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月の陰だったロシア以外ブラックアウトのとんでもSF【ワールドエンド(2019)】

あらすじ

遠くない未来、宇宙空間から飛来した放射線によって全世界で電力が喪失するブラックアウトが発生する。 月の陰になっていた一部の地域だけが被害を免れ、ロシア軍特殊部隊が調査を開始するが、正体不明の敵の襲撃により次々と部隊は全滅してゆく。

半分くらいは要らないシーンだけど、見たことのない設定とオチで良かった。見る人をかなり選ぶ作品。

本作の舞台は、宇宙空間から飛来した放射線により、全世界で電力が喪失するブラックアウトが発生した近未来。

月の陰だったロシア西方以外のほとんどの地域がブラックアウトして、エイリアンに操作されるところからはじまる。

特殊部隊が孤立地域の調査を始めるが、奴隷になった一億人の地球人に襲われる。そんな中生存サークルには20万年前に地球にやって来たという異星人“イド”が姿を現す。

このイドが現れるまでに1時間はかかり、そこまで話が一切動かない。生存サークル内の色んな兵士のエピソードが混ざっていくがほぼ全てが関係なかった。

イドは地球人を奴隷化することに前向きではなく、別の異星人ラーは奴隷達で征服を果たし植民地化に前のめりだ。

イドの助けを借りてラーを殺すも、仲間内で争い人間は3人に絞られる。

移住船が降りてくるから、カプセルに繋がる栄養源を破壊していく3人。1番奥には子どもだけのカプセル群があり、彼らを神と見紛うような素振りをして整列していく。

結果的に3人は異星人にとっての神になったのだ。


まず設定として、ロシア以外の地域をブラックアウトして文明が終わるのが無茶に思えた。よくこんな話を持ってきたなと。

日本以外がブラックアウトする映画作ったら炎上するはず。

後は冗長なシーンがあまりにも多い。1時間半でも十分な内容なのに2時間半もあった。

しかしながら、ブラックアウトの設定やラストの宇宙船や子どもだけを残すといったオチは良かった。

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