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裏デッキビルド杯#1使用 イカズチバグナボーン

皆さん、聖霊王イカズチ、してますか?

どうも、pixivの裏垢に成人向け小説を投稿したらめっちゃ伸びてて複雑な表情になってるミツです。

さて、先日私は初めてデュエプレのオンライン大会に参加いたしました。それがこちら、

トスカーナ(@toscana_totsuka)さん主催の裏デッキビルド杯#1です。

上に貼ったツイートのとおり、第14弾カードパックに合わせて開催された第6回デッキビルド杯の後夜祭という位置付けで、カジュアル向けかつ参加者全員が珠玉のトンチキオリジナリティ溢れるデッキを持ち込んでくるという魅力的極まりないイベントです。

第13弾実装の際にも#0ということで開催されていたのですが、こういう場に持ち込めるようなデッキを当時組めていなかったこともあり私は参加を見送っていました。
シータバグナボーン? あれはランクマでも暴れられるガチデッキだから。冗談抜きで。

しかし第14弾では史上最高レベルのコストパフォーマンスを誇るサーチカードが登場。それにより実戦に耐えうるレベルにまで強化されたコンボデッキを手に、裏デッキビルド杯へ殴り込みをかけた次第でございます。

というわけで、今回の記事ではそのデッキについての解説を行おうと思います。
…本当は参加記録みたいなのやろうと思ったんだけどね。翌日に試練の塔で24連勝ワーイとかやってたらログが全部流れてました。ごめんなさい。


コンボ解説

今回私が使用したデッキ、その核となるコンボが「イカズチバグナボーン」となるわけですが、一応ここでそれぞれの能力を確認しておきます。

いつもの

まずは《緑神龍バグナボーン》
攻撃時にパワー指定でマナゾーンからの踏み倒しを行います。
既存のデッキでの踏み倒し先は《緑神龍ダクマバルガロウ》や《剛撃聖霊エリクシア》などのパワー変動型クリーチャー、もしくは《アクア・サーファー》や《火焔タイガーグレンオー》などの強力な登場時能力を持つクリーチャー。
使用感は他のクリーチャーのcipをアタックトリガーで使うようなものなので、実質《ジョット・ガン・ジョラゴン》ってこっそり呼んでます。

キリコの枠埋めかファンデッカーのおもちゃ(偏見)

もう1枚が《聖霊王イカズチ》
クリーチャーが出るたびに自獣全アンタップ+ブロッカー化までしてくれる進化獣です。
攻撃時にクリーチャーを踏み倒せる自獣と組み合わせれば連続攻撃が可能。
逆に相手が攻撃時踏み倒しを使っている場合は圧倒的な壁となります。ぶっちゃけ【バグナボーン】使ってる時に相手の《イカズチ》が立つと泣きそうになる。

この2体を盤面に揃えて連続攻撃でワンショットを狙うのがイカズチバグナボーンとなります。

《バグナボーン》であることの利点

《イカズチ》と組み合わせられるクリーチャー自体は他にも何体かいます。
そもそも基盤が強い上、踏み倒しが失敗することがほぼない《独裁者ケンジ・パンダネルラ将軍》(いわゆる【イカパンダ】)
強力なST獣にしてイカズチの進化元になる《霊騎コルテオ》を無理なく組み込める《聖帝ソルダリオス》
《邪眼死龍ゴルドノフⅤ世》を使うことで容易く無限攻撃が達成できる《大邪眼バルクライ王》
最凶フィニッシャー《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》を踏み倒すことができ、さらに《イカズチ》本体も《龍聖霊ウルフェウス》+《オリジナル・サイン》のコンボで着地させられる《幻想妖精カチュア》(【カチュアイカズチ】)
あたりが有名でしょうか。

では、こいつらを差し置いて《バグナボーン》を使う「理由」とはなにか。
それは「メタカードによる妨害を受けにくく、かつ高い奇襲性を有する」という利点です。
それを可能とした立役者こそが、この

史上最強のパワー1000

《魔龍バベルギヌス》です。

目的とするコンボ

まず初期盤面がこちら。
手札に《バグナボーン》1枚以上、マナに《イカズチ》《バベルギヌス》各1枚を含み火・自然の2色を開放した7マナ、山札に《神歌の星域》1枚以上。
盤面は《竜装 ザンゲキ・マッハアーマー》、《蒼狼の始祖アマテラス》。ただし《アマテラス》については、破壊やハンデスによって墓地に《アマテラス》が落ちているなら《バベルギヌス》で砕ける別のクリーチャーを用意することでも賄えます。

相手は進化単を握らされて動けないルピコ かわいいですね

まずは《バグナボーン》を《ザンゲキ》の1軽減により6マナで召喚し、そのままクロス。
ちなみに《バベルギヌス》を握っていれば、ハンデスで《バグナ》を落とされてもリアニメイトのチャンスがあります。

間違っても《アマテラス》には装備させない 砕くから

続けてバグナボーンでの攻撃時、《バベルギヌス》を踏み倒し。
《バベルギヌス》以外のクリーチャーを1体砕いて墓地から《アマテラス》を引っ張り出します。
基本的には盤面の《アマテラス》を破壊して出し直すこととなります。

ジェネリック《フォース・アゲイン》

そして蘇生した《アマテラス》のcipで《神歌の星域》を唱えます。

出落ちギヌス

ここでマナに送るクリーチャーは《バベルギヌス》。
これにより、《バグナボーン》の踏み倒し先が1発分再装填されます。

そのまま《アマテラス》の上に《イカズチ》を重ね、

これでイカズチバグナが揃いました。
マナゾーンには《ザンゲキ》効果でSAになる《バベルギヌス》が最低1体はいるので、ブロッカーもSTもなければ確実にフィニッシュが可能となります。

このコンボを踏まえた上で他の踏み倒し獣と比較してみると、
・《ケンジ》《ソルダリオス》よりも奇襲性が高い
・《バルクライ王》《カチュア》と違い、《お清めトラップ》がほとんど妨害にならない
・キーカードが非進化な上、相手に使えば《リアルとデスの大逆転》になる《バベルギヌス》をコンボパーツに採用しているため、超次元利用デッキに広く採用される進化獣メタ《時空の探検家ジョン/冒険の覚醒者ジョンジョ・ジョン》が一切刺さらない
といった利点が生じ、あえて《バグナボーン》を使用するだけの差別化ができるようになります。
ついでに【バグナボーン】として見ても、系列デッキのうち現状のtier1にあたる【シータダクマバルガロウ型】よりも高いワンショット性能を誇っています。
「愛です、愛ですよ」だけじゃ満足できない私のような厄介オタクにも嬉しい。

というわけで、次の項からは詳細なデッキ解説に入ります。


デッキ・採用カード解説

怒りのサーチ初動12投

《月光電人オボロカゲロウ》 4枚
初動その1。手札調整を担います。
このデッキは《イカズチ》の白、《アマテラス》の青、《バベルギヌス》の黒、《ザンゲキ》の赤、《バグナ》の緑で最大5色がマナに揃うため、《オボロ》は初動役としてうってつけでした。
引いてしまった《星域》を山札に戻せるのも高評価。
場合によっては《アマテラス》を蘇生するための生け贄にします。

《未来設計図》 4枚
初動その2。クリーチャーを引っ張ってきます。
コンボで必要なカードはクリーチャーか、もしくはクリーチャーから踏み倒せるカードだけで完結しているため、最新弾で登場したこのカードが最後のピースとしてカッチリハマってくれました。
同じクリーチャーサーチの《ディメンジョン・ゲート》と異なり、4種以上のクリーチャーから選べる可能性があるほか、見たカードは山札の下に行くため、その中に《星域》があれば手札に引き込んでしまった《星域》をマナに置きやすくなります。

《神秘の宝箱》 4枚
初動その3。マナを伸ばしつつコンボパーツを集めに行けます。
探索なので運は絡みますが、優先順位は
《イカズチ》と《バベルギヌス》のうち引けていない方
>SAになる《タイガーグレンオー》
>踏み倒し先にはなる《オボロカゲロウ》
>《ザンゲキ》《アマテラス》
といった具合。ただし、マナゾーンに青か赤のどちらかがない場合は《ザンゲキ》や《アマテラス》を置くことになります。
余談ですが、個人的には7弾実装直後の【5cエリクシアバグナボーン】にマナブースト手段として採用していた思い出のあるカードなので、ちょっと感慨深かったり。

《神歌の星域》 2枚
コンボパーツ。引いてもどうしようもない、というか引くわけにはいかないので2枚採用。
幸いなことに大会では一度もありませんでしたが、これが全部盾落ちすると《バグナボーン》から貧弱なクリーチャーを投げつけるだけのデッキになります。

《竜装 ザンゲキ・マッハアーマー》 4枚
《バグナボーン》にSAを付与する、赤入り【バグナボーン】の屋台骨。
基本的には《アマテラス》から踏み倒しますが、クロスする時には普通に赤マナが必要になるので4枚フル採用。
4マナから素出しして次のターンに1軽減で《アマテラス》を着地させる動きができるのも地味に強力。

《蒼狼の始祖アマテラス》 4枚
《ザンゲキ》立ててたら味方に後ろから刺されたりムキムキの大男に進化させられたり、やたら不憫な過労死枠。潤滑油とコンボパーツを兼ねてるから仕方がない。
状況次第では「イカズチバグナ」を決めた上で《バベルギヌス》によりリアニメイトされ、《神秘の宝箱》で《バグナボーン》の踏み倒し先を装填したりもできます。
実は今回のデッキは「《アマテラス》を《バグナボーン》から踏み倒せたらな~」とぼんやり考えていたのが発端なので、今後も元気にコキ使われてもらいます。

《策略と魅了の花籠》 4枚
受け札兼青緑のマナ基盤。
1ターン目にこれを、次のターンに残り3色のどれかを持つカードをチャージすれば、2ターン目にして《オボロカゲロウ》で3枚の手札交換を行えます。
本当に贅沢言うと《新世界王の思想》が欲しい。
大会においては、1回戦では盾に1枚も埋まっていなかった(のでマーシャルダーツにティラノリンクノヴァから綺麗な3ターンキルかまされた)一方、2回戦では2枚も埋まっていた(のをメルキスに全部持っていかれてアマテラスをマナに送られデッキが機能不全になった)という印象深いカードでもあります。

《聖霊王イカズチ》 3枚
コンボパーツ。マナから踏み倒せればいいのでフルではなく3投。
進化獣であるというのが極めて強く、残り盾2枚まで追い込めばそこから除去STを踏んでも《バグナボーン》と《イカズチ》を両方除去できなければ勝ち、というフィニッシュ力の高さを実現していました。
《ホーリー・スパーク》を踏んでもブロッカー付与+アンタップで返しのターンでの反撃を受け止められるのも評価点。
ちなみに画像のデッキ名に「稲妻」という単語が入っていますが、これは落雷(=イカズチ)が化学反応により大地を豊かにする現象が語源となっています。「大地に眠る友のため」戦う《バグナボーン》とはそういう意味でも相性がいいんですね。どこかで語りたかった、この薀蓄。

《魔龍バベルギヌス》 3枚
コンボパーツ。こちらも《イカズチ》と同様の理由で3枚。
能力の汎用性が高く、相手の《舞姫の覚醒者ユリア・マティーナ》などに使って突破役になることも。
ドラゴンなので【バルガライゾウ】で悪用され続けていますが、ドラゴンゆえに《ザンゲキ》のSA化の恩恵を受けられます。
だから規制するなら《超天星バルガライゾウ》本体にしてください。お願いします。

《火焔タイガーグレンオー》 4枚
受け札兼赤マナ兼踏み倒し先。赤入り【バグナボーン】定番カードです。
《時空の英雄アンタッチャブル》が何体並ぼうが焼き払ってくれます。
《神秘の宝箱》でマナに置いて《ザンゲキ》のクロスに使い、コンボ達成後は踏み倒して小型ブロッカーを殲滅しつつSAのアタッカーにするのはお決まりのパターン。

《緑神龍バグナボーン》 4枚
主役。素出し前提なのでフル投入。
とはいえ緑マナ確保のためにマナに置かれることもしばしば。2枚目を引けるだけのサーチ札を投入している、という安心感があるのです。
《ザンゲキ》クロス込みでパワーは11000なので、だいたいのブロッカーは上から踏み越えられます。
踏み倒し能力は探索ですが、今回はパワー3000以下を《オボロ》《バベルギヌス》《タイガーグレンオー》の3種に絞っています。いつも4種から踏み倒したいものだけが探索に引っかからないことに苦しめられているので。
そろそろこいつにも超探索くれませんかね。ダメですか、そうですか。
とはいえ何だかんだでポテンシャルと自由度に溢れたカード。もっと流行ってもよくないかい。

《時空の英雄アンタッチャブル/変幻の覚醒者アンタッチャブル・パワード》 4枚
《時空の鬼若コーシロウ/戦鬼の覚醒者ダンジューロウ》 2枚
《時空の精圧ドラヴィタ/龍圧の覚醒者ヴァーミリオン・ドラヴィタ》 1枚
《時空の封殺ディアス Z/殲滅の覚醒者ディアボロス Z》 1枚
おまけのブラフ超次元8枚。裏デッキビルド杯仕様ではあります。
どことなく《次元院のディメンジョン・ホーン》を意識させたいラインナップで、マナ送り・盾送り系の除去札を温存させて《アマテラス》を1%でも生き残りやすくしようという試みです。
ぶっちゃけそれ以上の意味合いはありません。


おわりに

大会での戦績としましては2勝3敗の19位ということであまり振るいませんでしたが、ミケガモ(@nusu_fkr453145)さんの配信でのセルフ6回戦(エキシビションマッチ)でもコンボを決めることができたり、デッキ投票では6ptを頂けたり…というかそういうの全部抜きでもめちゃくちゃ楽しかったので、本当に参加してよかったと思います。
私が参加した対戦の模様は下に貼ったアーカイブの1:53:21あたりから。

改めて、大会主催のトスカーナさん、このデッキをYouTube配信で披露する機会を下さったミケガモさん、それに対戦相手の皆様、本当にありがとうございました。

また開催する予定がある、とのことですので、もしまた面白いバグナボーンを組み上げることができれば持ち込ませていただきたいところです。
こう見えてアイデア自体は幾つかありますからね。リーフメビウス軸とか、ジャイアント軸とか。

というわけで、今回はこの辺で失礼いたします。
ここまで読んでいただきありがとうございました。質問があればコメントか私のツイッター(@NoirMitsu)まで。
それでは、レッツエンジョイ・バグナライフ。


あとソニックマルお前は早く実装されろ。



7/7追記

上の項でも触れたミケガモさんがイカズチバグナのデッキを動画で紹介してくださいました!!
ありがとうございます!!

イカズチバグナvsバグナイカズチ論争…?
伝わればいいんです、伝われば。私は「イカズチを使ったバグナボーン」なのでイカズチバグナって呼び続けます。

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