信の対価

受信料の私的解釈

「食育」の半面は食べて育つ子供の権利だと、私は思っている(のだが、この解釈を見た記憶がない)。

受信料とは、信を受けたことに対する対価だと思っている。単に電波を受けたことの対価ではない(それだとNHKの立場があまりにも特権化されすぎて、NHKが地方自治体や国とは異なる法人であることとの整合がつかない。と思う)。

NHKは日本の立場をがんがん押し出すべし、との主張が勢いを増している感じだ。

一概に否定するものではないが、しかしながら、国際的なバランスには注意すべきではないのだろうか。

そういうところや、災害情報を全国漏れなく正確に伝える、日本の言葉・文化・文物を漏れなく伝え記録する、といったところまでを含めた、
「信」
たる放送電波の受信対価が、「受信料」だと思っている。

視聴者はNHKの意義・価値を誤解してはならないし、NHKには、誰が一義的に顧慮すべき者であるのかを忘れていただきたくないと願う。

もう一つ。

NHKの国際放送部門には、目下、「中立的」「客観的」「役に立つ」との好意的な評価が、国を問わず世界中の視聴者から、数多く寄せられている。

このことを忘れず、この基礎の上に、NHKと向き合いたいと願うのである。