタしてくるときに限って、邪魔してくるのが猫。
所用で部屋を出入りしていたときのこと。いつの間にかドアのところに関所が設けられ、兄猫が陣取っていました。
これこそ、昼下がりの我が家に不定期にあらわれる、「ごはんくれるまで動かないマン」です。
ごはんはちゃんとあげているのですが、兄猫は食べた10分後には食べたことを忘れ、「ください」と要求してきます。若年性認知症ではなく、元気な猫ちゃんであれば、割と普通の症状だそうです。
やさしい猫飼いさんであれば、可愛さに負けてつい……ということがあるのでしょうが、私はまったくやさしくないのであげません。(そのことをわかっている先住猫と妹猫は、ごはんの要求をすでに諦めています)
ごはんの要求に来た猫の気をそらすには、おもちゃをあたえるのが(我が家では)一番。そしておもちゃでも操れないとき、満を持して登場するのが「箱」です。
「箱」のなにが良いのか、どうしてそこまでひきつけられるのか、人間の私にはわかりませんが、うちの猫たちは「箱」があると、気が気ではありません。そわそわして吟味し、必ず一度は入ってくれます。
不思議なことに「箱」に入ってしまうと、兄猫は空腹であったことを忘れてくれるのです。花より団子と言いますが、兄猫からすると団子より「箱」。「箱」の威力は本当にすさまじいです。
夏休みの自由研究、子供の頃はいつもテーマ探しに頭を悩ませていたのですが、今なら猫と「箱」の関係性をいくらでも調べられるのに、大人になるとそういう宿題がないことが少しだけ残念です。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
まだまだ暑い日が続くようですので、どうかご自愛ください。
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