JAPAN MOBILITY SHOW 2023の感想を書いたらなぜか褒められた話
JAPAN MOBILITY SHOW 2023に行ってきました!
回った順にて感想を記します。
ダラダラした文章については、予めお詫びいたします。
【ダイハツ】
「ユニフォーム(クルマです)」のデザインがカワイイ。ライトがルービックキューブ4*4みたい。走りながら電気で水耕栽培できるというのが意味あるんだか無いんだかわからんけど、太陽光LEDの照明効果もあって視覚的には楽しい。ネットで発注したら育てたての野菜をすぐ持ってきてくれるような商売は経営として成り立つのかどうかなど考えつつ、カワイイオープンカーのプロトタイプを見る。
コペン?コペンではない?ベンチシートに簡素なステアリングと布のドアハンドル。初期の2CVっぽいというか、かなり日産パイクカー的というか。名前「オサンポ」ですか…もうちょっとなんとかならんか。
「コペン・ヴィジョン」はイマドキな高級感とクラシック感が両立してて良かったかな。往年の「ダイハツミゼット」と「三輪バイク(名称不明)」はキレイにレストアされてて眼福でした。
【トヨタ】
30分並んでガチャガチャを頂きました。カプセルが時々上の穴から降ってくるのが可愛かった。裏で誰かががんばってるんだねうんうん。
あとは、うん、トヨタですね。
月面を探査するような機械むき出しのクルマがあって夢を感じたんだけど、なんでダッシュボードの下に冷却ファンがあるんでしょうね。まぁタイヤも通常のエアが入っているものだし、地球における月面風ショーカーなのか…わからん。
【マツダ】
出た!今回のショーの女王(かキングか)!「ICONIC SP」の登場です。羽を広げたようなドアの開き方が美しい。ドアのカッティングラインもキレイ。全体の曲面も素晴らしく、眺めているだけで目が喜びます。
アルファジュリエッタSSとか、60年代のイタリア車を思い出します。小さなリトラクタブルライトもカワイイ。
今回のショーモデルの中で一番人気でした。あっ、このデザインだとサイドガラスが下がらないよね、なんて言っちゃだめですよ。きっと手品のようにドアにおさまるはずです。きっと…。
【スバル】
スバルの目玉は空飛ぶクルマです。スター・ウォーズでルークが乗ってたランドスピーダーのようでなかなかカッコイイ。
横幅は凄くて2.5台分の駐車場が必要です。ファンが4つに見えますが後部にもさらに1つあります。
実際に飛ぶと聞きましたが、ええと、バッテリーはどこに…滞空時間は…とか考えちゃだめです。きっと核融合発電エンジンが標準装備なんです。6時間ぐらいは飛べます。知らんけど。
【メルセデス】
今年の春にEQEに乗せてもらったことがあるので、あの朝広大なスクリーンは体験済みでした。なので、メルセデスはちょっとだけ見て終了。EQEのスクリーンは皆一度見た方がいい。M5STACKもモニタが付いてるところがエライのだ。
【住友ゴム】
アクティブトレッドは、温度が下がるとゴムが柔らかくなるという凄い技術です。もうスタッドレスに履き替える必要はない、とか。
めっちゃ地味な実験スタイルのプレゼンが素敵。今後市販されるのかどうかは企業秘密だそうです。
【Kawasaki】
ニンジャのEV。なんかEVらしさがないぞ。ボードの説明を読まないとわからないし、ビジュアルが普通すぎる。えっ、それが良いのだ、だって?おっさん達困惑してたぞ。ショーでその態度はいかん。やりなおし。
【AFEELA(ソニーとホンダのEV)】
「AFEELA」は大人気。見るだけで30分待ち。グリルなど外装部の一部にLEDビジョンを使用。照明や画像を社内外でコーディネートできる。
しかも元ネタとして映画やゲームなどソニーの豊富なIPが使えるので、FORTNITEバージョンAFEELAとか!MARVELバージョンAFEELAとか!スマホの待ち受け画面みたいに1台でいろいろ楽しめます。
この思想はこれまで見たことがなく、クルマの新しい魅力のカタチを強く感じました。いや、見たことあった!痛車だ!控えめなデジタル痛車。痛車は痛いけど、ソニーの痛車は痛くない。これぞ現代的な自動車デジタルカルタマイズでと言えるのでは。
クルマの控えめなデザインとは別に、欲しい機能。こちらも今回のショーの目玉の一つだったのではないでしょうか。
【LEXUS】
不思議なオフロード車の展示あり。ナニコレ。あとは普通にLEXUSかと。
【HONDA】
飛行機があるというので行ったらありました。でも45分待ちというのであきらめて次へ。HONDAJET、中に入ってみたかったなぁ。誰か持ってる人いたら乗せて欲しい。レポ書きます。次期プレリュードと噂のクルマもあったらしいけど知らん。
【YAMAHA】
初音ミクなどを起用したショーに期待したけど時間が合わず、ステージにいっぱい付いてたタイヤ痕を見ながら次へ。
【BYD】
今回いちばん注目してたのが中国のEVメーカーBYD。
ブレードバッテリーは何やらスゴそう。
BYD DOLPHINは希望小売価格が363万円とか。これはなかなか安い!
だけどデザイン、特にインテリアが好みと合わず早々に退散。ちなみにクルマの横に女性が立っているのはここだけでした。
【DENSO】
1→10さんが展示企画制作を担当したと聞いて訪問。DENSOが考える未来のストーリーを、マンガやゲームなどの様々なインターフェイスで体験するという形式。
よくわからない未来の姿は、よく知っているスタイルの表現で伝えた方がいい。そんなディレクションを強く感じる仕上がり。いい。AIの遺伝子という漫画を思い出した。
ARグラスで絵本から飛び出した映像を楽しむなど、どの体験も難易度やストーリーの展開が上手に設定されていた。
このへんで疲れて退場しました。スーパーカーの屋内展示はちょっと見たかったけど遠いのでスキップ。四本脚マシンはどこにあったんでしょうね。あ、日産のゲルググを見るのを忘れてた!
ということで全体としての感想。わかってて行ったとはいえ、海外メーカーがほとんど出展して無いのは日本というマーケットに投資価値が薄いと判断されている証左なのでかなり寂しい。こういう機会じゃないと近寄れないクルマも多いのでかつてのモーターショーと比べるとどうしてもワクワクが半減してしまう。それらをひっくり返すようなデザインや考え方があれば良かったんだけど基本どの展示も日本的に「閉じ」てたような気がしてしまう。でもネーミングが変わって活気が出てきたという意見もある。確かに広い会場のどこに行っても人がいたのは素晴らしい。でも「その考え方に一票!」という展示は少なかったと感じる。
その中でも「マツダICONIC SP」と「AFFELA」をリアルに見たのは意味があった。単純に「美しい」「楽しそう」「欲しい」と思った。リアルイベントで目視するからこそ獲得できる説得力というものがある。スバルの空飛ぶクルマにも想像を刺激された。そういうクルマがあと10台ぐらいあれば良かったんだけどー、こうなったら次の上海モーターショーを見に行ってみるか…
ということでどうも…。
さて褒められた話なんですが、上の文をFacebookに書いたらなぜか数人から文章が良いと褒められまして、noteに転記し、タイトルに書いた次第です。どこがどう良いのか自分ではわからんのですが、もし面白かったとお感じになったら♡を押して頂けると喜びますのでぜひー。
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