新年のご挨拶とご報告

新年明けましておめでとうございます。
今年でようやく長かった厄年が明けます!!

昨年の後厄は、これでもかと言うぐらい試練の一年でした。
が、これは私自身のみならず、世界中が同じ苦しみを味わった一年だったのではないでしょうか。
世界中の方々の仕事や余暇がままならぬ、様々な価値観が一変した2020年が過ぎました。
新たな希望に満ち溢れた2021年になる事を心より願って止みません。

そんな未曾有の経験をしている最中ではありますが、私ドヰタイジは2020年末を以って16年在籍した(有)ライターズカンパニーを退所し、本日よりOFFICE CAMELLIAに所属する事をご報告させていただきます。

16年前の私は、ツテもコネもない25歳の若造でした。
当時私は、師匠の主宰する「なにわ三国志」の劇団員。
初主演をさせて頂けるチャンスを掴み、憧れの俳優である三上一朗さんが当時所属していたライターズカンパニーに入りたい一心で、その想いを綴った手紙を書きました。
その想いが通じたのか、入所する運びとなるのですが、社長は酔うと未だに当時の話をされます。
今となっては甘酸っぱい思い出ですが、ツテもコネもない自分が無鉄砲に我武者羅にチャレンジするという部分は本質的に何も変わっていないのだという、ある種の原点の様なあの経験は、自分自身の羅針盤でもあると想える、大切に持ち続けたい思い出でもあります。

本日付けで入所するOFFICE CAMELLIAはまだ出来たばかりの事務所です。
苦楽を共にした、劇団創立メンバーである浜口望海も同時に入所いたします。
二人とも、また一からスタートする気持ちで、そしてお世話になった前事務所の名を汚さぬ様に、エンターテインメントの航海を続けたいと思っています。

それと同時に、私と浜口は株式会社花楽やというイベント会社にも入社致します事を重ねてご報告致します。
新たな挑戦が舞台、映像のみならず、イベント業にも広がる事は、ご時世的にも経験値的にも不安はありますが、それ以上に沢山の笑顔が見れる可能性にワクワクしている現在です。

思えば22年前、この役者という航海を始めた時から順風満帆な時はなかった様な気がします。
いつも時化ていたり、かと言えば凪いでいたり…。
それでも、少しずつでも前に進めていると思えるのは、たった一人で始めた航海中に出逢った、大切な仲間や家族、CREW、応援してくださる方がいるお陰だと、心より思います。
映画やドラマのことしか頭になかった私が、今こうして未だにこの世界にしがみついていられるのは、「舞台」を通じて皆様の顔が見えているからです。
今は「舞台」をやっていて本当に良かったと思うのです。

「貴方の喜ぶ顔が見たい」
それがライブエンターテインメントの原動力です。
そして今こそ、この力が必要な時だと思うのです。

このコロナ禍、いつだったかテレビで「愛してるから、大好きだから逢いたいのに、愛してるから、大好きだからこそ、逢えない時代が来るなんて」と誰かが言っていたのを観て、あぁ本当にそうだなぁ、その通りだなぁと思ったのを記憶していますが…

大好きなもの、大好きな人に、大手を振って逢いに行ける。
そんな日常が一日も早く戻りますように。

その大好きなものの中にSTAR☆JACKSや私が入っていられる様に、私は真摯に自分を見つめ、先を見据え、前を向いて歩んでまいります。

これからもドヰタイジ、浜口望海、並びにSTAR☆JACKSファミリーにご支援の程、お願い申し上げます。

2021年元旦
株式会社花楽や
OFFICE CAMELLIA
ドヰタイジ(STAR☆JACKS主宰)

天道満彦。劇作家、小説家。 エンターテインメント時代劇ユニットSTAR★JACKS主宰、俳優、演出家、殺陣師であるドヰタイジのペンネーム。