ギャラリー巡りのコンクリート出会い

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2020年10月10日
池袋、新江古田、青山とまわって終了←少な!
展覧会の感想はまた後日。
昨日は2つのギャラリーのコンクリートで興奮。
興奮し過ぎて青山で脳内充電が切れた。
新江古田のギャラリー nohako
粒子の細かいセメントで出来た艶っぽくエッジと大小の四角が組み合わさったコンクリートの函。スクエアに作らず四角が各所に点在。四角好きの私はワクワクする。

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このギャラリーがオープンした時の二階にあがる階段は、薄い鉄材に白い塗装を施した折り紙のような階段だった。幅が狭く壁面の反対側には手摺や防護柵がないので上がり下がりに床面に引っ張られる思いをして慄いた。三半規管の弱った高齢者には恐怖の階段(笑)。今は二階に上がる時は一旦外に出て二階に上がる用のドアからコンクリートの階段を使うようになっていた。茶室のイメージも使われているそうで、その美意識の濃縮された空間のありように刺さる。
創形美術学校のある西池袋から新江古田のロケーション(車)もちょっと独特な街の景色で(整備され似た建物が並ぶ住宅街。ではなく、小さなまちまちな文化と人の歴史、時間が長く積み重なった街のような)、で、nohakoのある通りが更に古い時間を積み重ねて育ち朽ちていますナウ。な感覚に浸れて凄くいいのだけれど画廊主さん的にはそこはあまりお好きではなさそう。つい篤く語ったら困惑されてらっしった ワリーワリー^^;

ギャラリー並びのカフェで小休止。雨の中の小休止はなんと快いものよ。手渡された印刷物をしっとりした気持ちで読む。

次のギャラリーは青山のvoid+
こちらの今年2月に新しく出来たというスペースに大興奮した。
大きなスペースの前に小さなスペースから拝見し、大きなスペースに向かおうとしたら、、、
元は別の使用者が入っていたであろう102号室内への動線上に森本太郎さんの作品が飾ってある。「あれ?こっちも展示スペース?」と進んでいくと、、、。表側の材を全て剥ぎ取り剥き出しにされた通路。スイッチのカバーもはぎ取られていて材がままに出ていて、はあはあはあはあはあ ふと天井を見上げると木片が残っていて、はあはあはあはあはあ お部屋には画廊主がデスクワーク。今年2月にオープンしたスペースとのこと、アートショップとして作品を扱っているとのこと、どうにもはあはあしていて瞳孔がはあはあで窓に合わせて制作された作品とか蛍光管の配線とか、作品を鑑賞しながら剥ぎ出されたコンクリートの粗さに、先にみたnohakoの精製されたコンクリートとの対比にまたはあはあはあはあはあ。桜の木の写真を反転させて組み合わせた図柄が大きな蜘蛛に見えたりとかの作品を鑑賞してたら右方向にブロックを積み上げた壁が見えてはあはあはあはあはあ 剥き出しになった函と作品とではあはあはあはあはあはあはあはあはあはあ

この不穏さ、、、既視感と思ってなんだっけー、なんだっけー、と思い出せぬまま入眠。目覚める手前に思い出した。
台湾のツァイ・ミンリャン監督作『郊遊<ピクニック>』
http://www.moviola.jp/jiaoyou/?fbclid=IwAR1gU9WCY2MewS1lrkP62zD-pMvXVYB5TQ7s6FADEWD2p_aUfcPQBUP8pWk

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