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「花衣にて降りたまふ」 の価格を変えました。

(→全編通算800円です)

杉田久女「師」 の句と句人生を、句集から探った標記のマガジンにつきまして、本日(2018年1月20日)価格改定を行い、全編通算800円と致しました。

杉田久女は、1923年鹿児島生まれ。大正期に句作を初めたのち、北九州・小倉の地で暮らし、多数の俳句を残した俳人です。(1946年没)

句には、北九州・遠賀地区の景物が精彩に読み込まれており、その句業は、(ことに北九州にとっては)比類のない意義があり、また、歴史的にも価値あるものと考えられます。

しかしながら、生前、私人生が過剰にスキャンダライズされたことや、あるいは、その才能に対する同業俳人からの嫉妬のためか、杉田久女の句は、私人生への種々の悪風評に隠れ、十分かつ正当な評価を受けていない印象があります。

私は俳句の素人で、句のよしあしを吟味する鑑賞・批評眼を備えるものでもありませんが、標記のマガジンでは、杉田久女のひそみに習い、極力実際の句に即して、その句の世界・美意識のエッセンスを追体験し、再現することを試みた次第です。

今回の価格改定は、当マガジンの全編通算価格を市販新書並みに揃え、2編を除き課金を排して、極力多くの方に、杉田久女の名と句を知っていただくことを、企図するものです。

文章、でこぼこあり、また先行研究を踏まえていない等、瑕疵もございますが、杉田久女という俳人が知られ、また、その句の美が理解される一助となれば、幸甚です。

*花衣にて降りたまふ(下記リンク以下)
立ち上がる 明治の女(ひと)の 佇まい

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