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「ねえ、「さいちゅう」があるよ」 と彼女はお土産ショップで僕に言った。 「それ、「さいちゅう」じゃなくて「もなか」だよ。「最中」って書いて「もなか」って読むんだよ」 と僕は答えた。 「「さいちゅう」じゃなくて、「もなか」ね」 と彼女はそれを忘れないようにするために繰り返した。 彼女は「もなか」が気に入ったようだった。
友達の祐介が僕のアパートに遊びに来た。 祐介はバドワイザーの缶ビールをごっそりとかかえていた。 「いつもはハイネケンだけど今日はバドワイザーだ」 祐介は嬉しそうにそう言った。 「うん、バドワイザーも悪くない」 僕は同意した。 「それから今日は妹も連れてきた」 祐介の後ろから、ひょっこりと女の子が顔を出した。 はい、ひょっこりはん、と僕は心の中でつぶやく。
僕の友達に、高校教師をしているまちこ先生がいる。 彼女は卒業した教え子で、彼氏ができない女の子を自分の男友達に紹介するのを趣味にしていて、僕は彼女のことを「マッチングまちこ先生」と呼んでいる。
「髪切った?」 僕は彼女に訊ねた。 「うん」 彼女はうなづいた。
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「ねえ、私、きれい?」 と彼女は僕に訊ねた。
「君は、本当に失ってしまったんだね」 僕は彼女にもう一度確認をした。
「光るものがあるわねえ」 と彼女は言った。
「拡散、拡散ってさあ、拡散ってそんなに大事? noteばっかりしてないでさあ、僕と一緒にお風呂に入ろうよ」 「だめよ。そんな時間ないから」
「ねえ、結婚したらさあ、東京に住みたい」 と彼女は言った。 「え? 結婚したらって何? 僕たち付き合ってないけど」 「え? だって私達、許嫁 でしょう?」
「最近シェアライドしているんだけど君もする?」 と明夫は僕に言った。 僕らは渋谷のセンター街を歩いていた。
「最近、寒くなったね」 と彼女は言う。 「うん」 と僕は答える。
「おっぱいに視線がいってしまうことは仕方がないよね。だって目の前にばばんとあるんだから。そりゃあどうしたって目がいってしまうよ。 DJソダみたいにあんな風にぷるんぷるんされちゃったらもう我慢できないよね。