見出し画像

おかゆの話

こんばんは。おひさしぶりです。
皆様おげんきですか??

私はいま新卒で入った会社の研修を終え、現場に配属されています。

SE としてシステム開発を行っています。
日々OJTの担当の方に教えていだきながらパソコンと奮闘中です。

現場が東京で、今は横浜に住んでいるので

通勤がとても大変です。人混みすごく疲れるし、人に酔うからです。

やりがいは感じており、
楽しいと思えるところがあるので
この調子で頑張ろうって思います🌝

今日は親知らずを抜いてもらいました。
血もじわじわと出てきます。

食べられるものがないので薬局でゼリーを買ってきました。

おかゆも作って食べようと思います。

おかゆって身体にも心にも優しいし、素晴らしい料理だと思いませんか??

食べてると故郷を思い出すというか。温かいものを感じます。
実際おかゆ自体が温かいってのもありますが笑笑

私は高校生の頃に食べたおかゆがいまだに忘れられません。

今日はその話をしようと思います。

それは確かテスト期間で午前中だけで早く帰れたときのことです。

私はその時期とても体調が悪くて、ストレスで突発性難聴とメニエールを患っているときだったと思います。胃液がたくさん出てしまう胃酸過多の症状もありました。

高校の帰り道に自転車で四条の河原町の裏側の静かな場所を通っていました。

お昼だったのでどこかで食べてから家に帰ろうと思っていたのかもしれません。

だけど胃酸で胃がキリリキリリと痛み、お腹はすいてなくて…

胃酸から胃を守るために何か食べてとりあえず胃を保護したかったという感覚でした。

その時たまたま一人でも入れそうで、落ち着いた雰囲気のごはん屋さんを見つけました。

町家のたしか小洒落な中華風ごはん屋さんでした。

制服のままカウンターの端に一人座り、重いカバンを置いてから
メニューを眺めました。

ですが胃が常にもたれたような感覚だったので、メニューの料理を見るだけでウッとくるような吐き気がしました。

おかゆのメニューが1000円くらいであったので、それを頼みました。

そのおかゆは中華風のスープでできていました。

食べ物の熱さも胃に響き
痛むので

スプーンで少しずつ口の中に入れてゆっくりと食べました。

お米を口の中で一粒ひとつぶつぶすようにしていました。

私の胃はお米が入ったことにより、黄色い胃酸から守られ
一時的に楽になってきました。

おかゆを口に運ぶたび
涙が溢れてきそうになりました。

こんなに身体を傷めつけてまで行く高校ってなんやねん。と。

なんでこんなにも苦しみながら頑張ってたんだろう。と。

このお店の中は競争とや妬み恨みなどが無く
ただゆったりとした平和な時間が流れていました。

家でも学校でも全く落ち着けなかったのに

このお店の中では気持ちが楽になりました。

誰かと話すこともなく、料理してる方も自分の世界を楽しんでいる感じでした。

涙が出そうになったらおしぼりで拭きました。
目頭を熱くしながら
多分1時間くらいかけて完食しました。

もう5年前の話ですが、今でもおかゆを見るたび鮮明に思い出します。

今は胃酸過多になることもなく、突発性難聴にもなっていません。

あの頃が人生のどん底でしたね。

そう考えると今はとても恵まれた環境にいれていると感じます。

大変だったね。昔の自分に言いたい。

なんでそこまでしてサッカー部のマネージャーなんか続けてたん?

周りからも色々言われたし、体調悪くなっても
休んだらアカンと思って毎日行ってて。

足太いなとか変わってるとか言われて、他にも陰口言われて
めちゃめちゃ傷ついてるのに
ずっと雑用してさ。


結局3年間続けたけど。

引退したとき、「やっとマネージャー生活が終わった」って思ったなぁ。

引退してからは体調も落ち着いてきて、もとの自分に戻れたような気がしてた。

キツキツの箱の中に押し詰められてたのが、ようやく開放された感じ。

そのあとに病院に行ってADHDってことが分かった。

ここから私の人生は変わったんやなぁ。

5年経った今、少しは普通の人間になれてるかな?




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?