003)Web開発は山登り

Web開発は山登りに似ている。

先ず何処に登るかを決める。何処でも良い訳がない。目指したい頂きを想像しながら、ルートを決める。大きな山もあれば、小さな丘もあるだろう。頂きから頂きを目指す連峰狙いかもしれない。

それが決まってから装備が決まる。大きな山に登るのに、ピクニック装備はありえないし、小高い丘に向かうのに酸素ボンベはない。それ相応の装備と予算を用意する必要がある。

そして、仲間。一人で登れる場所ならば、頑張れば可能だ。でも少しでも先を目指すなら、パートナーは必要になる。それも信頼できる相棒が。

幾つかの要素は、SaaSで調達しやすくなった。Web黎明期に比べれば夢のような環境とも言える。それでも目指すべき難易度は上がっている。ただ作れば良い時代は終わっている。ペース配分や、新記録狙いや、効率性の競争だったり、登るだけではないゴールが設定されているのが常だろう。

それでも、頭頂に立つ喜びも爽快感は変わらない。狙ったコミュニケーションが成立し、嬉しいコメントや数字が目の前に現れた時、登ってきた苦労が吹っ飛ぶ。そして、再び登りたくなる。そして、計画(目的)+装備(予算)+相棒(パートナー)の位置付けも変わらない。

余談)参考書
山登りの作法 / 岩崎 元郎 (著) https://amzn.to/2H37miX

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