PSV 2023年夏の動き(中間)

選手の出入り(7/13時点)

入団/復帰:
リカルド・ペピ(←アウグスブルク、昨季はフローニンゲンへローン)
ノア・ラン(←クルブ・ブルッヘ)
シュランディ・サンボ(←スパルタ・ロッテルダム**)
ヨルブ・フェルテッセン(←ウニオン・サン=ジロワーズ**)

退団:
エリック・グティエレス (→チーバス・グアダラハラ)
フィリップ・マックス(→アイントラハト・フランクフルト)
リチャード・レデズマ(→ニューヨーク・シティ**)
ジャレッド・ブランスウェイト (→エヴァートン**)
ファビオ・シウバ (→ウォルヴァーハンプトン**)
トルガン・アザール (→ボルシア・ドルトムント**)

*ローン移籍
**ローンバック

大きなトピック

新監督にペーター・ボス就任

CLベスト4に進出したアヤックスを率いたのはテンハフだが、多くの若手を見出した監督は彼である。昨季、監督選びで迷走したアヤックスと競合したとかしていないとか。ただし、そのアヤックス以後、監督を務めたチームではいずれも守備を整備できず大量失点で負けを繰り返し、最後は解任に遭ってばかりであるため、魅力的なフットボールやタレントの抜擢に期待がかかるものの、この5年、現場に立ち続けてるのに行く先々でうまくいってない監督であることは肝に銘じなくてはいけないが、さすがに監督経験の差でエールディヴィジで後手に回ることはないと期待したい。

ノア・ラン加入

オランイェの選手の加入であるため当然ながらも、まさか彼がオランダ復帰を選ぶとはということにまず驚いた。シモンスが残留すれば強力なコンビに、万が一退団した場合にはエース格の選手として据えることができる、とても良い立ち回りではないかと思う。

移籍市場での注目

シャビ・シモンスの残留

PSGから昨夏、買い戻し条項付きでフリーでPSVに加入したシモンスが1シーズンでどれだけ成長したかは述べる必要もない。PSGの買い戻し条項はPSVに€16mil を払えば本人との合意で移籍となるもの。PSVとしてはキャプテン待遇だの、彼を中心にチームを作る約束を示す等誠意は出し切ったので、あと祈るのみ。出場機会を得るためにPSGを出たとはっきり語っているので、PSGが前線を再構築するにしても、簡単ではなさそう。来夏のEUROにオランイェの一員としての参加を盤石にするためにも、代表監督のロナルド・クーマンは残留を勧めている。

サンガレの行き先

今夏の退団は容認されている彼。ノッティンガム・フォレストの具体的な関心が報じられる。€37milのバイアウト条項があるようだが、インフレとはいえ彼に37milが払われたらロマン枠に払う金額としてはちょっと驚き

補強のうわさ

ダビンソン・サンチェス(トッテナム)
アヤックス時代のボスの教え子で、€9Milほどのオファーが必要らしい。ガラタサライなども関心を寄せており、障壁は高く望み薄。

アステル・フランクス(VfLヴォルフスブルク)
ベルギーU21のプロスペクトのMF。所属クラブでどうやら出場の目がありそうなのでこちらも難しそう。

出戻り組の処遇

サンボは昨季のエールディヴィジのサプライズの一人で、国内でも屈指の右SBの若手選手であり、スタメン奪取を期待。フェルテッセンも一気に薄くなった前線ではチャンスがありそうだが、けがを含め新体制で居場所はあるか。


余談

PSVに関する情報は以下3つのサイトを巡って全体像を把握しながら、Eindhoven Dagblad紙のRik Elfrink記者の名前が出たら9割5分信用して大丈夫です。(現に、移籍市場を風靡するFabrizio Romano氏のPSV関連情報の引用元は彼)
課金する気概がある場合には、Eindhoven Dagblad紙の定期購読で彼の有料記事だけ読んでればPSV関連はまったく問題なし。

8月末に移籍市場閉幕と再登録時に、今季のPSVについてもう一度執筆したいと思います。


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