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豪華客船鍼灸師に最短最速でなる方法を考える

これまで自身のブログやnoteで豪華客船鍼灸師の仕事や環境についていろいろと記事を書いて来ました。

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豪華客船鍼灸師としてクルーズ客船で働きたいというお声を聞く機会も増えて来ましたし、実際に私の記事をきっかけに船に乗りましたという鍼灸師さんに会うことも出て来ました。
嬉しい限りです。

船で働きたい方は今後も増えてくると予想していますが、
乗船することが難しくなっているのが現状であり、今後さらに難しくなっていく可能性もあります。

出来るだけ早く乗りたいと考える方もいると思いますので、
今ある情報を元に最短最速でこれから船に乗るには何が一番良いのかを考察していきます。
これから乗船を目指す方はぜひ参考にしてください。


採用面接で求められていること


まず、豪華客船鍼灸師として働くために何が必要なのかをおさらいしておきましょう。
会社側が鍼灸師に求めるのは大きく分けると以下の4つスキルです。

・ゲストとスムーズなやり取りが出来る英会話力
・スパでチームとして働いて行ける協調性
・最高品質の鍼治療を提供できる腕と中医学に関する深い知識
・ビジネスとして売上を伸ばしていけるマインド

以前に比べて会社側の面接の基準も厳しくなって来ています。
1回の面接では見落としてしまいがちな細かな部分を2回の面接で見るようにして、英会話力だけでなく、船でやって行けるのか性格も見るようになっています。(以前は面接は1回だけでした。2024年現在は2回。)

昔はこれでよく面接に通ったなと言えるような鍼灸師も居たのですが、
最近は応募者が増えた影響で会社側が人の選定をできるようになりました。

面接時の質問もより専門的な内容(鍼灸について、漢方について、治療についてなど)も増えてきているようなので、
単に英語が話せるようになっただけでは鍼灸師として乗れないと思っておくのが良いでしょう。


海外留学で学ぶ英語とクルーズ客船に乗るための英語の勉強は違う?

英語を話せるようになるためには、そもそも英語のみの環境に身を置くのが一番だと私は思います。
いかに日本語に触れる時間を減らして、英語に触れる時間を増やすか。
それが英語を話せるようになるためには一番早いと思います。

しかしながら、クルーズ客船で働くとなると少し事情が変わってきます。
クルーズ客船で求められる英会話力はただ単に聞けて話せれば良いのではなく、
4つ星5つ星のスパでゲストに対して英語で接客をしていけるだけの英会話力です。

スラングばかりでアクセントの訛りが強く、ホテルの接客に向かないような話し方をする人は会社側も雇いたいとならないでしょう。
クルーズ客船とは、ある程度富裕層相手の仕事をする場所であり、そういった方へ接客が出来るような人柄と英会話力が求められます。

英語を話せるようになるために海外へ語学留学に行ったり、ワーキングホリデーに行くのが良いと考える方もいると思いますが、クルーズ客船で働くための英会話力を身に付けることを考えると、それがかえって遠回りになってしまう場合もあります。(アクセントの修正だったり、話し方の修正だったり。)

船で求められる英語は、イギリス英語が近いので、クルーズ客船スパの仕事のエージェントであるThe English Villageさん(以下、EV)でレッスンを受けて乗船までの準備をするのが一番良いと私は思います。

2013年に私が船に初めて乗れた時もEVでのレッスンで面接対策をしたから合格できたと思っています。
10年以上エージェントとしてこれまで数百人もの日本人をクルーズ客船スパに送り出して来た実績のあるEVで準備していくのが一番だと思います。

EVについて詳しく知りたい方は、ホームページ等でお調べください。

EVのXアカウント:https://x.com/EV_spiky

レッスンを受け始めるタイミングを考える

EVでレッスンを受けて準備していくのが豪華客船鍼灸師として働く一番の道だと書きました。
しかしながら、それはすべての人が最初からEVでレッスンを受ける選択するのが良いというわけではなく、乗船したい時期から逆算してタイミングを見計らった上でレッスンを開始するのが良いと私は思います。

そもそも英文法が全然わからないよという人がレッスンを受け始めれば、一番下のレベルからレッスンを始めなければいけないかもしれません。
正直、最初期の文法うんぬんは中学英語のおさらいの本を買って自分で勉強した方が安く済むと思います。

お金に余裕があるのであれば、最初からEVでレッスンを受けて行くのも良いとは思いますが、
今はYouTubeやAIなど独学で学ぶためのツールが無料で使えますし、中ぐらいのレベルくらいまでは独学でも十分到達することが出来ると思います。

それからEVをはじめとした英会話レッスンをしているところで人に指導をしてもらって英会話力をつけて行くのが良いでしょう。

独学で勉強してからカリフォルニアに語学留学へ行き、最初からミドルクラスに入って英語を順調に伸ばせて行けたという経験が私自身にもあります。
結局のところ、英語で英語を学ぶのが一番上達が早く、英語で英語を学べるようになるまでは独学でも良いんじゃないか?と私は思っています。

何を基準に英語で英語を学べるようになったかを判断するかですが、
中学レベルの英文法をすべて理解して、簡単なリスニングが出来るようになることがその条件かなと思います。

結局のところ、聞けないと話せないので、いかにリスニングが出来るようになるかが大事なのですが、リスニングに関しては英語でドラマや映画を何十時間も見ていれば、少しずつではあるかもしれないけど、確実に能力が上がっていくと思います。

なので、始めの内は、本を1冊買って中学英語のおさらいをし、英語でドラマや映画を見て(出来れば英語字幕で)リスニング力を養っていくと良いでしょう。
ある程度身に付いたなと思ったら、その段階で英語のレッスンを受けて行くのが良いと私は思います。


ゼロから豪華客船鍼灸師として働くまでどれくらいの期間が必要なのか

これに関しては、スタートラインがどこかによって変わります。
日本で鍼灸師の資格を持ってなければまずは鍼灸学校に行って国家試験に合格して鍼灸師免許を取得しなければなりませんし、
まだ鍼灸学生で鍼灸師免許もなければ、人を診て行く自信も知識も技術も無いというのであれば、一人前の鍼灸師になることが先です。

すでに鍼灸師として働いていて鍼治療業務に問題がないというのであれば、あとは英会話力がクリアできれば良い状態なので、上記の人たちに比べれば期間は少なくて済みます。

あくまで私がこれまで見て来た人たちを基準とした話になりますが、
すでに鍼灸師として独り立ち出来ている人で英語がまったく分かりませんよというレベルの人だと乗船までかかる期間は1年半から3年ほどだと思います。

個人の努力によるところが大きいので、英語の勉強をどれだけ頑張って話せるようになるか次第ですが、鍼灸師としてすでに自分の治療に自信を持てている人であれば、2年前後で乗れるかもしれないと考えておくと良いでしょう。

1つ注意が必要なのが、ここ最近は、1度面接に落ちると次に面接を受けれるようになるのが1年後になっています。
なので、2年で乗れると思って相応の努力を積み重ねても面接で失敗してしまえば1年単位で後ろにズレ込む可能性があるということです。
ある程度気長にチャレンジする気持ちで行けると良いでしょう。

私は運よく、船に乗ると決めてから半年で乗船まで行くことが出来ましたが、当時でも多くの人は1年半から2年以上かかっていますし、人によっては3年以上かかっている人もいました。

もっと時間がかかる可能性があるのが鍼灸学生です。
今まで資格取得後半年から1年で乗船出来た日本人鍼灸師が居たのは事実です。

しかしながら、そういう人たちは、もともと海外に住んでいた経験があって英語のレベルをもともとクリアしていたり、在学中から英語の勉強を始め、鍼治療の勉強もいろいろなところに顔を出して勉強するなど、学生のうちから相当な努力をしていました。
国家試験に合格できるかどうかボーダーラインで、日々の学校の勉強でヒーヒー言ってるようでは卒業してすぐに船に乗ることを目指すのは無謀と言えます。

同級生たちの中で頭一つ抜け出るくらいの気概と努力量がなければまず無理でしょう。
現実的な話をすると、学生のうちから豪華客船鍼灸師を目指して英語の勉強を国家試験の勉強と並行して進めて実際に船に乗れるようになるのは、国家試験取得後2年というところでしょう。

もともと英語が喋れるようであれば、卒業後1年から1年半での乗船も可能でしょう。
自分自身の現在地がどこなのかをしっかりと見極めて準備していけると良いですね。

これから鍼灸師の資格を取りに鍼灸学校への入学を考えているという方は、豪華客船鍼灸師という仕事があることは一旦脇に置いておいて、まずはいろいろな鍼灸師さんに会って鍼灸師として働いていくのが本当に自分に向いているのかを考えるのが良いと思います。

もし、豪華客船で働くために鍼灸師になることを考えるというのであれば、
別の仕事で豪華客船で働くことを私はお勧めします。
鍼灸師以外でも船で働くことは出来ますし、豪華客船で働くことがゴールなのであれば、鍼灸師以外の仕事の方が求められる基準が低くなるので簡単だと言えます。

自分自身が何をしたいのかを考え、実現したい目標を達成するためにクルーズ客船で鍼灸師として働くことが良いということであれば、その時点で豪華客船鍼灸師を目指すのが良いでしょう。

鍼灸師になりたいという想いがあって、その延長線上に豪華客船鍼灸師という仕事があります。
豪華客船鍼灸師になりたいという気持ちで鍼灸師免許を取得するのは、正直おすすめしません。(おそらく、そう考える人はほとんどいないでしょうが。)

豪華客船鍼灸師は、あくまで鍼灸師の働き方の1つと考えるのが良いでしょう。
これから鍼灸学校に行くという人は、まずは鍼灸師という仕事で自分が何をしていきたいのかを考え、そもそも鍼灸学校に行くかどうかを考えるのが良いかと思います。


最短で豪華客船に乗る方法

豪華客船鍼灸師になるための最短最速の道は、EVでレッスンを積み重ねていくことです。
早く乗りたいのなら、エージェントのやっている英会話スクールで英語の勉強をするのが一番です。

しかしながら、EVで勉強をしたとしても鍼灸師が船に乗りにくくなっているという現実があります。
そんな現状で何か他に手はないかと考えた時、
鍼灸師ではなく、別の職業で船に乗り、船で英会話力を伸ばして2度目の契約から鍼灸師で乗る道というのが出て来ます。

これは、EVのエージェントさんからの情報なのですが、
最近船にフィットネスインストラクターとして乗られた方は鍼灸師免許を持った方で、
鍼灸師としてだと英会話力が基準に達していなかったけど、フィットネスインストラクターとしてなら乗れるレベルの英会話力はあるという方がいて、フィットネスインストラクターでエントリーして面接を受けたところ合格し乗船出来たとのことです。

これまでは、基準に達していなければ海外へワーホリや留学に行って短期間で英語力を伸ばして、最終調整でEVで英語を伸ばして鍼灸師として船に乗るという選択をされた方もいましたが、

最短最速を考えるのであれば、
まずはフィットネスインストラクターかマッサージセラピストとして船に乗り、英会話力を伸ばして2度目の契約以降で鍼灸師として働くという道の方が良いのではないかと思います。

鍼灸師へのこだわりが強い方には向かないかもしれませんが、
スポーツトレーナーやフィットネスインストラクターとしての勤務経験がある方やあん摩マッサージ指圧師免許を持っている鍼灸師さんであれば、早く船に乗るためにまずは別の職業でチャレンジするという道はありだと思います。

メリットとしては、他の豪華客船鍼灸師さんの仕事ぶりを船で直接見れること、
そして何より、鍼灸師よりも求められる英語レベルが低めなので、早く船に乗ることが可能です。
人によっては1年以上期間を短縮できるでしょう。

海外移住もそうですが、目標を立てたとしてもそこに至るまでの時間が長くなればなるほど、あきらめてしまうケースが増えて来ます。
本気でやりたいのであれば、なるべく短い期間で目標に到達できる道を考えるのが良いでしょう。

私が船に乗った時は、鍼灸師がフィットネスインストラクターやマッサージセラピストで先に乗るということは考えもしなかったですが、現状に合わせてやり方を変えて行くのが賢いやり方だと思います。

詳しくはEVに問い合わせて頂き、エージェントの方と相談して頂くのが良いでしょう。
あなたにとって最適な道を提案してくれることでしょう。





















本日の記事は、ここで終わりではありません。
下までスクロールした方、さすがですね。
たまにこういうことをするのがミッツです。

ここからは、今までの情報を踏まえた上で私の意見を書いて行きます。

最短最速が必ずしも正解ではない。

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