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奈良クラブ「外野の観戦記(vsヴェルスパ大分)」

 今日は桜が満開の鴻池球場(ロートフィールド)でサッカー観戦をしました。少し暖かくなり、サッカー観戦にはよいシーズンになりました。今日も感じたことをつれづれなるままに書きます。
 
 昨年のヴェルスパ大分は「なんじゃこりゃ?」って思うぐらい、面白いチームだった。瓜生選手がゲームをコントロールしていて、チームの統制がとれているのに、予想外のことが次から次へと起こる。今年は瓜生選手も須藤監督もいなくなっているけど、サッカーは引き継がれていると思うので楽しみな一戦です。
 
 我らが奈良クラブは、今年、新しい体制になって、チームは一から構築中。3試合しているけど、後ろからパスを回しながら焦らずに攻める。相手を囲みながら前線から守備をしかけていく等、やろうとしていることが明確になった分、それを時間をかけて一試合一試合のなかで研ぎ澄ましていかなければならない。
 研ぎ澄ましていかなければならないので、急には良くならないし、研がなければナマクラになってしまうこともある。それでも、一試合一試合観る方は、チームに積上げがあるので、毎回強くなるためにどんな挑戦があるか楽しみに観ることとなりました。

 ・・・ところが、今回の試合はただ単に90分が過ぎていってしまうような感じで終わってしまった。チャレンジが不発に終わってしまう試合だった。相手がヴェルスパ大分だったから、何もさせてもらえなかったのか、それとも勝ちを意識するあまり自分達で今回はリスクを取らず何も挑戦しなかったのか。
 
 今日はサッカーに強い意思を感じない。以前のようにリスクを背負ってでも自分達のサッカーをなんとしてでもするという強い気持ちが感じられなかった。相手がしっかりと守ってくると、ここまで何も出来ないのかと思うぐらいチームで相手を崩す動きがほとんどなかったように思います。今日は全然点がとれる雰囲気はなかった。
 
 前節の松江での試合は、点こそ取れなかったけど、リスクを恐れずに前に走って奪われるシーンもあったし、取られることを恐れずに、真ん中にグラウンダーのロングパスを通すシーンがあった。その前のHondaの試合は、恐れずに後方から丁寧に前線にボールを運んでいた。そういう試合を観ると点数には関係なく面白いと思える。
 
 今日は、そのリスクを恐れずに戦うプレーがなかった。強いて言えばお互いに。気持ちが空回りして「ファール」や「ラフプレー」、「時間稼ぎ」はあれども、本来の勇気のあるプレーが見ることが出来なかった。
 ヴェルスパ大分の14番の選手が今日は一番光っていたように思う。3番の浦島選手も安定した守りを見せていた。でもやっぱり昨年の10番の瓜生選手がいなかったのは少し寂しくもあった。
 奈良クラブは、8番の浜田選手が後半になって入ってから少しリズムがとれるようになった気がする。理由は分からない。3番の都並選手が入って、何か一つでも面白いことが起きてくれたらと思ったけど時間がなかった。
 このチームはサイドバックが波に乗ればリズムは作れると思うし、攻撃の起点になると思う。25番のソンスン選手が時折光るドリブルを見せてくれていたけど、彼はもっとボランチのようなポジションで視野の広い選手ではなかったのかな?

<本音編(SNSではご法度か?)>

 地元サッカーチームの勝ち負けなんて、コインの表と裏です。
 アカン時に「奈良クラブ、アカンやん!」と友達同士・家族同士で言えるのもまた楽しみの一つ。勝ちもあれば、負けもあり、良い時もあれば悪い時もある。サッカーチームであり、勝敗がある以上、表と裏。
 
 今日は、サッカーに興味のない妻が「奈良クラブ、全然アカンやん!!」とか怒ってるのを見ると、「つまらない」と言われるよりも全然嬉しいです。今年も何度か一緒に観に行くことになりそうです。

 「今年はあなたの分のユニフォームを買ったよ」と言ったら、怒られるかと思っていたら喜んでいました(笑) それはヨカッタなと思います。

 試合の後、桜が綺麗だったので少し時間をつぶしました。久しぶりの休みだったので、桜を観ることが出来てヨカッタなと思います。

<今回のサッカー×旅>

 先週ユニフォームを着て、サッカーの神様、白峯神社にお参りに行きました。サッカーは難しい。自分の思うようにいかない。そのまま時間だけが過ぎていくこともあります。
 
 今回も「ケガだけはないように」とお詣りしてきました。
 
 また、強くなるためには、本当に、コンマ何秒の反応と精度を上げることが要求されます。明日すぐにそれが出来るなら誰も苦労しない。今のメンバーで日々練習して取り組んでいくしかない。
 
 そして、今の努力が、強さとして現れるのは、まだまだ先の話になると思っています。その時には今の選手はチームにいないかもしれない。しかし強さ(「伝統」や「文化」)というものはそうやって作られていくものだと思う。
  
 次回の試合を楽しみにしています。


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