『やりたいこと』を自分にやらせてあげるのは、『やりたくないこと』を辞めるよりも難しいとディズニーランドで悟った。

私は今思うように生きている。

当然昔からこうだった。

わけではない。

昔はどちらかというと、誰かに褒めてもらうために

媚びへつらうような生き方をしていた。

今思い出すと怖いが、まばたきが増えるチック症状や

胃痛が定期的にあった。

もうこんな生き方しててもしょうがない。

あまりにも面白くなさすぎるなぁと考え始めて、

まずは『やりたくないことを辞めてみる』こと

から始めてみた。

会いたくない人に会わない。

行きたくないところにいかない。

参加したくないモノには参加しない。

イザコザが起きたら今生の別れだ！とぶった斬った。

そんなことをして批判はなかったのですが？

と聞かれることもあるが、そもそも連絡先の類を

全て消してしまったので私の人生に介入する隙間が

ないのだ。

スマホ社会のおかげでコミュニーケーション過多が

どうのこうのと偉い人は言っているが、言ってしまえば

スマホから消してしまえば終わるということだ。

なんて簡単なんだろう。

こうやってとりあえず自分の体を精神を守るために、

やりたくないことを辞めてみた。

そのおかげで体の不調はなくなった。

今悩むのは次をどうするか、活動の細かいところや

うまくいかないことで自分が嫌になるといった

ニュアンスのことしかない。

全部前向きな悩みだ。

どうしてやろうかともがいているに過ぎない。

過去なんてものはもはや記憶でしかなく、

全部忘れてしまえば今の生活にはなんの影響もない。

どちらかと言えば難しいのは

自分がやりたいようにやらせてあげる。

許可してあげることに間違いない。

おとといディズニーランドを急に訪れたく

なった私はディズニーのInstagramを覗きながら、

ディズニーのCMを見て嫁（仮称）に

ディズニー行きたそうな背中を見せていた。

バカみたいな話だが気になってしまった

ものはしょうがない。

もちろんいろんなことは考えてしまう。

『ああ。神よ。私は人生を楽しんでもいいんでしょうか』

なんてシスターになった気分にもなる。

なぜだろう。

なぜ楽しいことをしようとしたら罪悪感が先に

くるのだろう。

結局罪悪感よりもミッキーマウスの手招きに

負けて行ってしまったのだが。

よくそういうことは

『もっと大人になってからやればいいじゃん』

と言われる。

性根がねじれてしまっている私は

『なぜ明日があると確信しているの？』

まだ将来の不安で消耗してるの？なんなの？

と言いたくなる。

やりたくないことを辞めること

よりも

やりたいようにやらせてあげること

の方が高度な技術だ。

福田光宏


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