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キノコの管理社会vs人間性の残った人類『菌と鉄』

書店員がおすすめしてた漫画を買ってみた。今年は新しい漫画ほとんど買ってないので、たまには新しい風に触れたい。

今回は『菌と鉄』だ。

あらすじ

人類はキノコに支配されていた。脳に寄生することで自由を奪い、思考を奪い、菌類は徹底した管理社会を築き上げた。しかし、ここにイレギュラーが存在する。最強の兵士・ダンテは、ひとりの少女との出会いをきっかけに、この世界の理を覆す決意をした。

菌類に管理された人類の戦いを描いている。

主人公のダンテは、管理された生活に疑問が湧いているが抜け出すことができない。

ある日の特別任務で、壁の外(この辺りで進撃の巨人リスペクトを感じる)へ調査をすることになる。

実はこの任務にはアミガサ政府に反逆する組織『エーテル』を殲滅する目的があった。

殲滅には成功するも、ダンテの隊も全滅した。

ダンテだけがエーテルに接触する。その過程で、ダンテのように人間性が残ってる人類がアミガサ政府と戦うことを選んでいることを知った。

オーウェルの1984を参考にしているだけあって、管理社会を非難する描写が多い。

管理され続けることで人は人間性を失い、兵器のようになっていく。

一巻しか読んでないから、ダンテは何なのかとかエーテルとアミガサの関係もよく分かってない。

この作品は『このマンガがすごい』にもラインナップされてないし、あんまり話題にはなっていない。

まぁここまでの管理社会に対して共感を得る人が沢山現れたら、それはそれほどに現代社会も病んでいることを意味する。

だからそんなに話題にならないのではと思う。

けっこうみんな管理されるの好きだから。



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