これが溺愛系の極地【時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん】
あらすじ
ラノベの時点でかなり面白い設定と、いい絵だと思ってたがアニメ化まで早かった。
隣の席のアーリャさんは普段は冷たい言葉を吐くが、ロシア語ではデレてくるって話。
主人公は子どもの頃の友達の影響で、ロシア語のリスニングができるから全部バレている。
その非対称性が気持ちいい。
おそらくその子がアーリャなのだろうが、主人公は忘れてしまっている。
内容に対してあまり言うことはなく、性癖にブッ刺さる人が多いようなテーマだし、多分表でブームにはならないと思った。
見せにくいからね。
最近流行りの溺愛系
この作品はおそらく溺愛系に属する。
溺愛系とは、主人公が好きすぎて他の人物を排除するパターンが多い。
もう主人公が好きと決まってるが、その中で起きるトラブルなんかを楽しむ流れだ。
この系統が流行るのは、主人公をいろんなキャラが取り合う様を見てられない読者が増えたからとされる。
そして主人公側に共感すると、ずっとヤキモキさせられて楽しくないとか。
誰もが注目するアーリャに特別に選ばれたという優越感と、自分だけを見てくれる安心感が欲しいのだろう。
もう誰かと比較されたり、喧嘩するのに疲れてしまった世代が溺愛系すなわち「私だけを誠実に見てくれる相手」を求めてしまう。
その極地がアーリャさんのように、主人公は忘れてるのにロシア語でひたすらアピールしてくる様に表れてる。
ドロドロした世界よりはいいが、溺愛してくれる誰かを求めてしまうのは苦しい選択だなと思う。
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