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無駄なこと
ちまちまとした、そして別にあまり役にも立たない、そんな作業をするのが好きだ。
お笑い番組を見ながら紙にネタの感想を書いてみたり(批評ではなく感想)、映画のチケットの半券を手帳に貼ってみたり、ヨーグルトを食べる時にアロエだけよけて最後にまとめて食べてみたり。
「いや、なんの意味があるの」と言われたらそれまでのことだが、こういうちまちましたものはなんだか楽しい。誰に見せるでもないお笑い番組のネタ感想も、昔の手帳に貼られた映画の半券も、アロエヨーグルトを普通のヨーグルトとして食べて最後にアロエのみを食べることも“無駄なこと”と言ってしまえばそれまでだ。しかし、私が「なんか楽しい」と感じるなら、その行為は成功であり正論であり、大正解なのだ。
無駄なことは、心にとてもいいらしい。いいこと聞いた。人にやさしく、自分にもっとやさしく生きていきたいものだ。
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