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ZOOMで交霊会してみた結果…。映画『ズーム 見えない参加者』

ZOOMで霊を呼ぶなよ。

ロックダウンされたイギリスを舞台に男女がZOOM交霊会をしたという今作。全てがzoomのカメラで撮影された異色なもの。

真似が出来そうなだけに身近で気持ちが悪く、後に書くが『本来の交霊術』ではやってはいけない要素がある。

ホラーは画質が荒い方が怖いのよ。

あらすじ


新型コロナウィルスによるロックダウンを受け、外出が規制されているイギリス。

ヘイリーは、大学時代の友人であるジェマ、ラディーナ、キャロライン、エマ、テディの6人で、会議ツール「Zoom」を使用し交霊会を開催します。

登場人物は学生だけではなく、霊媒師を混ぜて行われる。

霊媒師のセイランは「霊に敬意を評して、ふざけては駄目」と語りますが、メンバーの中には彼女の言葉を半信半疑でいるものもいる。

交霊会は、霊を呼ぶタイミングでも会話でもそうだが、終わり方が大切だったりする。ちゃんと向こうに帰ってもらい、繋がりを断たないと霊と繋がったまま悪霊を呼び込む。

まさにそこを描いた作品だった。


交霊会は、同じ場所にいる事が大事と伝えられても音楽を聴いてる間にミュートにしたり、席を立つものがいた。

完全に霊を舐めた行いをして、この後に何か起きるのを予感させる。

ジェマが嘘をついたせいで、悪霊に仮面を与えた

メンバーの1人であるジェマが嘘の霊現象を訴えた後に、霊媒師とのzoomが切れる。

これは霊媒師との繋がりを悪霊が絶ったことで、素人たちのエネルギーを奪おうと動いたのだろう。

霊媒師的には、ジェマの嘘が招待状になり、全く関係の無い霊を呼び寄せてしまった可能性があると語る。

霊媒師はzoomに入ることはできないまま、交霊会を無理やり終わらせることになった。


終わったかに見えたが、悪霊は一人一人の家を訪ねて全員を殺して終わる。

交霊会は全員が繋がっていることが大切で、ロウソクで円を描くのも周りをイメージしやすくするためである。

それを怠って、ただでさえ同じ場所ではなくロックダウン中の各々の家で霊を呼んだために酷い目にあった。


ここまではフィクションなんだが、エンディングで撮影前の準備して映像が流れる。スタッフと準備してるzoomでは、フリーズが激しく中には2人に増えるメンバーもいて慌てて撮影準備は終わらせることになってた。

ふざけてzoom交霊会なんてしてはいけない。


この映画気持ち悪かったのは、画面見てる側ではみんないるわけだが各々のメンバーは1人ぼっちで中には家族を先に消されてるメンバーもいる。

助けを呼んでも、各々が1人で確実に1人ずつ殺されていくのが気持ち悪かった。

目の前で心霊現象が起きていても、画面を観てるしかやることのない恐怖。リモートとホラーは相性が良いことが分かる。

次は、私の番かもと自然に分かる演出だった。無人のカメラが並ぶ中で最後の1人になる怖さよ。

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