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アイ・アム・レジェンドの続編は真エンドの数十年後らしい。

名作に酷い改変が行われないことを願う。

名作『アイアムレジェンド』の続編について、脚本家が明言したことが話題である。


それも、前作の別エンディングを採用した物語で数十年後の設定だとか。

そもそもアイアムレジェンドとは。

謎のウイルスの蔓延により、人類がほぼ全滅した世界。免疫を持つが故にひとり生き残った科学者の男は、無人の店舗で食料品や日用品を調達し、畑を作って生き延びる。その一方で、彼は他にも存在するかもしれない生存者に向け、荒廃したニューヨークからメッセージを送り続けていた。彼は毎晩訪れる脅威と戦い、打開策を探る。

ゾンビ系の映画では特殊であり、ウィルスミス以外がほとんど出てこない映画となる。

一人ぼっちのニューヨークでゴルフをしたり、マネキン相手に喋りかけたりするシーンはよく引用される。

エンディングでは、血清を守るために道中で会った親子に想いを託し自らは手榴弾で特攻する。

そのおかげで親子は逃げ延びて、人類の残りが集まるキャンプに行くことができた。

しかし、後日発表された別エンディングでは血清を使って治療されたゾンビのボスの奥さんを返し、生き延びる流れになっている。


個人的にはマネキンに話しかけるほど人間性が欠けていたウィルスミスが、ある親子と出会うことで人間性を取り戻していく様が良かった。

最後に彼女らを、自分と引き換えに守ったことが彼の心を取り戻した証拠であり、ウィルに感謝しながらキャンプに避難するのが分かりやすかった。

でも、脚本家的には免疫力のあるウィルスミスこそが最大の怪物であり、ゾンビたちからも恐れられていた流れを採用した。

人間の世界が崩壊してから数十年後の物語らしく、人間たちが支配される様を描きたいとか。

既に終わった物語をまた引っ張り出すなら、新しい解釈を加えて欲しいなと思う。

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