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追悼:エンニオ・モリコーネ氏

その昔、ニュー・デザイン・パラダイスというテレビ番組があったことをご記憶の方もいるだろう。身の回りに古くからあるものをデザインの力で新しく蘇らせるという、小山薫堂氏の企画による深夜番組だ。

2004年の暮、何故かこの番組に僕が呼ばれ、出演することとなった。番組では文字ではなく色で遊ぶカルタというアイデアを発表し、一部で少しだけ話題になった。と、ここまでは先日ブログとnoteにも書いた話である。

しかしそこで触れなかった事がある。この番組の主題曲は、エンニオ・モリコーネ氏の「ニュー・シネマ・パラダイス Nuovo Cinema Paradiso」だったのだ。

僕が出演した回は2005年2月11日に放送され、カルタはこの曲と共に全国に紹介された。エンニオ・モリコーネと僕の人生かがリンクした瞬間である。

やがてそのカルタはインテレクチュアルカルタと名前を変え、今年発売となった。同時に今年は、エンニオ・モリコーネ氏が亡くなった年にもなった。

2020年は嬉しい年であり、哀しい年になった。この15年間、ニュー・シネマ・パラダイスは僕のなかでずっとカルタのテーマソングだった。彼の音楽が、僕の人生の一部を彩ってくれた。しかし今聴くと、胸が締め付けられる想いになる。

エンニオ・モリコーネ氏のご冥福をお祈りします。

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