004)ドラッカーの5つの質問
山登りの覚悟ができたら、改めて自問する。ドラッカーの5つの質問を。
クライアントはクライアントで自問する。それが「RFP」の形で表現される。乞われる「Web屋」も自問する。本当にクライアントを喜ばせることは何だろう。その視点に立って、RFPを確認する。
得てして、クライアントがゴールを見失った迷子の時がある。短期的な視野が原因の時もある、技術的なリテラシーが問題である時もある。トレンドや社内勢力図的な問題が主原因である場合もある。迷子を元いた場所に戻すはガイドの仕事だ。優しく、時にはピエロになって諭すことも必要だ。
得てしてWeb屋が間違うこともあるし、意図的に自社製品をねじ込む時もある。ビジネスを進める以上、致し方ない部分もある。しかし、本当にクライアントのためになっているかは立ち止まって考えるべき課題だ。クライアントは、その辺りまで見抜けなければならない。技術の細かいところまで分かれというのは無理な話だが、信頼に足るべきパートナーかどうかは見極められなくては駄目だし、後々困る。
どちらも聡くあらねばならない。コンペや説明時には、互いの老練さの勝負時と言っても良い。だからこそ、上の5つの質問が効いてくる。全てに仮設があり、だからこの実装方法で、だからこそこの表現方法で、…という説明がなければ評価ができない。
RFPを書く側にも、読む側にも、重く大切な問い。
以上。/mitsui
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