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「noteってさあ、何も響かないんだよね」 と彼女は言った。 「響かない?」 と僕は彼女に訊ねた。 「何をやっても無駄だって言うこと。 イベントに参加しても、お題に参加しても、ハッシュタグをつけても、その場限りでぜんぜん伸びないのよ。ただただ麻薬に取り憑かれたように、毎日スキしてスキ返しをもらって、それを続けるしかないの。スキをしないとスキがもらえないの。内容云々って関係ないのよね。イベントとかに参加しなくたって、いいものを書いていれば読んでもらえるし、長く続けていれ
彼女は派手な洋服を着て、僕の目の前に現れた。 「どう?」 と彼女は嬉しそうに僕に問いかけた。 僕は戸惑う。 「何ていうか、似合ってない。君らしくない」 僕は正直に印象を伝えた。 「なんでよー。これは私が大好きなタエコ様がオススメしていたのよ」 彼女は不満そうに頬を膨らます。 「誰、それ?」 僕は彼女に訊ねた。 「知らないの? インスタで今、大人気のインフルエンサーのタエコ様よ。おしゃれでセンスがあって、もう最高なのよ。私はタエコ様が薦めるものはぜ~んぶ手に入れ