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【エッセイ】高橋悠也さんが運命的に好きという話

はじめに

スマホアプリ「ライドカメンズ」(公式HP)がリリースされた。
普段スマホゲームはしない人間だが、ライドカメンズは事前予約をした。
なぜか。
それは「世界観構築・メインシナリオ:高橋悠也」の文字を見てしまったから。

私は高橋さんの物語が好きだ。
絶大な信頼を置いているといっても過言ではない。
高橋さんは前作の仮面ライダーである『仮面ライダーギーツ』の脚本家でもあり、その時も放映当初からこれは好きな作品だと確信していた。
実際、最後まで安心して好きでいられた。
もちろん、脚本以外の魅力も多いギーツだが、やはり私はストーリーに重きをおいてしまう。
それほどまでに好きな高橋さん脚本は、ただただ仮面ライダーが好きだから、では言い表せないものがある。
それをつらつら書きたい。

ーーたまたま手に取った本の作者が、その時観ていた好きな作品の脚本の方だったことってある?


高橋作品と

1.仮面ライダーエグゼイド(2016~2017年)

例年のごとく仮面ライダーを観て、その時初めて高橋悠也という名前を認識した……気がする。
当時は脚本などのスタッフを見ることが少なく、高橋さんをちゃんと認識していなかったかもしれない。
とはいえ、自分にしては珍しく主人公が好きな作品であり、仮面ライダーの面白さに改めて感じ入ったし、好きな作品の一つでもある。

注)主人公が好き……どうしても闇深きキャラや主人公を支える頭脳派キャラを好きになりがち。エグゼイドも最初はパラドが好きだった。最終的には永夢とパラドのコンビっていいよねってなった。

2.仮面ライダーゼロワン(2019~2020年)

脚本がエグゼイドと同じ方だ、から入った令和一作目。
令和一作目、で期待しつつ観始めた記憶がある。
実際、面白かった。
それでも、脚本にそこまで意識を馳せていなかった。
ただ、認識するにつれて思いを深めるきっかけになった。
Vシネも観に行き、打ちのめされた。
滅亡迅雷の生き様に、心を打った。

3.小説「僕といつかのパラレルワールド」

ある小説を読んだ。
たまたま、本当にたまたま図書館で手に取った本だった。
本棚を巡り、面白そうなタイトルに惹かれ、借りた。
読み終わった満足感に浸りながら、本をまじまじと眺め回してはたと目に止まったのは、表紙。
タイトルに添えられたその四文字は、見覚えのあるもの。
しかし、本など書いていただろうか、もしかしたら、同姓同名かもしれない。記憶違いだったかもしれない。
今時便利なネットで、答えはすぐに出た。
高橋悠也さんだった、間違いなかった。
作品に惹かれ続けることなど多くはない。
書き手を知らずに読んで好きになることなど、そう何度もない。
媒体を越えて好きになるなど、幾度もない。
これは運命としかいいようがない。
好きになるしかないじゃん!

それから、高橋さんを意識的に追い始めた。
それが、ゼロワン放映中のことであり、ゼロワンの映画で「脚本:高橋悠也」をみて嬉しくなってきたきっかけでもある。
小説の内容としても、ゼロワンにつながるAIのもので、多角的な考えに考えいった。そうところが好きである。

4.舞台「ID」(2021年)

さらに沼に落ちた作品である。
高橋さんが舞台の人とぼんやり知ってはいたものの、実際に舞台作品を観たのは初めてだった。
すごかった。
役者の方々の素晴らしさも語りたいがそれは今回は置いておく。
ゼロワンとは違う切り口でAIの、人工知能について思考できるのかと、その世界観、ストーリーに驚愕した。
あまりにも衝撃が強すぎて、配信もできる限り観て、円盤も買った。
物販の中には過去作品「SLANG」の脚本があり、購入した。
それとともに、「ID」の脚本を読めることを心待ちにした。

今や手に入れた「ID」の脚本はもうそれはもうにこにこしてしまうくらいに高橋さんに感謝している。

5.舞台「SLANG

上演順としては前後するが、出会った順だとしておいてほしい。
「ID」に感化され、配信された「SLANG」を観た。
度肝を抜いた。
なぜ、これを生で観れなかったのかと後悔するほどに。
高橋さんを追うぞと、決めた。

6.仮面ライダーギーツ(2022~2023年)

高橋さんの新たな仮面ライダーを観れるということでわくわくした。
楽しみでしかなかった。
楽しみ過ぎて、放送は始まって間もないころに仮面ライダースーパーライブショーも観に行った。
一年、楽しかった。面白かった。
でも、終わってしまった……。
ファイナルライブツアー(感想はこちら)も行き、その台本も購入した。
1年間、最初から最後まで高橋さんの世界に浸れて嬉しかった。

7.舞台「TQY」(2023年)

直近の作品であり、舞台作品。
詳しくはこちらで感想を綴ったが、今までの舞台に比べてコンパクトな一方で密度は高かった。
ギーツ放映中の時期で高橋さんのスケジュールを心配してしまったが、それにもしても面白かった。
早く台本が読みたい。

8.スマホゲーム「ライドカメンズ」(2024年~)

現在、ライドカメンズリリースの翌日(2024/5/31)である。
メインストーリー1章を終え、さあ続きをといったところでメンテナンス中である。
いたし方あるまい。
それにしても、面白いな!?
各キャラクターがどのようにストーリーに関わってくるのか、キャラクター同士の関係も楽しみだ。

おわりに

高橋さんが好きだ。
「ID」の特典や「ギーツ」を語る姿をみては、その懐の深さ、整然としたストーリーに惹かれざるをえない。
しばらくはライドカメンズで高橋さんのの世界に浸っていよう。
そして、「ライドカメンズ」が舞台化するのであれば、ぜひ高橋さんの脚本で観てみたい。
もしくはTXTシリーズも楽しみにしている。


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