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25日の件。反省

みなさん、こんにちは。

奈良クラブの会食・クラスターの件について、クラブとして何も触れなかったことについて、サポーターのみなさんからのコメントを拝見させてもらっています。ありがとうございます。

実は、2020年に社長に就任したときより、サポーターの方との距離感について、結構悩んできました。とても近い距離感で、みんなで良いことも、そうでないこともやんや言い合える関係になるのか、全方位一定の距離をとりながらも、会話もしっかりしていくのか。

 今回、みなさんの意見を読んでいて、めちゃくちゃ反省しています。クラブとサポーターって近いようで物理的距離が離れてる中で、唯一、約束せずとも顔を合わせる場がスタジアムであり、そしてその場は「奈良クラブ」という存在を見るため、接点を持ち、暖かい気持ちになるための場ということ。で、そういった場を提供すべき自分たちが、来てくれている人と顔を合わせたなら、今回はご迷惑、ご心配をおかけしましたって声をかけるのは、コミュニケーションとして当たり前で、ましてや、コロナ禍の中で顔を合わせる機会すらほとんどない中だったら、なおさらそういったちょっとした配慮というか、コミュニケーションが必要だったなあと。

僕自身、スタジアムは社交場であるという欧州の文化をずっと見てきて、自分もそういう場所にしていきたいなあと考えていたし、サポーターのみなさんが、社交場としての行動をされてきてるところを見てきたんですが、何か自分の中ではクラブとして何か発信したりすることを仰々しく、大げさに考えすぎてきて、動けなかったんやなと今回学びました。みなさんが求めてるのは、奈良クラブという場の中での人と人とのちょっとした人間らしいコミュニケーションであって、なんら大それたものは求めていなかったということで、今後のクラブとしての在り方を見つめ直すきっかけとなりました。

本当は、このnoteの内容のようなことを日曜日の試合前に話そうと思ったのですが、ちょっと長くなりすぎるので、ここでは今の考えを書き、日曜日は試合前の短い時間でさらっと話させてもらいたいと思います。ただ、その発言の奥にはこういったことを考えているという部分を知ってもらえればなと思いました。

実は、25日の試合前やトレーニング時には、選手・スタッフには今回の会食、クラスターの件については、100%以上の力でハードワークすることで、これから自分たちはどうやっていくんだという決意を見せて欲しいという話を伝えていました。ただ、それはあくまでも自分たちの在り方の話であり、来ていただいている方たちへの配慮という部分とはまた別の部分で必要だっただけで、みなさんがおっしゃる配慮という部分については確かに欠けていたなと思います。

今後、スタジアムを含めて、奈良クラブという場がもっと人の暖かみのある場になるようにスタッフ、選手、もちろん自分自身も含めて、行動していきたいと思います。安心、安全なスタジアムを提供するというクラブとしての義務は、何も警備を強化することだけではなく、来た人がよい気分になれるというような場づくりとそこに対する努力が大切だと感じました。

みなさんのご意見ありがとうございました !




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