分子栄養学 初級編② タンパク質って何よ?

そもそもタンパク質って何よ・・・・

正直「タンパク質をもっととりましょうね」と 

医者は口癖のように高齢者にいいますが、そもそもなんなのという疑問を持ってしまします。

タンパク質は 構造タンパク質と機能タンパク質に分けて考えます。

① 構造タンパク質

生物体の構造にかかわる構造タンパク質(50-60%)
筋肉、骨、軟骨、腱、皮膚(結合組織の主成分)などを構成するコラーゲン
爪や髪の毛などを構成するケラチン 

②機能タンパク質

酵素(ホルモン)や脂質(コレステロールなど)の運び屋としての機能タンパク質(40-50%) 代表としては酸素を運ぶヘモグロビンや、酵素の活性を調節するアルブミンなどがあります。

なんとなく、タンパク質=筋肉 みたいなイメージがありますけど、体の中で起こっている反応を調節するのに 必要なのだとわかれば「タンパク質もっととりましょうね」とう説明に深みが増すと思いませんか? 

タンパク質不足になれば、

質の悪い細胞やスカスカの組織しかつくれない(構造タンパク質不足)、

酵素やコレステロールの運搬が滞る(機能タンパク質不足)と考えれば、

病気になりやすくなるのはなんとなく納得できます。

だから私はタンパク質をもっととりましょうというときに、 


「タンパク質は筋肉や骨だけではなくて、酵素やコレステロール代謝を円滑にするために必須です」とお伝えするようにしています。

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