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第13弾期 シータバグナボーン

皆さん、シータバグナボーン、してますか?

どうもお久しぶりです。最近はpixivに投稿してる小説が大詰めを迎えてました、ミツです。

デュエプレも超次元と第13弾が実装され、その影で環境には一歩及ばないながらもバグナボーンもまた着実に強化されてきました。
今回は、第11弾~第13弾におけるバグナボーンの強化カードの紹介と、現在のシータバグナボーンの構築を解説したいと思います。

そもそもシータバグナボーンとは何ぞや、という方のために、前回の記事を貼り付けておきます。



11弾では

第11弾では全体的なパワーラインの上昇もあり、分かりやすく【バグナボーン】系列のデッキを強化してくれるカードがありませんでしたね。
例えば、

ハッスル・キャッスル(デュエプレ)

アタックトリガーで踏み倒しを行う《緑神龍バグナボーン》との相性はいいものの、そもそも維持している余裕がない《ハッスル・キャッスル》

魔光蟲ヴィルジニア卿(デュエプレ)

cip能力偏重の中型獣という点では悪くないものの、そもそもワームやナイトに【バグナボーン】と相性のいい進化獣がいないという欠陥を抱えた《魔光蟲ヴィルジニア卿》

いや、もう、分かりやすい強化札はこんなもんでした。
実はもう1枚、【シータバグナボーン】に革命をもたらすカードがあるのですが……彼、もとい彼女の活躍は、12弾の項に譲りたいと思います。


12弾では

なんかめっちゃ強化パーツ来たじゃん。
かいつまんで4枚ほど紹介します。

霊騎コルテオ(デュエプレ)

世界中がお前を待っていた、《霊騎コルテオ》
単純な受けのみならず、《バグナ》の殴り先を作ったり、攻撃時に踏み倒してブロッカーを寝かせたり。
言うなれば《バグナ》版の《聖帝ソルダリオス》+《霊騎ミューズ・ルプール》ができるようになりました。

腐敗妖精ダチュラ(デュエプレ)

うーらーめーしーやー。こっちにおーいで。
ようやく《バグナ》からバウンスでもブロッカー破壊でもない確定除去を飛ばせるようになった《腐敗妖精ダチュラ》
ゴッド限定なら《無頼悪魔カースドメア》がいましたが、対象の条件を問わないのはこの子が初めてです。問題としては闇文明や墓地戦略を絡めた【バグナ】の研究が進んでいない点でしょうか。

マッハ・ルピア(デュエプレ)

生きた《竜装 ザンゲキ・マッハアーマー》とでも言うべき《マッハ・ルピア》
環境では【ボルシャック・NEX】のSA付与手段として活躍していましたが、【バグナボーン】でも十分採用圏内。
《マッハ・ルピア》に限らず、今弾のファイアー・バードには《バグナボーン》と相性のいいカードが多くありました。《スピア・ルピア》とか。
なんなら【NEX】と【バグナ】の折衷デッキを考えたりもしました。

そして、何より目を引くのが……

聖霊王イカズチ

《聖霊王イカズチ》
直近では紙で《蒼狼の王妃 イザナミテラス》や《T・T・T》といった強化パーツを得た【カチュアイカズチ】にて活躍していたこのカード。
デュエプレでも《龍聖霊ウルフェウス》や《オリジナル・サイン》を駆使すれば《幻想妖精カチュア》から1ターンで一気に揃えられるそうですが、よく見てください。

これ……【バグナボーン】と組み合わせたくなりませんか……?

早い話、《イカズチ》は「攻撃ステップ中にクリーチャーを踏み倒せるクリーチャー」となら誰とでも連続攻撃が組めます。
ですが、《ソルダリオス》や《独裁者ケンジ・パンダネルラ将軍》は種族指定の進化クリーチャー。オリジン進化でもあるとはいえ、《イカズチ》と同時に組み込むことは難しいでしょう。

その点、バグナボーンなら種族の縛りも薄く、進化元を踏み倒すこともできます。
これは相性抜群にも程があるだろう。そう考えた結果がこちらになります。

トリガーバグナ

ND構築版、【リースバグナボーン】

大量のSTで攻撃を凌ぎつつ、《金色の精霊クロスヘイム》や《コルテオ》を進化元に《イカズチ》を出そう、というコンセプトです。
コンセプトがとっ散らかっててあまりいい動きはしてくれませんでしたが、当時の私は諦めませんでした。

イカズチバグナ

ADに舞い戻り、【シータt白バグナボーン】
《イカズチ》+《神歌の星域》パッケージをそのまま既存の【シータバグナ】に突っ込んだ代物です。

ここまでやって、
・そもそも《緑神龍ダクマバルガロウ》がいれば盾を削りきるだけの打点には困らず、ブロッカーを立てられても《アクア・サーファー》などでどかせばいい
・結局ST1枚で止まるため《イカズチ》と《バグナ》を揃える労力と見合っていない
といった問題点にぶち当たり、この時は【イカズチバグナ】の構築を諦めるに至りました。

一方で、大幅なブレイクスルーを遂げもしました。

蒼狼の始祖アマテラス(デュエプレ)

隠れた超強化、《蒼狼の始祖アマテラス》
《バグナ》からは出ませんが、《ザンゲキ》をリクルートして後続に繋げたり、マナ加速を撃ってでかい《青銅の鎧》にしたり、《フェアリー・ギフト》で実質0コストで1打点増やしたり。
《イカズチ》を抜きにしても【バグナボーン】との相性は抜群といえるでしょう。
なんで11弾時点で見つけられなかったのか疑問に思うレベルで八面六臂の活躍を見せるカードです。

それにようやく気付いたところで、第13弾が実装されました。


13弾では

超次元、白騎士、死神がメインコンテンツとなる第13弾。
しかしドラゴンやサムライ以外のコンセプトとあまりシナジーを発揮できないバグナボーンに現れたのは、そのいずれにも該当しない2枚でした。

魔龍バベルギヌス(デュエプレ)

まずは1枚目、《魔龍バベルギヌス》
《バグナ》の攻撃時に踏み倒して盤面の《アマテラス》を出し直せば《ギヌス》を《星域》の生け贄にして《イカズチ》まで着地させることができます。
そうでなくとも、単純に黒赤緑で構築して《マッハ・ルピア》を蘇生させつつ《黒神龍グールジェネレイド》を一斉に踏み倒してみたり。
ちなみにここで《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》を蘇生先に選ぶと処理順の都合上《キリュー》のみにSAが付与されて終了です。気をつけましょう。

オロチム(デュエプレ)

2枚目はこちら、調整版《斬隠オロチ》こと《オロチム》です。
《サーファー》同様に青単色の受け札ですが、あちらに比べると《オロチム》はかなり前のめり。
先に《アマテラス》や《ボルット・紫郎・バルット》あたりに殴らせてから《バグナ》の攻撃時に踏み倒すことで、タップした自獣をボトムに突っ込みつつさらなるワンチャンスが狙えます。

え、もう1枚いるだろって……?
バリアントなんとかさんはジャイアントとでも仲良くしててください。
【バグナボーン】の強化パーツとして見た場合、あれって劣化版《ダクマバルガロウ》なんですよ。リソースを稼ぎまくってくれる《ダクマ》に比べるとタダ飯食らいもいいところです。
本気で《バグナ》と組み合わせるなら《幻想妖精カチュア》を主軸にするのが正解じゃないですかね。

ともかく、上述したような経緯を経て、最新型の【シータバグナボーン】が完成しました。



詳細デッキ解説

アマテバグナ

ここからは各カードの解説に移っていきます。
まずは新顔から。

《蒼狼の始祖アマテラス》 3枚
大幅に構築を変えた革命児。
今回のカードの入れ替えは大半彼女のためです。
とはいえ4枚は多すぎるように感じたので3枚。

《蒼狼剣 クサナギ・ブレード》 4枚
《鼓動する石版》から入れ替わった初動枠。
今回の構築では多色はこれだけです。
盤面を埋める、そもそも多色なので取り回しが悪い、などといった欠点はありますが、《アマテラス》や《バグナ》の探索阻害を考えると《ホッピ・ルッピ》や《石版》は入れられません。
クロスギア版の《霞み妖精ジャスミン》がいたらいいのに。

《フォーチュン・スロット》 3枚
ドロソ枠。こっちは《ストリーミング・チューター》から入れ替わる形になります。
《アマテラス》から撃てるので、【エンペラー・キリコ】における《爆進エナジー・スパイラル》枠でもあります。
基本的には4枚捲れるサーチカードとしての側面が強いですが、クリーチャー・呪文・クロスギアの比率の関係上、3枚ヒットする確率はそこそこ高いです。
ただ一方で、《アマテラス》のために山札に残しておきたいカードを見送ることも多かったり。
《チューター》よりコストが軽いので、《ライフ》《クサナギ》から繋がって《ザンゲキ》を探しにいけるのは大きな強みです。

《オロチム》 2枚
受け札兼打点増強。正直サムライ付けてほしかった。
相手に撃つ場合は主に《超絶究極神ゼンアク》や《龍神メタル》あたりが狙い目となります。
《ダクマ》と《バグナ》でビートを始める頃には7マナ貯まっていることが大半なので、ST化条件はそこそこ緩め。
ただ速攻耐性はないため、枚数については環境と相談しましょう。

次に前構築からの続投組。

《フェアリー・ライフ》 4枚
《フェアリー・Re:ライフ》入れてぇなぁ~ってなる枠。
現在の構築では《ザンゲキ》から繋いだ《アマテラス》から撃って《ダクマ》に持っていくこともあります。
その場合、基本的には山札から多色を減らすために《クサナギ》が優先されますが、既に自分の《クサナギ》があるなら《ライフ》優先です。
あんまりあれで盤面埋めたくありませんからね。

《ボルット・紫郎・バルット》 3枚
サーチカードに《アマテラス》が加わったためちょっと減って3枚。
ただ、《ザンゲキ》下で《ギフト》を使い切っていても2コストのSAとして使えたり、速攻対面で最軽量の殴り返し担当として投げたり、このカードにしかできないことも多々あります。
あと貴重な赤単色マナ。

《フェアリー・ギフト》 3枚
前構築の枚数そのままですが、4枚突っ込んでも文句無しのカード。
というのも、詳細は後述しますが、《アマテラス》の採用により役割がめっちゃ増えたんですね。
仮にナーフかDP殿堂食らったら筆者は号泣してスマホを投げます。

《竜装 ザンゲキ・マッハアーマー》 4枚
デッキの核。
ここに依存しているのは以前述べたとおりですが、《アマテラス》でリクルートできたり《スロット》でサーチしたりと以前より引っ張ってきやすくなりました。
ただ《獅子幻獣砲》が実装されたのでクロスギア除去にはむしろ要警戒。
【白赤武者】【青赤剣誠】の凋落により《天雷の聖霊ユリウス》の採用率が下がったことは追い風なんですけどね。

《アクア・サーファー》 2枚
《バグナ》と相性がいいと散々擦り倒してきたのにここにきて枚数を減らされたカード。
とはいえ【天門】のような大型ブロッカー主体のデッキが流行れば《オロチム》の枠が《サーファー》になります。
青単色のST獣で頭数を減らせるのは《オロチム》にはない特権ですからね。

《火焔タイガーグレンオー》 4枚
上記《サーファー》とは対照的に枚数が増えました。
というのも、《紫郎・バルット》が減ったり《電脳勇騎マグナス》が抜けたりして赤の枚数を補う必要が出てきたんですね。
《統率するレオパルド・ホーン》が抜けて平均パワーラインが下がった【黒緑速攻】対策としてはそう悪くない部類ではないでしょうか。

《緑神龍ダクマバルガロウ》 4枚
メイン打点担当。
上述した《アマテラス》+《ギフト》のコンボにより、一瞬で即死打点を揃えられるようになりました。
とはいえ《白騎士の聖霊王HEAVEN》や《超神龍バリアント・バデス》など、《ダクマ》を真正面から殴り倒せるクリーチャーも増えてきたので油断は禁物。
また、あんまり殴り続けてると山札が切れるので、一仕事終えた後は《オロチム》で適当なクリーチャーに変換してあげる戦略を取ることもあります。

《緑神龍バグナボーン》
毎弾新規が来るキーカード。強くなるかは別問題。
役割は大して変わりませんが、《オロチム》の登場により打点形成担当としての趣が強くなりました。
《クサナギ》を出しすぎるとこちらの踏み倒し先が出てくる枠が埋まったりするので要注意。

基本的な動かし方

動き自体は前回のものと変わりません。
2ターン目《ライフ》or《クサナギ》
3ターン目《ザンゲキ》
4ターン目《ギフト》+《ダクマ》
5ターン目《バグナ》
でフィニッシュするのが先攻での最高ムーブです。

というわけで、今回は新規採用カードを用いた動きやテクニックを解説していきたいと思います。

①ギフトアマテラス
とにかく核である《ザンゲキ》の早期着地が求められるこのデッキにおいて、《ライフ》《クサナギ》から繋ぎつつ素出しと同じ速度で《ザンゲキ》を立てる手段が増えたことは大きな進歩です。
赤マナがない場合は《スロット》を撃って《タイガーグレンオー》などの赤単色と纏めて探しに行くことも多かったりします。
また、この戦略ができるようになったことで(滅多に決まりませんが)後攻でなら4ターンキルも狙えるようになりました。
上記最高ムーブのうち、4ターン目を《ギフト》+《アマテラス》に変え、踏み倒し先を《ザンゲキ》にすることで、次のターンに《ダクマ》の5点を叩き込んだ上でダイレクトアタックまで持ち込む打点を用意できます。

②実質G・ゼロアマテラス
また《アマテラス》です。
他のデッキでは【ヴァルキリアス・ムサシ】などで使用されるテクニック。
利用可能マナが6以上、盤面に《ザンゲキ》、手札に《アマテラス》とコスト6以上のクリーチャー、山札に《ギフト》がある状態で、
《アマテラス》の登場時に《ギフト》を撃つと、軽減値の合計が1+5で6となり、《アマテラス》が実質ノーコストで出てきます。
山札に2枚以上《ギフト》が残っているなら、《アマテラス》を複数体並べて強引にフィニッシュまでの打点を作ることもできます。
そんなわけで、《ギフト》は《スロット》の項で言及した「山札に残しておきたいカード」筆頭となりました。
紙版からナーフされた《ギフト》ですが、こういった形で逆利用されるのは面白いですよね。

③サイキック獣一撃解体
解除持ちサイキック獣のうち、【シータバグナ】が相対しやすいのは《雷電の覚醒者グレート・チャクラ》や《勝利の覚醒者ボルシャック・メビウス》。
《グレート・チャクラ》はホーリー・フィールド維持のため、《メビウス》はその覚醒条件のためにタップされた状態でターンが回ってくることが多いですが、そこに《バグナボーン》で殴り返しつつ《サーファー》などの除去cip持ちを踏み倒すことで解体を狙うテクニックです。
他の3体に関しても同じことが言えますが、《恐気の覚醒者ランブル・レクター》に関しては覚醒前の《時空の賢者ランブル》の時点でスレイヤー持ちなので注意しましょう。

採用候補カード

上記構築には採用されていませんが、以下のようなカードも採用圏内となります。

《電脳勇騎マグナス》
以前の構築には入っていたカード。
《奇跡の精霊ミルザム》や《ゼンアク》といった大型ブロッカーの処理が主な仕事となります。最近は厄介な《時空の雷龍チャクラ》であったり、《白騎士城 ピラー・オブ・フェザー》下の白騎士にも対処できます。
同じく色の合うブロッカー破壊の《無頼勇騎ウインドアックス》と比べ、【シータバグナ】において欠けやすい青赤のマナ基盤になってくれるのが偉いクリーチャーです。
1ドローもできますが、現構築において多用される《アマテラス》からドロースペルを撃てば手札補充が可能なのでその役割は薄め。

《策略と魅了の花籠》
こちらも以前は入っていたカードです。
STの確定除去呪文なので盤面が埋まっても使うことができ、初手に来ても《クサナギ》を確実にジェネレートできる青緑のマナ基盤となります。
主なメタ対象は《聖鎧亜キング・アルカディアス》や《ゼンアク》、《龍神ヘヴィ・メタル》。

《マグナス》と《花籠》が抜けた最大の理由は《クサナギ》という多色カードが4投されたため。
前回記事で書いた理想ムーブ《ライフ》→《ザンゲキ》→《ギフト》+《ダクマ》からも分かるように、【シータバグナ】は多色を多く積んだ場合の事故が致命的な減速となり得ます。
可能な限り多色を削りたかったのでこの2枚は抜くこととなりましたが、環境やカードプール次第ではまた採用する可能性が十分にあります。

《ストリーミング・チューター》
これまた前構築から抜けたカードですが、上の2枚とは事情が違います。
このカードの非採用理由は《アマテラス》を落としてしまうため。
【バルクライ王】系のデッキには墓地肥やし担当として入るらしいですが、【シータバグナ】で墓地を肥やしてもどうしようもありません。
それでも最大5ドローの爆発力は目を見張るものがあります。
ハンデス系のデッキが多いと感じたら一発逆転の大量ドロー手段として1枚程度挿してもいいかもしれません。

《アクア・ウェイブスター》
全体バウンス。《バグナ》から撃てる除去としては最大出力です。
ただ、メタ対象だった【白赤アポロヌス】【青単ツヴァイランサー】といったデッキが大幅に数を減らし、あまり手札に返したくないクリーチャーばかりの【NEX】や着地したが最後の【キリコ】【黒緑B・ロマノフ】が蔓延る環境において入れたいかといえばそれはまた別のお話。
「単色獣主体で」「横展開を是とし」「まとめてバウンスされると立て直しに時間がかかる」デッキに対しては効果抜群なので、そういったデッキが流行るなら検討しましょう。
最近だと邪魔なブロッカーを吹っ飛ばしつつ核となる城を倒壊させにいけるという意味で【白騎士】や【死神】あたりが該当します。どちらもメインとなるクリーチャーはすべて単色で、《白騎士ゲート》《死神ハンド》はいずれも盤面に指定のクリーチャーがいなければフルスペックを発揮できません。
【サバイバー】なんかも狙い目ですね。

《爆進エナジー・スパイラル》
《アマテラス》から撃てる上にドローとバウンスを選択できる呪文。
カード単体で持てる役割という意味では《スロット》を上回りますし、ドロースペルとして見ても確実に2枚を確保できるという利点があります。地味ですが相手に情報アドバンテージを与えないのも強み。
一方で、《ザンゲキ》や《ギフト》といったパーツをかき集めるには捲れる枚数が多いほうが都合がいいので、今回の構築では《スロット》を投入しています。
注意点として、《ライフ》《ギフト》で《アマテラス》の探索があと1枠になってしまうので、《スロット》と《エナスパ》の同時採用はおすすめしません。

《パーフィン》
ST獣。入れ替えるとしたら《サーファー》の枠でしょうか。
あちらと比べるとコストが1軽い上に《ザンゲキ》の恩恵を受けられる一方、能力の起動にクロスギアを要求するのが厄介です。
しかし、《アマテラス》が入ったことで2コスト初動の枠にクロスギアである《クサナギ》が採用されるようになったため、このカードも採用を検討できるようになりました。
単純にクロスギアを引っ込めて盤面に空きを作れるのも評価点。



おわりに

ここまで読んでいただきありがとうございました。
今回は環境デッキとの対面に関する解説などは行いませんでしたが、準環境程度の相手であればまだまだ食らい付いていけるだけのポテンシャルを持っていますので、試しに組んでみてはいかがでしょうか。
構築に関する質問があればコメント欄か私のツイッター(@NoirMitsu)までお願いします。

今後もバグナボーン系列のデッキがさらに強化されたり、そうでなくとも新規バグナボーンデッキを完成させたりしたら解説のnoteを書くと思いますので、その時はまたよろしくお願いします。

それでは。


《光牙忍ソニックマル》、来なさそうだなあ……​


4/18 追記

前の項では「準環境程度なら~」と書きましたが、つい先ほど、
12連勝してマスター到達いたしました。
少し構築を変えたので追記させていただきます。

メビウスカップマスター到達

具体的な変更点は、
・《サーファー》の枠を《パーフィン》に変更
・ブラフとして超次元の追加
の2点となっております。

まず《パーフィン》について。
こちらは採用候補カードに挙がっていましたが、やはりサムライサポートを受けられること、《クサナギ》を引っ込めて盤面を空けられることが光りました。
手札枚数で見れば実質歩く《サーフ・スパイラル》。
他にも、《竜極神メツ》や《聖鎧亜ジャック・アルカディアス》のcipで焼かれなかったり、《機械提督デリンダー》と相討ちを取れたりと、パワーが1000高い恩恵もはっきりと出ていました。
cipを使えなかったとしても、STで出た次のターンにはパワー3000で殴り返しが行えます。
想像以上に活躍してくれた1枚でした。

次に、ブラフの超次元8枚。
所持カードから適当に選んだ、と言ってしまえばおしまいですが、ちゃんとすべて採用理由があります。
今回はハンデスコントロール系のデッキに偽装することを意識しました。

《時空の勇躍ディアナ/閃光の覚醒者エル・ディアナ》《時空の剣士アクア・カトラス/青藍の覚醒者アクア・エクスカリバー》《時空の花カイマン/華獣の覚醒者アリゲーター》については、アドバンテージを稼げる汎用サイキック。
《時空の賢者ランブル/恐気の覚醒者ランブル・レクター》は、《超次元リバイヴ・ホール》が入っている=黒入りであると誤認させるため。
《時空の銃姫エイプリル/鎮魂の覚醒者デス・エイプリル》はマッドネスを、《時空の尖塔アレグル/要塞の覚醒者アレグリア》は墓地メタをそれぞれキープさせたかったので採用しました。《アレグル》はできればもう1枚追加したいところ。
一方で《時空の雷龍チャクラ/雷電の覚醒者グレート・チャクラ》は採用していません。《ダクマ》の能力の都合上、相手よりも盾が少ないとフルパワーを発揮しにくくなってしまうためです。
火のサイキック獣は1枚も入っていませんが、これはビートダウンを意識させたくなかったからですね。


今回、私はゴールド帯からマスターまで一気に駆け上がりましたが、やはり不利対面だった【青赤剣誠】や【NEX】がいなくなったのは本当に大きかったように感じました。
ついでに【キリコ】【ナイト】ともまったく当たらず、【バルガライゾウ】【黒緑速攻】とも各1回マッチングしたのみ。
逆に【5c】とは頻繁に当たりましたが、負け確となる最速《メタル》がなかったのは本当にありがたかったです。
【シータバグナ】は妨害が少ない環境でこそ輝くデッキだと考えているので、メタゲームをよく見て握ればさらなる活躍が見込めるかもしれません。
そしてゆくゆくは環境デッキに名を連ねる、そんな日が来ればいいなあとぼんやり願わせていただきます。

それでは。

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