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昭和女子大学附属昭和小学校③

小学受験統一模試は2022年度受験生への特別応援企画として、2020年9月、昭和女子大学附属昭和小学校に伺い、校長・柴田芳明先生、副校長・中山光子先生にお会いし、お話をお聞きしました。今回は3項目の記事です。前項が気になる方は下記よりご覧ください。

昭和女子大学附属昭和小学校①
昭和女子大学附属昭和小学校②

※お話は柴田先生と中山先生お二人にいただいておりますが、話者を特定せずまとめております。
インタビュアー:富士チャイルドアカデミー 校長 前 宏美先生

>副校長先生にお伺い致します。昭和小学校が準備を進めている、グローバル教育の取り組みについて教えて頂けますか。

 初等部では、今までも英語を使って他の教科を学ぶ、教科横断型の学びを展開してきましたが、昭和では、こども園から大学まで一貫して、更なるグローバル化を目指しています。

 学園キャンパス内には、以前からブリティッシュスクールがありますが、2019年よりテンプル大学も併設されました。ブリティッシュスクールには、初等部と同年齢の子供達がおりますので、クラブ活動を含め、様々な交流を行っています。ミニ運動会の玉入れでは、「いち、に、さん」「ワン、トゥー、スリー」と数えてみたりと、どちらの子どもも楽しんでいます。テンプル大学でも大学生が授業の一環として、一定期間インターンシップに来てくれます。学生はクラスについてくれるので、英語だけではなく他の教科や総合学習、劇の練習にも参加してもらいます。また、中高部に交換留学で来るイギリスの高校生も、英語の授業に参加してくれます。

 そして、今年度は帰宅後の補習の一つとして、“英語で遊ぼう”という自由参加のプログラムを実施しました。一人ひとりとのオンライン対応なので、大声を出しても、体を動かしても良い、楽しみながら学べるものとなっています。

 このように、ここ2年程で以前から学園として取り組んできたものが、より大きく広がっています。今はコロナ禍で海外に行く事ができませんが、この4月から学内のICT化は飛躍的に進み、オンラインでの海外とのやり取りが始まりました。更に、南地中海にあるマルタ島の子供との交流も行いました。文化も生活様式も違った人達と触れ合って、相手の良いところ、自分の良いところを見つけることなど、これからの子供達にとって、必要な事を学べるのではないかと期待しています。本校には、“世の光となろう“という理念があります。自分も輝き、人も輝き、尊重し合って生活していこうという精神を大切にしながら取り組んでいきたいです。

 これらの活動を通して、英語をコミュニケーションツールとして使う時に大切な聞く力を養うことが、昭和小学校が昔から大事にしている“理解して発信する”ことにも繋がっていると思います。

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昭和女子大学附属昭和小学校④

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